乙女の弾倉と血痕

なし

おとめのだんそう(脚本)

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〇荒廃した国会議事堂の大講堂
カルマ「腹立ったけど、無限の物量がある限り負けないよん」
殿 今日「お前も兵器なんだな」
カルマ「おわ。単身乗り込んで来た」
殿 今日「つい、魔が差した──!!」

〇荒廃した国会議事堂
「伏魔町人妻スクワッド!!」
宇蘭 侑吾「いけー裂果! 法の支配を壊す侵略者などやっつけてくれ!!」
南都 勅使香「あづま様の香りのしないあづま様の人形なんて、わたし様に言わせればあづま様のいない世界のようなものよ!! 許さない!」
大路 路大「完全に出遅れたが、我が校の王の座は王子を気取っている私が譲らない!!」
殿 福「野次馬がいっぱい来た。俺もその1人」
殿 福「やばい、みんなやられてるじゃないか・・・なんだこれ、人が・・・」
あづま「みんな下がれ! 邪魔だ!」
あづま「カルマ! ボクが狙いだろ? 攻撃を止めろ!」
カルマ「ひょっこりだよん」
殿 福「止めたし出てきた!」
カルマ「その男装を脱いでボクと結婚するよん」
あづま「断る」
あづま「──!」
殿 今日「すまんあづまくん。捕まってしまった」
殿 福「言葉もない」
カルマ「30秒待たせるごとに1人仲間をやるよん」
あづま「わかったよ、言うこと聞く・・・」
カルマ「武器捨てるよん」
殿 福「や、やめろよ!! 婚約者なんだろ、なんでここまで嫌がることするんだよッ!!」

殿 福「俺、撃たれたの?」
殿 福「うわあやっちゃった、住人を待てばまだやれたかもしれないのに」
殿 福「あづま、ごめんな──」
殿 福「いやこんな喋ってられるわけなくない?」
殿 福「あづま──!? 俺の代わりに──!?」
殿 福「あづまの、血──」

〇荒廃した教会
殿 福「こんな危ない所いやだよ、こわいよ!!」
あづま「しあわせは、平穏な場所にあるの?」
殿 福「え・・・」
殿 福「危ない!!」

〇荒廃した市街地
殿 今日「福、我輩に付いてきたばっかりに・・・」
あづま「ボクの力を移してよ、ボクにやった手術なら、助けられるでしょ!?」
かづま=マ=アヴァランチカスタム「やろう、それしかない」
殿 今日「でも、血が大量に必要なんじゃ」
あづま「覚悟の上だよ!」

〇荒廃した国会議事堂
カルマ「兵器は、あづまではなくコイツだったのか?」
カルマ「全て吸収されるだと!?」
カルマ「あづまをもらっておさらばだよん」
シンガリ フク「消去。消去」
玄担 一茶「なんとか全員倒してやって来たが、これはひどい」
橙台 愛未「全部の兵器を吸収格納してしまう究極の貯蔵兵器「弾倉」──やっぱりデメリットがあるかも」
橙台 愛未「このままじゃ地球は福に吸収されてなくなる、かも」
ナンシー「oh効きません!!」
ナンシー「あづまのパピー、早く起きるデス!」
橙台 愛未「私はあづまを遠隔操作して攻撃できないか試してみるかも。あの子も兵器化の影響は残ってるかも」
ナンシー「ナンシーはパピーを殴って起こしマス!」
玄担 一茶「ひとまず転がっている犠牲者を──斬る!!」
シンガリ フク「色々ダメだろ!」
殿 福「えっ俺、どうなったの?」
かづま=マ=アヴァランチカスタム「かくかくしかじかで我輩はあづまのパピー、訳あって機械の体で意識を眠らせていたのだ」
殿 福「回想のシルエットはおじさんだったのに」
かづま=マ=アヴァランチカスタム「玄担は活人剣の使い手で斬られると回復する」
殿 福「親父を斬ったのは無罪だったのか──いや罪はあるか! 親父は?」
橙台 愛未「人質かも」
殿 福「だめじゃん! 勝ち目ない!」
かづま=マ=アヴァランチカスタム「カルマくんの「増産」と同じく、「弾倉」に限界はない。どの位置にある兵器も格納できるはずだ」
殿 福「はずだって超不安だな、ノープランかな」
橙台 愛未「はずってお言うのはかもってことかも」
殿 福「わかってるよ!」
かづま=マ=アヴァランチカスタム「まだ猶予はある、今からみっちり兵器の使い方を訓練して──」
ナンシー「爆破成功デース! カチコミデスね?」
殿 福「ふつう動揺しまくるタイミングだと思うけど、おかげで逆に調子出てきた・・・」
玄担 一茶「感謝なんて切腹でいい」
橙台 愛未「靴を舐めるかも?」
ナンシー「負けそうになったら自爆で解決デース!」
殿 福「・・・平和な家庭が欲しいよ〜!!」

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