TENGU

下假 貴子

第八話…疑う心人を見れば知りゆくが悲しきかなその先は憎き心なり鬼をも泣かす(脚本)

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〇城

〇城

〇城

〇草原の道
千里「ねぇ、僕達、何でこんな格好してるの?」
天空 翔「それはだな、相手を錯乱させる為だ・・・」
上徳 辰「錯乱!」
天空 翔「おい、お前たち、お前たちも着換えただろう」
天空 翔「でてこいよ・・・ 。・・・」
。「いやあ・・・さっぱり、さっぱり。 髪切ったのに、こんなん、なるなんてな・・・ってか、お前は何もイメチェンしないんだな・・」
めるへん「悪かったな・・・。 この方がいいっていうからよ・・・」
。「あはは・・・。 確かに・・・化け物みたいな姿のが信長もビックリすれだろうからな・・・」
めるへん「何だよ・・・怒るぞ・・・。 (何だよ。そんなカッコイイ姿で笑うなよな・・・惚れるじゃないか。)」
。「何かいったか?」
めるへん「何もいってねえよ・・・」
。「それにしても、危なかったな・・・でも、あんなに、あっさり立ち退くとはな・・・。鎧男何かあるかもな・・・」
めるへん「リプレイしてみるか?」
。「・・・・・・」

〇草原の道

〇草原の道

〇草原の道

〇草原の道
袴よろい「オマエタチシツコイ・・・。 オマエタチヨワイ・・・」
袴よろい「トドメヲサス・・・」
。「くっ──」
  ぐさっ
袴よろい「ショウリ・・・ノブナガニシラセル・・・。 タッタッタッ・・・」

〇草原の道
ラグ「向こうから誰か走ってくる・・・何だ・・・」
  バッ・・・。
  ぐい。
ラグ「わあ、あ、あ・・・ 何だ、お前達・・・」
めるへん「さっきほどぶり・・・。 いいニュースが手に入った・・・」
ラグ「何だ・・・」
。「こっちにこい・・・」

〇草原の道
ラブ「秀吉が信長の所にいる?」
ラグ「何で分かった?」
。「ああ・・・。 あれはどう考えても秀吉だろ・・・」
。「まあ、とにかく、俺等の言うとおりにしてくれ・・・」

〇草原の道
ラグ「オマエは・・・」
  ──
袴よろい「ノブナガノトコロニハイカセカイ・・・」
袴よろい「ノブナガヲアイシテル・・・」
袴よろい「覚悟しろ・・・」
上徳 辰「──」
ラグ「──」
袴よろい「ノブナガマッテル・・・ サル・・・イソグ」
袴よろい「タッタッタッ。 上手く前が見えない──」
袴よろい「コケッ。 ドッシャ・・・。 イソガナキャ・・・タッタッタッ」

〇城
ラグ「いやあ、まさか、あの鎧男が秀吉だったとはな・・・あそこに明智光秀もいたら最高だのにね・・・」
ラブ「何で分かった?」
ラグ「だって、最後さる時にこういったろ・・・。 サル、ノブナガノトコロイクッテ・・・。サルって秀吉の事だぜ・・・」
ラブ「なるほど──」
ラグ「でも、血のりつけただけで死んだように見えるとはな・・・」
ラブ「はははっ。 秀吉も血のりは見破れなかったか・・・」
。「なあ、俺の言った通りにしてよかっただろ・・・最後に絶対ボロ吐くと思ったんだ・・・」
ラブ「秀吉はそういう所あるときいたことがあるからな・・・我等の生きている世界とは大分違うな・・・。ボロ吐いたら・・・」
上徳 辰「・・・」
上徳 辰「ねぇ、おじちゃん達一体だれなの?何でそんな風に話すの?」
上徳 辰「まるで、異世界から来たみたい。めるへんの耳だって・・・」
めるへん「もし、そうならどうする?」
めるへん「異世界ってどこにあると思う?」
千里「うっ・・・うぇっへ──。 ごぼごぼっ」
めるへん「あはははは。 そんな吐くほどの事か・・・。これからワシラが倒しにいくから心配するな・・・」
上徳 辰「・・・」
めるへん「まあ、何にせよ・・・。 これから忙しくなる。ここらへんにテント張って作戦会議するか・・・」
めるへん「さあ、夜は長い。 宴に宴会に作戦会議じゃあ・・・」
天空 翔「さあさあ、夜は長いぞ──」

〇城
「信長、お前の臨んでる世界はどんな世界なんだ・・・」

〇空
  fin.

次のエピソード:第九話空を見上げれば照らされ下を見上げれば芽吹上げる手をかざせば沢山の仲間できる

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