コロシウム

相園菜乃花

初めまして(脚本)

コロシウム

相園菜乃花

今すぐ読む

コロシウム
この作品をTapNovel形式で読もう!
この作品をTapNovel形式で読もう!

今すぐ読む

〇黒背景
  ──楽しかった過去、辛かった過去
  楽しかった今、辛かった今
  それも含めて人生
  でもそんな人生は続かない・・・
  死にたくない
  コロシウム
アキラ「イタタ・・・・・・」
アキラ「ここはどこだ?」

〇教室
アキラ「あれ?教室?」
アキラ「でも俺たちの教室じゃない・・・・・・」
ヒナタ「イタタ・・・・・・」
アキラ「うわっ!」
ヒナタ「ギャ!!」
ヒナタ「びっくりした。アキラか」
ヒナタ「ここどこなの?」
アキラ「教室らしいけど俺たちの教室じゃないし、窓が塞がれているんだ」
アキラ「おかしいよね?」
ヒナタ「うん。てか、扉開いてないの?」
  ガンガン
アキラ「開いてない・・・・・・」
「ねえ、誰かいるの?」
アキラ「待って、その声。アヤカ?」
アヤカ「そうだよ」
ヒナタ「アヤカちゃん。そっちの窓開けられない?」
カイ「やめろ!開けるな、アヤカ!」
アキラ「えっ!カイもいるの?」
アヤカ「うん、いるよ」
カイ「アヤカ、あのな・・・・・・この扉を開けると、俺たち死ぬかもしれないんだ」
アキラ「えっ!何言ってるの?」
ヒナタ「ヒナタは殺したりしないよ!」
カイ「誰が信じるかよ」
「出してあげるよ」
アキラ「えっ!!アラタ!?」
アラタ「そうだよ。ヨウスケもいる」
ヨウスケ「チッ〜っス」
  扉が開いた
アヤカ「ヒナタちゃん、無事で良かった・・・」
アキラ「いったいここはどこなんだ?」
ヨウスケ「俺にも分からん」
アラタ「ただ校内放送で「さぁ裏切り者は誰かな?何人死ぬかな?」って放送されてた」
アキラ「校内放送?」
ヒナタ「きっとうちら眠ってたから聞き逃したんだよ」
アキラ「それよりあれだよな」
アキラ「学祭の作業で遅くまで残っててバスの時間逃して・・・・・・」
アキラ「そこから記憶がない・・・」
カイ「大丈夫だ。お前だけじゃない」
カイ「用は済んだな。アヤカ行くぞ」
  カイは一人でに歩き始めた
アヤカ「ちょっと待ってよ!!」
  アヤカは駆け出した
アキラ「そういえばフミカは?」
アラタ「見てないな」
ヨウスケ「あのさ、地図みたいなの拾ったぜ」
ヨウスケ「階段があるのにフロア数書いてないぜ!」
ヒナタ「すごい不思議・・・」
アキラ「てか、君らはどこで目を覚ましたの?」
アラタ「廊下」
ヨウスケ「俺は?-4ってフロア」
ヨウスケ「ひたすら何も考えないで降りたら、アラタがいたぜ」
アキラ「成る程ね」
アキラ「とりあえず階段目指して行かなきゃダメ?」
アラタ「そうだね!」
ヨウスケ「行くぞ」

〇階段の踊り場
アキラ「ねえ、本当に上に上るの?」
アラタ「もちろん!」
ヒナタ「上に行くよ!」
  階段を上った
  地図を拾う
ヨウスケ「どこから見るんだ?」
ヒナタ「各部屋に分かれましょ!」
ヒナタ「ヒナタは?-4行くね!」
  ヒナタは教室に向かう
アキラ「俺は?-3・・・」
  ?-3へ向かう

〇教室の教壇
  ?-3教室に着いた
アキラ「物音!?」
アキラ「おい、誰かいるのか!?」
??「人を信用できない・・・・・・」
アキラ「ん?フミカか?」
??「狩る!!︎」
  何者かが飛び出してきた
  そいつはナイフを持っている
??「結局は皆死ぬんだよ!!」
アキラ「落ち着けよ!話そう」
??「待って、君・・・・・・」
アキラ「えっ!?知り合い!?」
??「アキラ・・・・・・」
アキラ「そうだけど・・・ってアヤノじゃん!」
アヤノ「あ、ごめん・・・・・・」
アキラ「いいけど、大丈夫?」
アヤノ「ええ・・・・・・」
アキラ「何があったの?」
アヤノ「とりあえず広場に連れて行って」
アキラ「わかった」

〇教室の教壇
  一方、?-4教室では・・・・・・
ヒナタ「ねぇ、誰かいる?」
マイ「ヒナタ!?」
ヒナタ「マイちゃん!出てきて!」
マイ「・・・」
ヒナタ「嘘っ!!どうして片方の手指、3本しかないの!?」
マイ「こんなところにいたら、皆死ぬ・・・・・・」
ヒナタ「と、とりあえず廊下に行こう」

〇学校の廊下
アラタ「マイ!?」
マイ「アラタ・・・」
ヨウスケ「感動の再会だな!」
ヨウスケ「ん?どうして片方の手指が3本なんだ?」
ヒナタ「それはね、この場所が危険って事」
マイ「そう、危険」
アキラ「なあ、紹介したい人がいる」
ヒナタ「誰?」
アヤノ「初めまして」
アラタ「ちょ・・・ナイフ持ってる・・・・・・」
ヨウスケ「そんなに驚くことか?」
  アヤノを見た途端マイは震えた
アラタ「マイ、どうした?」
マイ「私が指切られた時・・・・・・いた・・・・・・」
ヒナタ「つまり、こいつがマイちゃんの指切ったの?」
アヤノ「切ってないし、切りたくない・・・」
ヨウスケ「じゃあ、なんでマイが怯えているんだ?」
アヤノ「それは・・・・・・」
  みなさーん
  広場に集まれー!
  早く集まらないなら──
  殺しますよ
アキラ「行くよ!」

次のエピソード:第一のゲーム

コメント

  • 学校の校舎と学生たちという状況の中に、どんどん謎めいた雰囲気で緊迫感が伝わってきました。めいちゃんを筆頭に次々と被害者が出てくるのか、誰かが差し止められるのか今後の展開が楽しみです。

  • 学校を舞台にしたデスゲーム、大好きです😆アヤノちゃんは今後重要な人物であってほしいと、個人的に期待しております👐

  • 気付いたら謎の場所に、、、その理由が明らかにならないまま個性的な登場人物が増えてきていますね。これからどのように物語が展開するのか楽しみになりますね

成分キーワード

ページTOPへ