ミラクルマジカルガール

どんぐり

大ニュース!教育実習生がやってきた!(脚本)

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〇教室
  始業式の次の日。
榎木麻衣「はい、みなさんおはようございます」
  おはようございます!
榎木麻衣「今日から、今月30日まで、実習生が来ることになりました」
春野桃子「誰なのかな?」
  やがて実習生が登場した。
教育実習生「みなさん、初めまして。今日から9/30まで実習することになりました。南北大学教育学部1年の、野川由梨子です」
  よろしくお願いします。
榎木麻衣「教育実習生とは、先生になるための勉強をする生徒さんのことです。 私も、教育実習を経て、ここの先生になりました」
春野桃子「なるほど」
大久保樹「それで、森月先生と出会ったんですね」
榎木麻衣「そうですねえ・・・ 森月先生は良き先輩として私をフォローしてくれてました」
  こうして、教育実習生が桃子たちのクラスにやってきた。

〇魔王城の部屋
クライ「で、次はお前らで行きたいというわけか」
ワースト「ええ。ペアで奇襲作戦です」
ワース「これならあいつらも四苦八苦するはず」
クライ「健闘を祈るぞ」

〇美術室
  その日桃子たちは、今月終わりに開かれる展覧会へ向けての準備をすべく、美術室にいた。
教育実習生「それでは早速展覧会へ向けて作品作りをしましょう」
榎木麻衣「皆さん、好きな作品を作ってみましょう」
大久保樹「じゃあ、俺はあれを作ってみるかな」
春野桃子「私は手芸部の腕前を生かしてぬいぐるみ作りをするわ」
夏木藍衣「私は紙粘土で作品を作るわ」
秋月萌黄「私は粘土作りをするわ」
冬元茜音「私は絵を描こうと思うの」
三村泰「じゃあ僕は自作の歌を作ってみるかな。将来の夢はシンガーソングライターだからね」
江口充「僕は飛び出す絵本作りだ」
山下俊樹「僕は紙工作だ。すごいのを作るぞ!」
  メンバーは、早速制作に励んだ。
大久保樹「俺は、CG作りをするよ」
三村泰「楽しみだね」
大久保樹「まぁな。俺、将来プログラマーを目指すんだ!」
  作品作りに励む、桃子たちだった。

〇教室
  休み時間になった。
春野桃子「そういえば、樹君はどんな作品を作るの?」
大久保樹「CG作りさ。完成を心待ちにしていてくれよ!」
春野桃子「私はぬいぐるみづくりよ!手芸クラブに入ってるから、その腕前を生かすの!」
平井博也「へぇ。僕はすごいもの作っちゃうから、楽しみにしててね」
大久保樹「そういえば美術室で何か粘土使ってたけど、何作るんだ?」
平井博也「内緒。完成させたら、びっくりさせるからね」
春野桃子「そろそろ次の時間ね!」
教育実習生「それでは、社会の授業を始めます」
榎木麻衣「資料集と教科書を出してください」

〇教室の外
  お昼休みになった。
春野桃子「今回来た教育実習生の野川さん、とても素敵な人ね」
夏木藍衣「そうねぇ」
秋月萌黄「私のお姉さまも美人よ!!」
冬元茜音「私たちも、将来は立派な大人になれるように頑張らないとね」

〇教室
  やがて、5時間目になった。
榎木麻衣「それではこれより家庭科室へ移動します」
教育実習生「きちんとついてきてくださいね」
春野桃子「分かりました」

〇家庭科室
榎木麻衣「今日は、調理実習をします。ケーキを作ってみましょう」
教育実習生「作り方は、今から配るプリントに書いてあります」
  プリントには、ケーキの作り方が書いてあった。
榎木麻衣「それではさっそく作ってみましょう」
  ケーキ作りに励む桃子たち。
春野桃子「私はあれを作ってみようかな」
夏木藍衣「ケーキ作り、初めてだからワクワクするわね」
秋月萌黄「ケーキ作りはお姉さまと一緒にやったことあるわ!」
冬元茜音「料理クラブで発揮してるスキル、ここでも発揮して見せるわ!」
大久保樹「そういえば冬元は料理クラブだったもんな」
冬元茜音「そうよ。いつも妹の分も作ってるわ」
平井博也「へぇ、すごいじゃないか」
  ケーキ作りは順調に進んでいった。
飯塚歩夢「私の場合、いつも専属シェフが作ってくれるのよ」
  やがて、ケーキも完成していった。
春野桃子「ワンホールできたから、6等分しましょう!」
大久保樹「それぞれ食べ比べてさ、お互いの味を評価しようぜ!」
榎木麻衣「いいアイデアですね」
  その時だった!
ワース「こんな楽しい時間、しょせんはお遊び」
ワースト「こっからは恐怖の時間が始まるぜ!」
春野桃子「邪魔しないでちょうだい!」
ワース「黙りなさい!私はワースト。クライ様の忠誠なるしもべです!」
ワースト「そして俺は、ワーストだ!出てきやがれ、ディザスター!!」
ワース「それならばこちらも! 出てきなさい、ディザスター!」
「ディザスター!!」
ワース「今回のターゲットは、あれですぞ!」
  ディザスターは、完成したばかりのケーキに憑依したのだ!
ワースト「次はあいつだ!」
教育実習生「イヤーッ!!!」
ワースト「じゃあ、ショーの始まりと行こうか!」
  パニックに陥る家庭科室!
榎木麻衣「みんな、早くここから避難しましょう!」
春野桃子「楽しい調理実習を台無しにするなんて、許せない!みんな、変身よ!」
「オッケー!!!」

〇カラフル
春野桃子「ミラクルマジカルチェーンジ!!」
「ミラクルマジカルチェーンジ!!」
チアフルスマイル「チアフルスマイル、可愛く登場!」
チアフルシック「チアフルシック、可憐に登場!」
チアフルポップ「チアフルポップ、元気に登場!」
チアフルエレガント「チアフルエレガント、美しく登場!」
「私たち、ミラクルマジカルガール!」
チアフルスマイル「みんなの笑顔と幸せ、守ってみせる!」

〇家庭科室
ワース「お出ましですか」
ワースト「とにかくやっちまいな!」
「ディザスター!!!!」
チアフルスマイル「行くよ、みんな!」
「うん!」
  ディザスターは容赦なく襲い掛かった!
ディザスター「ディザスター!!!」
チアフルエレガント「気を付けて!あの攻撃を受けたら、動けなくなるわよ!」
チアフルポップ「あんな巨大なディザスター、初めてよ!」
チアフルシック「どうすればいいのかしら?」
チアフルスマイル「私がおとりになるわ!」
  チアフルスマイルは、ミラクルマジカルウォッチをタップした。
チアフルスマイル「チアフルスマイルハート!」
  チアフルスマイルは、急いでガードを張った。
チアフルエレガント「次は別のディザスターね!」
ディザスター「ディザスター!!」
チアフルエレガント「覚悟なさい!チアフルエレガントハート!」
チアフルポップ「行くわよ!チアフルポップハート!」
チアフルシック「チアフルシックハート!」
チアフルスマイル「ケーキのディザスター、覚悟しなさい!!」
ディザスター「ディザスター!!!」
チアフルスマイル「チアフルスマイルハート!」
チアフルスマイル「みんな、行くわよ!」
「オッケー!!」

〇カラフル
チアフルスマイル「行くよ!チアフルスマイルハート!」
チアフルシック「チアフルシックハート!」
チアフルポップ「チアフルポップハート!」
チアフルエレガント「チアフルエレガントハート!」
チアフルスマイル「ミラクルマジカルブレスレットよ、私たちに力を!」
「ミラクルマジカルブレスレットよ、私たちに力を!」
  4人の描いたハートが大きくなり、大きな四つ葉のクローバーが完成した!
チアフルスマイル「行くよ!ミラクルマジカルクローバーアターック!」
「ミラクルマジカルクローバーアターック!」
「ミンナハッピー.....」
「みんな明るく、」
チアフルスマイル「笑顔♪」

〇家庭科室
ワースト「おのれ、ミラクルマジカルガール!」
ワース「次はそうはいきませんよ!」
教育実習生「あら?私は何を?」
榎木麻衣「野川さん、大丈夫ですか?」
教育実習生「一体、何が起きたのでしょうか?」
榎木麻衣「私にもよくわからないんですよ」
春野桃子「一件落着ね」
  こうして、みんなで作ったケーキを食べあうことにした。
春野桃子「こっちのケーキもおいしいけど、自分たちの作ったケーキもおいしいわね」
夏木藍衣「そうね!」
秋月萌黄「私、またケーキ作りたくなったわ!」
冬元茜音「大久保君の作ったこのケーキもおいしいわね!」
大久保樹「そうかなぁ....」
山下俊樹「ま、味は千差万別だけど、みんなで作ったケーキは本当においしいね」
春野桃子(ケーキって、美味しいわ! それに、みんなを笑顔にしてくれるし、大好きよ!)
  ケーキに舌鼓を打つ、桃子たちだった。

次のエピソード:まさかのダーク襲来!私たちは負けない!

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