コロシウム

相園菜乃花

第三のゲーム(脚本)

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相園菜乃花

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〇学校の廊下
  校舎が揺すられ、皆尻もちをつく
ヒナタ「イタタ・・・」
ヒナタ「みんな大丈夫?」
アキラ「大丈夫だ」
アヤノ「私も大丈夫」
ヨウスケ「俺も大丈夫だ」
  すると突然四人の人物がやってきた
レン「久しぶりですね」
マナ「久しぶりね、アキラ!」
アユム「・・・」
カイ「まだ生きてたのかよ」
アヤノ「マナにアユム!?」
ヒナタ「カ・・・イ・・・?」
アキラ「レン!」
レン「さあ、殺し合いを始めようか!」
アキラ「え?何を言ってるんだ?」
マナ「何って、私たちがここにいる理由はただ一つ」
マナ「殺し合いに勝つためよ!」
  ピンポーンパンポーン♪
  えー、マイクテスト・・・マイクテスト・・・アーアー
  これからミニゲームを始めます!
  ルールは簡単!
  チーム四人に分かれて
  相手のチームを一人でも殺せたら
  勝ちです!
  ではスタート!
  あ、武器は自分で探してね、以上
アキラ「チーム決めなきゃいけない」
アヤノ「私たちたち四人でいいでしょ」
ヨウスケ「そうだな!」
カイ「決まったか?早く殺したくてたまらないんだけど」
ヒナタ「カイ、どうしたの?」
ヒナタ「どこへいってたの?」
カイ「は?関係ないだろ」
カイ「チーム決まったら殺り合わなきゃな!」
  カイはナイフを投げた
  ヒナタは伏せる
ヒナタ「危なっ」
アヤノ「武器を探しに行くわよ」
アヤノ「二人とも地図あるわね」
アヤノ「?の部屋4つあるから調べて」
アキラ「分かった!」
マナ「あーあ、逃げられちゃった」
レン「チッ」
カイ「クッソ!絶対、逃がさない!」

〇学校の廊下
アキラ「はぁ・・・はぁ・・・」
ヒナタ「この階だね」
アキラ「そうだね」
マナ「見つけたわよ!」
アキラ「マナ・・・」
マナ「さあ、殺し合いをしましょ」
ヒナタ「どうして知り合いなのに殺そうとするの?」
マナ「私の生きがいだからよ」
アキラ「変わってしまったな・・・」
マナ「あら、貴方も変わったわね」
マナ「そんなにお友達思いだったっけ?」
マナ「まあ、いいわ。貴方を殺せばこのミニゲームに勝てる!」
  カンカンカン!
  ミニゲーム終了!
アキラ「どういうことだ?」
マナ「あーあ。先に殺されちゃった」
ヒナタ「え?」
アキラ「とりあえず広場に!」

〇学校の体育館
アキラ「ミニゲーム終了ってどういうことだ?」
アヤノ「・・・」
ヨウスケ「俺らは死んでねぇ・・・」
ヒナタ「ということはあっちが死んだの?」
レン「悪いけど、僕たちは死んでません!」
カイ「誰が死ぬかよ!」
  結果発表!
  勝利チームは
  レン!マナ!アユム!カイチーム
  敗北チームは
  アキラ!ヒナタ!アヤノ!ヨウスケチームとアラタ!マイ!アヤカ!チヅルチーム
アキラ「おい!死んだのは誰だ?」
  はーい?
アキラ「死んだのは誰か聞いてるんだよ!」
  それはこの場にいない人ですね!
  じゃあ
アキラ「は?」
アヤノ「落ち着け、アキラ!」
アキラ「落ち着けねぇよ!」
マイ「ねぇ・・・」
アキラ「なんだよ!」
アキラ「マイか、ごめん・・・」
マイ「・・・チヅルが死んだの」
アキラ「うそ・・・・・・だろ・・・・・・」
アヤノ「誰よ!殺したの!」
アキラ「この中にいるんだろ!」
カイ「俺は知らねぇよ!」
マナ「私もアキラとヒナタの前にいたから殺せないわ!」
「・・・」
アキラ「レンとアユム!お前らか?」
アキラ「てか、マイ」
アキラ「お前はどこにいたんだ?」
マイ「私はアラタと一緒にいた」
アキラ「チヅルの死体を集めて!」
アキラ「これじゃあ、話が進まない」

〇学校の体育館
アキラ「集まったか」
アラタ「集まったよ」
アヤカ「カイ・・・」
カイ「・・・」
アヤカ「生きてたのね!」
カイ「で、話すんだろ?アキラ」
アキラ「チヅルを殺したのは誰だ?」
カイ「てか、殺したのは俺らじゃなかったらどうする?」
ヨウスケ「確かにいない可能性もなくはないな・・・」
アヤカ「そうなるとゲームマスター?」
アヤノ「レンとアユムとマナとカイに聞きたい」
アヤノ「なぜここに来たの?カイ以外は全員殺したのに・・・」
アヤノ「このゲームに戻ってくるはずがない!」
ヒナタ「アヤノちゃん、落ち着いて」
アヤノ「落ち着けないわよ!」
アヤノ「このゲームは誰も信用できない」
アヤノ「前に話したよね!これで4回目だって!」
アヤノ「絶対みんな死んで、一人は生き残るのよ!」
アヤノ「それしかゲームに勝つ方法はない!」
アキラ「アヤノ、そのクリア方法以外、なくはないよ」
アヤノ「何があるのよ!」
アキラ「仮にこの中にチヅルを殺した犯人がいないとすれば、犯人はゲームマスターだ」
アキラ「それならゲームマスターを見つければ終わる」
アヤノ「ゲームマスター・・・?」
アヤノ「そんな者いないわよ!」
ヨウスケ「じゃあ、俺たちの食料はどこから?」
ヨウスケ「放送はどこで流しているんだ?」
アヤノ「裏切り者じゃない?」
マイ「は?」
アヤノ「かかったわね!」
マイ「何を言ってるの?」
アヤノ「貴女がチヅルを殺したのね!」
アラタ「待って!なんでそうなる?」
アヤノ「マイはアラタと一緒にいるって言ってたわよ」
アラタ「え?でも僕ら別々にいたよ?」
アヤノ「ほら!」
アヤノ「このゲームはね!誰も信用できないのよ!」
マイ「私が殺したわ」
アキラ「じゃあ、なんで勝利がレンチームなんだ?」
マイ「はぁ・・・バレたなら話すよ」
マイ「私、ゲームマスターの秘書なの。それで誰も死なないから命令されたのよ」
マイ「食料も皆が寝ている間に運んでいたわ」
アキラ「・・・」
アラタ「マイ・・・」
アキラ「許さない・・・」
アキラ「誰がゲームマスターだ!答えろ!」
  アキラは掴みかかる
マイ「言えないし、言ったら殺される」
マイ「私が殺されたら皆、食料無くなって飢え死にするわよ!」
アキラ「言えよ!誰がゲームマスターか!」
アキラ「カイ、銃を貸してくれ・・・」
カイ「いやだ!」
アキラ「貸せよ!!」
カイ「わ、分かったよ・・・」
カイ「ほら」
  マイの足を殴り、銃を一発発砲する
アキラ「次裏切ったら──」
アキラ「殺す──」
マイ「チッ、分かったわよ」
アキラ「チヅルの死体は俺たちが使わない部屋にしまってくれ」
マイ「分かったわよ!」
アヤノ(でも謎が一つある)
アヤノ(どうして向こう側の勝利に・・・)
アヤノ(まさか・・・あいつ・・・・・・)

次のエピソード:第四のゲーム〜前半〜

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