〇シックなリビング
　　夏休み最終日の夜。
春野桃子「いよいよ明日から２学期が始まるわね」
春野正幹「夏休みの宿題、みんな終わったんだろう？」
春野桃子「最終日に書く作文も終わったし、日記の宿題も終わったわ！」
春野雫「よく頑張ったわね。桃子、来年は中学生なんだし、ちゃんと計画を立ててこの先も頑張るのよ」
春野桃子「分かったわ」

〇綺麗なリビング
大久保昭雄「夏休みの宿題は全部終わったのかい？」
大久保樹「ああ。早いうちにみんな片づけたからな」
大久保美来「すごいわね。これで２学期も大丈夫ね」
大久保樹「まあね」

〇おしゃれなリビングダイニング
夏木藍衣「いよいよ明日から２学期！準備は出来てるわ！」
夏木さくら「宿題は終わってるの？」
夏木藍衣「うん！」
夏木智也「夏休み、いい思い出を過ごせたようだね」
夏木昭雄「新しい家族も入ったしね」
夏木佳子「すっかり家族の一員になったわね」
ネコ「ミャー」
夏木翼「すっかり僕にも懐いてるなぁ」
　　笑い合う一家。

〇おしゃれな居間
秋月萌黄「いよいよ明日から２学期！」
秋月輝子「夏休みの宿題、ちゃんと終わらせることができたわね」
秋月俊「響は、前期の期末試験があるんだよね？」
秋月響「そうよ。因みに前期の終業式は９月30日よ」
秋月輝子「雄二はどう？宿題は済ませてあるの？」
秋月雄二「ああ。何とか終わらせてあるよ。これで２学期は安心だ。９月末には体育祭、10月には学校祭がある」
秋月萌黄「２学期は展覧会に運動会、学芸会に社会科見学、写生大会に芸術鑑賞教室もあるから、目白押しね」
秋月輝子「でもみんな、毎日の勉強を怠らないでね」
秋月俊「毎日の積み重ねがものを言うからね」
秋月萌黄「解ったわ」
秋月響「落第しないよう頑張るわ」
秋月雄二「しっかり勉強は続けるぜ」
　　２学期を前に、決意を固める萌黄たちだった。

〇綺麗なダイニング
冬元莉子「いよいよ明日から２学期ね」
冬元あこ「宿題みんな頑張ったよ！」
冬元茜音「私だって頑張ったわよ！」
冬元紀彦「２人ともよくやったな」

〇シックなリビング
　　次の日。
春野桃子「おはよう、パパ、ママ」
春野雫「おはよう。朝ごはん、出来てるから、食べちゃいなさい」
春野正幹「おはよう。今日から２学期だね。しっかり勉強にも励むんだよ」
春野桃子「わかったわ。いただきまーす！」
　　朝ごはんを食べる桃子。

〇川に架かる橋
大久保樹「桃子、今日から２学期だよな。夏休みの宿題の作文、読み上げるの楽しみだな」
春野桃子「そうだね！」
冬元茜音「二人とも、おはよう」
「おはよう」
冬元茜音「夏休み、何してたの？」
大久保樹「俺は親戚の家に行ったよ」
春野桃子「私もよ」
冬元茜音「私は前の学校の友達と遊んだわ」
冬元あこ「すっごく楽しかったわ」
冬元茜音「あこ、二学期はイベントもいっぱいだけど、勉強も頑張ろうね」
冬元あこ「そうだね」
夏木藍衣「おはよう、桃子ちゃん」
春野桃子「おはよう」
秋月萌黄「おはよう、みんな」
春野桃子「おはよう」
　　みんなで学校に向かった。

〇学校の校舎
　　やがて、学校に到着した。
久保田彩「おはよう」
春野桃子「彩ちゃん、おはよう」
久保田彩「桃子ちゃん、久し振りね」
歩夢の警備係「お嬢様、どうぞ」
飯塚歩夢「ありがとう」
三村まこと「歩夢ちゃんだ！」
三村泰「確か、両親が会社経営してるって言ってたぞ」
飯塚歩夢「おはよう、みんな」
「おはよう」
　　一行は、教室へと入っていく。
　　そこへ、不穏な気配がした。
サッドネス「ひっひっひっひ。こっそり抜け出して正解だったぜ。今日こそあの子たちをコテンパンにしてやるぜ」
　　サッドネスは、こっそり出陣してきたのだ。

〇体育館の中
代々木宏「皆様、おはようございます」
　　おはようございます！
和久井絵里「二学期がスタートしました。みなさん、きちんと夏休みは過ごせましたか？」
大野充「みなさん、二学期はいろんな行事が目白押しです。有意義に過ごしましょうね」
　　始業式は順調に進んだ。

〇教室
　　始業式後、面々は夏休みの宿題を提出して、作文を読み上げた。
榎木麻衣「はい、みなさん、新学期が始まりましたね」
三村泰「先生、僕は家族で町内会のキャンプに行きました」
冬元茜音「私は、前の学校の子と一緒に遊びました」
秋月萌黄「私は、家族で江ノ島に海水浴に行きましたし、姉の通ってる学校の演劇部の公演に行きました」
夏木藍衣「私は、姉のいる石巻に行きました」
春野桃子「私は、いとこと遊びました」
大久保樹「こっちは総合防災訓練に行ったよ」
江口充「僕は、家族旅行で新潟に行きました」
山下俊樹「僕は、兄の通ってる大学のオープンキャンパスに行きました。兄がバイトしててびっくりしました」
榎木麻衣「みんな素敵な夏休みを過ごしましたね。先生は、森月先生と一緒にハネムーンにいったんですよ」
春野桃子「すごいですね。場所はどこですか？」
榎木麻衣「場所は、ベルギーでしたね」
春野桃子「素敵ですね」
榎木麻衣「本場のチョコレート、美味しかったですよ。後で皆さんにもお裾分けしますね」

〇教室
　　一方、１年１組では。
森月正彦「みなさん、二学期がスタートしましたね。夏休みの宿題、ちゃんとやってて偉いですね」
冬元あこ「先生、私はお姉ちゃんやパパと一緒にオムライス作ったりして、ママの誕生日を祝ったよ！」
森月正彦「それは良かったですね」
多田ヒロヤ「僕は家族で奥多摩の小河内ダムの見学会に行ったよ」
森月正彦「小河内ダムは先生も昔行きましたよ」
冬元あこ「すごいね、ヒロヤ君！」
森月正彦「それと、先生は榎木先生と一緒に、ベルギーに新婚旅行で行きました。チョコレート、後で皆さんに渡しますね」
双葉雪子「楽しみです」
　　大いに盛り上がるクラスだった。

〇学校の校舎
　　始業式終了後。
春野桃子「二学期はいろんなイベントが目白押しね」
大久保樹「そうだな」
夏木藍衣「私は、何と言っても学芸会とかが楽しみね」
秋月萌黄「毎年恒例だもんね」
冬元茜音「今年は何になるのかしら？」
冬元あこ「私のクラスも何になるか、楽しみね」
久保田彩「そうね」
南俊「そうだなぁ」
　　その時だった。
サッドネス「その楽しみも今日で終わりさ」
春野桃子「あなたに関係ないわよ！」
サッドネス「うるさい！出てこい、ディザスター！」
ディザスター「ディザスター！」
サッドネス「今日の獲物はコイツだよ！」
南俊「しまった！」
サッドネス「さあ、ショーの始まりだよ」
　　ディザスターは、たちまち暴れ出した。
春野桃子「酷すぎるわ！みんな、変身よ！」
「オッケー！」

〇カラフル
春野桃子「ミラクルマジカルチェーンジ！」
「ミラクルマジカルチェーンジ！」
チアフルスマイル「チアフルスマイル、可愛く登場！」
チアフルシック「チアフルシック、可憐に登場！」
チアフルポップ「チアフルポップ、元気に登場！」
チアフルエレガント「チアフルエレガント、美しく登場！」
「私達、ミラクルマジカルガール！」
チアフルスマイル「みんなの笑顔と幸せ、守ってみせる！」

〇学校の校舎
サッドネス「今日でお前らもおしまいさ。やっちゃいなよ！」
ディザスター「ディザスター！」
チアフルスマイル「行くよ、みんな！ミラクルマジカルウォッチをタップして！」
「オッケー！」
　　ミラクルマジカルウォッチを併用して、ミラクルマジカルステッキで戦うミラクルマジカルガールたち。
チアフルエレガント「チアフルエレガントハート！」
チアフルポップ「チアフルポップハート！」
チアフルシック「チアフルシックハート！」
チアフルスマイル「チアフルスマイルハート！」
サッドネス「バカな！」
ディザスター「ディザスター！」
チアフルスマイル「みんな！今よ！」
「オッケー！」
チアフルスマイル「人の楽しみを奪うなんて酷すぎるわ！チアフルスマイルアターック！」
チアフルシック「わかったなら、すぐにここからどっか行っちゃって！チアフルシックアターック！」
チアフルポップ「そんな人にはこれがお似合いなのよ！チアフルポップアターック！」
チアフルエレガント「観念しなさい！チアフルエレガントアターック！」
　　４人の力が一つになって、ディザスターたちを畳み掛けた。
「ミンナハッピー・・・」
「みんな明るく、」
チアフルスマイル「笑顔♪」
サッドネス「覚えてな！今度はそうはいかないからね！」
春野桃子「南くん、けがはない？」
大久保樹「おい、聞こえるかい？」
南俊「あれ、僕何してたのかな？」
春野桃子「無事で良かったわ」
大久保樹「だな」

〇リサイクルショップの中
　　その日の午後。
ジョイフル「２学期、スタートしたんだってね」
春野桃子「正解。２学期は、いろんな行事が多いから、頑張らなくちゃね」
夏木藍衣「そうね」
グレートフル「そういえば、この前は災難だったけど、うまく頑張ったようだね」
秋月萌黄「総合防災訓練の時にバッドを倒したの！合宿の効果が出てると実感してるわ！」
グレートフル「なかなかやるねぇ」
冬元茜音「でも、もっともっとパワーアップしなきゃいけないわね！」
ハートフル「そうよね。ダークランドは容赦なく襲うことに変わりはないわ！」
春野桃子「私、もっと頑張る！」
ジョイン「そうよね。バッドが消滅した以上、ダークランドが仕返しにするのは間違いないわね」
ファイン「確かに！合宿の結果に甘んじず、パワーアップしていきましょう！」
デライト（どうか、チアフルキングダムが元に戻ることを祈ります・・・!!）

〇魔王城の部屋
クライ「一人で抜け出した上に敗北とは、言葉にできないな」
サッドネス「出番がなかったから、自ら行ったんだよ」
クライ「まぁいい」
「じゃあ、我々も行くとしますかね」
クライ「吉報を待ってるぞ」
　　バッドの殉職を受けて強化を目論むダークランド。ミラクルマジカルガールは、果たしてどう立ち向かうのだろうか？