夜の彼

星野栞

彼の日記より I (脚本)

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〇閑静な住宅街
  辺りが暗くなると
  玄関の扉をそうっと開けて
  僕は夜の中へ出かける
  昼間は嫌いだ
  太陽の光は僕の目には眩しすぎる
  夜が僕の時間だ
  夜こそが僕の帝国なんだ
  足音を立てないように
  そうっと忍び足で
  息を殺しながら
  僕は真夜中の探索者になるんだ
  
  そして・・・
  夜道を行く人を見つけたら
  こっそり後ろに回り
  後ろからついて行こう

次のエピソード:夜にさまよう I

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