最終話 さらばニコタイン!真の敵はすぐそこに!!(前編)(脚本)
〇華やかな広場
わたし、甘宮苺果(あまみや いちか)、中学一年生!
魔法少女「ピュアストロベリー」の正体なんだ!
ニコタインの心を侵す、エクスタシー・パワーそのものとついに対決!
絶対に勝ーつっ!!
ニコタイン「これが終わったら、2クール目からは学園ラブコメ展開にするのはどうでござるか?」
ピュアストロベリー「もう皮算用してるのかよ・・・」
〇仮想空間
ニコタイン「うおおお!!」
エクスタシー・パワー「・・・・・・」
ピュアストロベリー「はああああああ!!」
エクスタシー・パワー「・・・ギャオオオオオンッ!!!!」
ピュアストロベリー「ぜ、ぜんぜん効いてない・・・!?」
ニコタイン「よもやここまでとは・・・!」
エクスタシー・パワー「ぴゅあすとろべりー・・・!!」
ピュアストロベリー「くっ・・・!来る・・・!?」
エクスタシー・パワー「貴様ノ力ハソンナモノデハナイダロオオオオオ!!!!!」
ピュアストロベリー「・・・えっ?」
エクスタシー・パワー「我ヲガッカリサセルナ、ストロベリー」
エクスタシー・パワー「モットヤレルハズダ貴様ハ」
ピュアストロベリー「・・・え、この人なんなの?」
エクスタシー・パワー「・・・我ハ、今マデ、取リ付イタ者ノ中カラ、貴様ヲズット見続ケテイタノダ」
〇店の入口
ソウ、アノ時モ・・・
〇川沿いの公園
アノ時ダッテ・・・
〇河川敷
我ハ、貴様ノコトヲズット見テイタ・・・
〇仮想空間
エクスタシー・パワー「ソシテ確信シタ」
エクスタシー・パワー「コノ娘コソ、すうぃーつ・ぱわーヲ用イテ我ヲ屠ルコトニ能フ人間ダト」
ニコタイン「・・・要するに、ストロベリーどのの限界オタクというわけでござるか?」
ピュアストロベリー「キッツ・・・」
エクスタシー・パワー「ダノニナンダソノ体タラクハ!!」
エクスタシー・パワー「我クライサッサト倒シテ見セロ!!」
ピュアストロベリー「なんで敵からダメ出し食らわなきゃいけないんだよ!」
ピュアストロベリー「で、でもさ、私のこと気に入ってくれたんでしょ!?」
ピュアストロベリー「それなら戦う必要なんかないじゃない!?」
エクスタシー・パワー「・・・戦ウ・・・必要ガ・・・ナイ・・・?」
ピュアストロベリー「そうだよ!こんなに私のことを好きでいてくれてる人を消滅させるなんて、嫌だよ私!」
エクスタシー・パワー「我ハ・・・存在シテイテモ、イイノカ・・・?」
ピュアストロベリー「存在しちゃいけない人なんていない!」
ピュアストロベリー「アクロレーンみたいな人が悪用さえしなければ、仲良くなれるよ私たち!」
ニコタイン「さすが魔法少女、歯の浮くようなきれいごとも板についているでござるなw」
ピュアストロベリー(汚れた大人の言うことは無視、ムシ・・・)
ピュアストロベリー「さあ、一緒にここを出よう?」
エクスタシー・パワー「ア、アア・・・」
頑張れストロベリー!!
ピュアストロベリー「え?なにこの声?」
〇黒
???「そんな奴に負けるなー!!!!」
〇仮想空間
???「そんなキモいやつ倒しちゃえー!!」
???「みんな応援してるぞー!」
ピュアストロベリー「えーっと、まさかこれって・・・」
おばあちゃん「待たせたなあストロベリーちゃんや」
ピュアストロベリー「この声、おばあちゃん!?」
おばあちゃん「街のみんなの心のチャネルを、ようやく繋げられたよ」
おばあちゃん「これでストロベリーちゃんに、みんなの力を分け与えられる・・・」
ピュアストロベリー「ちょ、ちょっと待って!!」
ピュアストロベリー「今いい感じにまとまろうとしてて・・・!!」
〇駅前広場
クソガキ「頑張れー!ストロベリー!!」
クソガキ「ほら、あんたらも!!」
オタク「ストロベリー!終わったと思っててごめーん!!」
おねえさん「正直バケプリの下位互換だと思ってたけど、ストロベリーも嫌いじゃないよー!」
〇仮想空間
ピュアストロベリー「いやいや、力集まんなくていいんだって!!」
〇白い校舎
先生「ストロベリー!GO!Fight!」
「ストロベリーも結構かっこいいじゃん!」
〇店の入口
レッドプリン「ふふ、この程度で諦められては、私が体を張った甲斐がありませんものね」
「俺たちの思いも受け取ってくれよー!!」
〇闇の闘技場
アクロレーン「この死に損ないが・・・!」
おばあちゃん「言ったじゃろう?年寄りにできるのは、伝えていくことだけじゃと」
おばあちゃん「逆に言えば、これでワシの役目は終わりじゃ」
おばあちゃん「あとはあの子たちがなんとかするさ、きっとね・・・」
〇仮想空間
ピュアストロベリー「いやいやおばあちゃん、満足そうに消えてったけど!」
ピュアストロベリー「もういいんだってそういうの!!」
ピュアストロベリー「力集まんないでよー!!」
ニコタイン「うおおお、なぜか某にも力が集まってきているでござる!!」
ピュアストロベリー「なんで!?」
ニコタイン「ストロベリーどの、今なら某たちも合体できるでござるよ!!」
ピュアストロベリー「ええー!?」
〇魔法陣2
ピュアストロベリー「この背景まで・・・!!」
ニコタイン「うおおお!!ついに来たでござる!」
ニコタイン「ストロベリーどのと某が、真の意味で「ニコ☆イチ↑」になる時が!」
ピュアストロベリー「ほ、本当やめて・・・」
ニコタイン「さあストロベリーどの、力を抜いて」
ニコタイン「某と一つになるでござる!!」
ピュアストロベリー「言い方きしょ・・・」
ピュアストロベリー「だ、だからもう戦わなくていいんだって・・・!!」
ピュアストロベリー「それに、あんたと合体したら、絶対変な姿になるってばー!!」
〇仮想空間
???「ピュアストロベリー・・・」
ピュアストロベリー「アークロイヤル・フォーム!!」
ピュアストロベリー「あ、あれ?」
ピュアストロベリー「意外とまともな姿だった・・・」
ニコタイン(ぼうっとしてる場合ではないでござるよ、ストロベリーどの!!)
ピュアストロベリー「ええ・・・ニコタインの意識もあるの・・・?」
ニコタイン(早くエクパワを倒さねば!!)
ピュアストロベリー「いやだからさ、さっき和解して・・・」
エクスタシー・パワー「アア、アリガテエ・・・ナンテ美シイ姿ダ・・・」
エクスタシー・パワー「消滅・・・消滅サセテクレェ」
ピュアストロベリー「何一つ私の気持ち伝わってなかったのかコイツ・・・」
ニコタイン(さあ、ストロベリーどの、覚悟を決めて最後の技を!!)
ピュアストロベリー「あーもう、どうにでもなれー!!」
〇星
ピュアストロベリー「ぴゅあ☆ぴゅあ!!」
ピュアストロベリー「ブラックストーン・ワイルドストロベリー!!」
「ぴっぴぴー!!」
ピュアストロベリー「いっけえーーーー!!!!」
「うおらああああああーー!!!」
エクスタシー・パワー「アア〜タマンネエ〜」
エクスタシー・パワー「すうぃーつ・ぱわー、超☆最高」
〇仮想空間
ニコタイン「・・・エクスタシー・パワー、恐ろしい敵でござった」
ピュアストロベリー(エクパワ、マジでごめん・・・)
ピュアストロベリー「な、なに!?」
ニコタイン「崩壊が始まったようでござるな」
ピュアストロベリー「なんでアンタの精神世界なのに崩壊するんだよ!?」
ニコタイン「さあ、ここは某が抑えているでござる!!」
ニコタイン「ストロベリーどのは早く!!」
ピュアストロベリー「わかった!ありがとう!!」
ニコタイン(・・・某には「また会えるよね?」って言ってくれなかったでござるよ)
〇仮想空間
ピュアストロベリー「って、走り出したはいいけどさ・・・」
ピュアストロベリー「どうやってここから出るのよ〜!?」
???「よくやってくれたねえ、ストロベリーちゃんや」
ピュアストロベリー「この声は・・・」
おばあちゃん「あなたならやってくれると、信じてたからねえ」
ピュアストロベリー「おばあちゃん・・・!」
おばあちゃん「さあおいで、元の場所に戻してあげますよ」
ピュアストロベリー「ありがとう・・・!」
ピュアストロベリー「でもおばあちゃん、一体何者なの!?」
おばあちゃん「ワシは副流會の首魁、ハッツガーンじゃよ」
ピュアストロベリー「あーはい、ハッツガーンか・・・」
おばあちゃん「ええー!?」
ピュアストロベリー「いやなんでおばあちゃんが驚いてるの・・・」
おばあちゃん「無駄に引っ張っちゃったし、それなりの対応をしないとねえ」
ピュアストロベリー「無駄にとか言うな!」
ピュアストロベリー「でもどうしておばあちゃんみたいな人が、副流會を・・・?」
おばあちゃん「ワシも最初はそんなつもりはなくてねえ」
おばあちゃん「若い頃はJTでタバコを研究しててさ」
おばあちゃん「健康になれるタバコの実験をしてたら、いつのまにか被験者が怪人化しとったんじゃ」
ピュアストロベリー「アンブレラ社もびっくりの人体実験・・・」
ピュアストロベリー「で、でも!人を襲ったりする必要はないでしょう!?」
おばあちゃん「ええ。怪人って言っても、途中まではみんな仲良く暮らしてたのだけど」
おばあちゃん「ワシが病気で寝たきりになっちゃったもんだから・・・」
おばあちゃん「みんなには辛い思いをさせたようだねえ」
ピュアストロベリー「おばあちゃん・・・?」
おばあちゃん「おっと、昔話はこの辺にしておくかね」
おばあちゃん「さあ、戻るよ!」
〇闇の闘技場
アクロレーン「まさか、そんなことが・・・!?」
究極魔法少女ニコタイン「グワオオオオーーーン!!!!!!」
アクロレーン「ワ、ワタクシの、魔法少女が・・・!!」
ピュアストロベリー「う、うう・・・!」
ピヨりん「ストロベリー!無事だったか!」
ピュアストロベリー「ピヨりん・・・」
ピヨりん「心配したぜこのやろー!」
ピュアストロベリー「ハッツガーン・・・おばあちゃんは!?」
ピヨりん「あ?そういえばどっか行っちまったな」
ピュアストロベリー「そ、そう・・・」
ピュアストロベリー(確か、ハッツガーンは病気に臥せってるってニコタインは言ってたけど・・・)
ピュアストロベリー(なんか元気そうに見えたけど、どう言うことなんだろ?)
ピュアストロベリー「ってそうだ、ニコタインは!?」
アクロレーン「き、貴様・・・!!」
ニコタイン「これで、エクパワなどと言うものはなくなった」
ニコタイン「・・・終わりでござるな」
ピュアストロベリー(もはや死亡フラグ立てたことも忘れてるんだろうな・・・)
アクロレーン「くっ・・・!!」
アクロレーン「まだだ・・・まだですよぉ!?」
ニコタイン「待つでござる!」
ピュアストロベリー「あ、ちょっと!?」
ついにアクロレーンを追い詰めたニコ☆イチ↑の二人!
副流會アジトの最奥で、二人を待ち受けるものとは!?
──後編に続く
〇華やかな広場
ピヨりん「ん?」
ピヨりん「予告?んなもんねーよ、同時公開されてんだろ後編が」
ピヨりん「ほら、モタモタしてねーで早く見てこい!」
まさかのハッツガーン様!!!!!
いっぱい書きたいところですが、とりあえず後編を読んできますね👍
おばあちゃん改めハッツガーン様!?の謎の技術力😂
ツッコミどころ多すぎて追いつかないです😂
こんなにイヤイヤ(!?)ラスボスにトドメ刺す主人公初めて見ました🤣
限界オタクのエクパワさんもトドメを刺されて本望か😅
後編に行ってきます!!
同時公開されてんだからさ!
キレキレな台詞でした。お言葉通り、次も見ます。