夢(元ネタ)巡回ツアー(脚本)
〇空
1.空を飛ぶ夢
まずは代表的な夢から。
最近は全く見なくなりましたが、中学生~大学生の頃はしょっちゅう見てました。
「飛ぶしかない・・・!」
自分の場合。
なぜか追いかけられている展開から飛ぶことが多く、大体実家のベランダから飛び立とうとします。
実家は団地で、3階にあるんですね。
ベランダからは下に木々が植ってる空き地みたいな空間が広がってます。
向こう側には同じ様な団地の建物。
左手には近所のスーパーと言った光景。
で、追い詰められて飛ぶとうとします。
(やべ・・・。 今回は飛べるかな・・・)
この夢は十何回は同じ展開で飛んでいるので、回を追うごとに飛べるかどうか不安になると言う展開が多いですね・・・。
三回目ぐらいまでは爽快に空を飛んで、絶対見たことはないスーパーの屋上とか見ながら優越感が凄い夢だったんですが・・
なぜか、ある回で「飛べるかな・・・」と疑心暗鬼になり、案の定飛べずに墜落シすると言う夢を見てしまったんです。
某ジブリの魔女みたいな、多分それ見過ぎてなったのか、もう飛ぶ能力が霞んでく~ってなる展開。
「と・・・飛べない・・・!」
しかし、最近は結構飛べるように復活しました。
「飛ぶ」のではなく「ワープする」イメージに変えてからだと思います。
ただし、この夢はやたらと背中がスースーして寒気がハンパないので中途覚醒率が高く、あんまり好きではないですねw
ワープ中も頭がキンキンして全身が通電したように痺れて金縛りになるのも、嫌。
では、次の夢にいきましょう。
〇平屋の一戸建て
2.おばあちゃん家の夢
この夢は父方の祖母の家の話。
なぜ、父方なのかを考えたら、やっぱり父方の祖母の家が一軒家で日本家屋だからだと思いますね。
母方の祖母は「マンション派」で、しかも3年に1回は転居していたので印象が薄かったりしたのもあると思います。
さて、件の父方の祖母の家ですが。
周りは田畑が残る住宅街に佇んでおり、2階建てで、雰囲気のある家になってます。
この「雰囲気」が、どうも今でもそうなんですが「怖い」んですよね。
夢の中ではその「雰囲気」が一層増した感じになっていて、大体怖い内容になります。
夜中になぜか自分一人で留守番しており、広いTVのある居間でポツンと過ごしていると上から物音が聞こえ始めます。
スタタタタタ・・・
カンカンカン・・・トトトトト・・・
「えっ・・・・?」
自分しか居ないので、当然何の物音か考えたくもないし、誰か居ても最悪だと言う気分になって・・・。
大体、この夢の場合なぜか怖いのに音の正体を私は確かめに行ってしまうんです。
居間を出ると板張りの廊下で、奥にはトイレと玄関。右手に2階に上がる階段と言う構図になっています。
電気が点いていない為、ほとんど真っ暗なんですが、なぜか玄関側で光の粒みたいなのが浮いてるんですよね。
で、再び上の階から「ギィイギィイイ」って何か立て付けの悪い扉を開け閉めしているような音が聴こえてくる。
(誰がおるん・・・・?!)
そう思った瞬間。
上から「トトトトトトト」と勢いよく女が駆け下りて来て------
「うわっ!!」
白い服を着てて、髪が長い。
妙に足が小さい。その異様な足の小ささが今でも凄く脳裏に焼き付いてます。
夢の中でこの「おばあちゃん家」は怖い展開しかなく、大体どっか異界に繋がっていたり、謎の地下室があったりして怖い。
実際に地下室はないはずなんですが、地下室には大きな和室と仏壇があって、大量の蝋燭と座布団が並んでました。
廊下全体も青白い感じで、白い壁と板張りの通路と、何か入り組んだ感じの空間に謎の和室って言う嫌な雰囲気でした。
「来てはいけない所」感が凄まじく、たとえ夢でも二度と行きたくないですねw
ちなみに、家の外へ逃げ出す展開もあるんですが。逃げ出すとそこがまた異空間って言うか知らない「村」なんですよね。
家の数は実際と一緒なんですけど、なんかこう全体の雰囲気が古い。
そして、商店街に繋がっている。
実際には商店街なんて駅まで行かないと無いはずなんですが、夢では大体なぞの商店街に繋がるんですよね・・・。
〇アーケード商店街
3.商店街の夢
さて、続きで今度は商店街の夢です。
先ほどの「おばあちゃん家」からの派生だったり、続きだったりします。
夢の中の商店街は決まった法則が幾つかあるようで、まずはその法則から。
1.急に始まる
なんとなく道を歩いていたら出る。とか
「そう言えば商店街がある」と急に思い出したら入っていたと言う感じ。
夢の中なので自然に入った様に感じるのですが、展開的にはかなり急です。
学校の中やショッピングモールの中等から突如として始まる事がほとんどで、繋ぎ目は気づかせない程に自然です。
2.何も買わない
これは普段の自分がそうだからかもしれませんが、何も買おうと思わないところは必ずと言って良い展開です。
店は活気があって、店員も接客が良い感じの人ばかり。
品物も物産展の様な新鮮な魚とか・・・
しかし、どれ一つ買おうとしません。
店員とも絶対関わらないし、何かを欲しいとさえ思わない。完全に風景です。
3.どこかに駅がある/駅と繋がっている
木造の白っぽい屋根と、板張りの床になってる駅から商店街に繋がっていたり、商店街から行く事になったりします。
駅から徐々に商店街になる雰囲気も好きだし、商店街の路地から駅に入るのも好きですが、完全に知らない駅ですね。
黒い丸型の大きい壁かけ時計があって、くたびれたベンチが3つぐらい。
この展開では電車が来ることがないです。
4.一人
誰かと歩いたり、誰かと会うと言う事が絶対にありません。
商店街をひたすら一人で彷徨うだけ。
後、本当に目的がない。
何を買うでもなく、何か探すでもなく。無目的に商店街を彷徨うだけですね。
この夢は目覚め後「不思議な感覚」と言う気分がピッタリで・・・・
すごく”ありふれた光景”なはずなのに、この夢を見ると気持ちがフワフワするような不思議な余韻が凄いのが特徴です。
〇デパートのサービスカウンター
4.ショッピングモールの夢
これは自分が見る夢の中でもベスト3ぐらいによく見る夢です。
中は、本当によくある大型商業施設。
イ●ンとか、●島屋とか。
ほぼそういう感じのモノです。
ただ、何故かはわかりませんが・・・
「常識的な造りをしていない部分が必ずある。」と言うところがあります。
どう言うものがあるかと言うと・・・
1階から3階に行ける超大型エレベーターが玄関から8つぐらい並んでいたり
壁のほとんどがガラス張りになっていて、その向こう側に全面に広がるボールプールみたいな超大型遊具が見えたり。
エレベーターを上がったフロアから線路が見えて、そのまま駅になっていたり。
(改札と言う概念も何もない)
トラック1台分ある大きな鉄格子の檻のようなケージに猫とか入っていて、それが天井まで積み重なっていたり。
円を描くようなスライダー型の通路とか、屋上がそのままプラネタリウムルームになっていたりとか。かなり謎な造りw
現実だとしたら絶対無理と言うかあり得ない状態なんですが、そこは夢なので普通に溶け込んでいて凄くファンタジーですね
また、この夢では高確率で「ゲーム売り場」を探す展開になります。
そして、そのゲーム売り場は必ずと言って良い程スーパーファミコンのカセットが大量に並んでる昔ながらの内容!
大型の液晶モニターや謎のゲーム機まで飾ってあるのに、並んでるのはカセットやゲームの入った箱なんです。
僕の世代からしたら間違いなくロマン溢れる売り場なんですが、現代では最早レトロゲーム館的な空間ですかね。
そして、商店街では何も買わないくせにこの売り場では「何か」を買おうとします。
ここがハッキリしない。
完全にパッケージで選んでそう。
メジャーなタイトルでは絶対ないヤツ
面白そうなRPGっぽいスーファミ(?)を手にレジへ行く。
けど、買うのを何故かやめるんです。
未知のゲームを手にした時の高揚感や、レジに並ぶ緊張感。しかし、やっぱり辞めるって言う哀愁と喪失感。
大体辞めたところで目が覚めるんで、凄い寂しい気持ちが色濃く残っていて
買えば良いのに、っていつも思います。
でも、学生時代のワクワクしながら箱に入ったゲームを探し回る記憶が蘇ってくるんで結構その後味も好きですね。
昔のゲームには「夢」が詰まっていて、今でもきっとそれを追い求めている。
今はもうないあのワクワク感を・・・
〇荒地
5.竜巻の夢
さて、ファンタジーな夢から徐々に怖い夢へと入っていきます。
お次は、竜巻の夢です。
何故この夢をよく見るのかはわかりませんが、よく見る夢のトップ3に入るのは確実なぐらいに多いです。
見る場所に共通点はなく、教室の中からとか街中からとか、家の中からとバラバラです。
しかし、決まって「かなり危険な状態」である雰囲気と言うのは共通しています。
どす黒い雲が空一面を覆っていて、そこからTVで見る様な雲柱が地上に向けて降りてきている。
普通に考えれば、もう強風で飛ばされるだろう距離感なんですが、そう言うのは無いんですよね。
巨大竜巻を外側から冷静に見ながら、静かにジワっと脅えている感じ。
絶望感もどこか逃避的で、諦め半分。
むしろ、圧倒的な迫力を魅せる空模様にどこか感嘆しているような。
台風でドキドキしている小学生の様なw
これから凄い大変な事が起きる。
あの竜巻の下では既に起きている。
そう思いながら眺めています。
竜巻の夢は、竜巻に遭う事は一切ないけれども、自然の圧倒的な力に降参して事実を静かに受け入れようって夢が多いです。
〇温泉の湧いた渋谷
6.洪水の夢
これも竜巻の次くらいには見る夢。
津波と言う感じよりは、一気に辺りが水で埋め尽くされていく感じ。
実際に洪水に遭った経験はなく、恐らくTVで見た映像等のせいかなと思う。
こちらの夢は圧倒的に「天気が良い日」が何故か多く。言うなれば正に行楽日和って言えるような良い天気の時に起きる。
急に路上に水が押し寄せるように溢れ、町を行きかう人たちが悲鳴を上げながら逃げ惑う。
自分も洪水に慌てて、とにかく高い所に逃げようとショッピングモールに入る。
水位はグングンと上がり、2階までマルっと水没するぐらいまで一気に上がる。
車やバスは完全に水の底。
ここで、大体「遠くを見よう」と私はするらしく。遠くが見える窓側へ行ったり、更に高い所へ登ったりします。
遠くを見ると、辺り一面が絶望的な状況になっていて、ほとんどの建物が水没していて、歩道橋なんかは折れている状況。
眼下に見える水には自転車やカラーボールに何かの書類。プラスチックの破片とか鉄筋の見えるブロックが浮かんでいる。
ただ、何となく絶望感よりも「キレイ」と言う謎の感覚が凄いんですよね。
水が青くて、輝いて見える。
天気が良い事もあって、最高に良い天気に見る湖みたいな。幻想的で正に「キレイ」って言いたくなるそれと同じ。
物凄い惨事があったはずなのに、美しさで溢れていると言う真逆の光景。
それに圧倒されて息を飲む自分。
ちなみに
竜巻と洪水以外の自然災害は夢に出てきません。これも自分の中の謎です。
阪神大震災も経験者なんですがね・・?
何故でしょうね?地震の夢は1・2回はあったかもしれないけど、印象薄いです。
逆に竜巻と洪水の夢は絶対に覚えてます。それぐらいに印象が強いって言うか、強烈な光景が目に焼き付く感じです。
ただ、逃げないといけない恐怖感のある竜巻より、幻想感の強い洪水の方が夢としては好きですけどね。
〇荒廃した教室
7.最悪な夢
さて、怖いの苦手な方はすぐにブラウザバックです。
読了率下がる?気にしませんw
なぜホラー作品が多いかの所以は、この最悪な夢をよく見るからです。
何が”最悪”なのか。
そこを説明するとネタバレも含むので、幾つかあげようと思います。
一つ、最悪な夢の内容であったのが
”してはいけない事”をしている。
或いはした後の夢があります。
私は街を歩いていました。
特に何ら変わりなく、ありふれた街。
人も居るし、車通りもある。
ふと、歩道橋の近くに来ます。
歩道橋へ上がる階段。
その下の空間、柱とかのある空間です。
ちょうど階段で影になってる薄暗いそこに、溶けた蝋燭が幾何学的に並んでいて中央には掠れた血が残っています。
よく見ると、轢き潰した肉片みたいなものがアスファルトにこびり付いていて・・
白い牛脂?みたいな蝋燭みたいな何か。
いびつな三角形をしていて、所々にそれが散っていると言うか混ざっている感じ。
なんだこれ?と思った次の瞬間に、全身を抜けていく様な寒気がして
「あ、これ見たらダメなヤツだ。」と
完全に「やってはいけない事」を誰かがしたのだろうと悟って、それに気づいてしまった事に凄い後悔。
詳細は不明ながら、最悪なものを見た気分にさせてくれるのが「最悪な夢」の特徴です。
もう一つ別の「見てはいけない」もの系統の夢をあげておきましょう。
もう一つは、これも普通に街を歩いている内容。
母・妹・私で歩いています。
右手・左手共に団地が見えていて
真っすぐ進むと近所の駅です。
左端を自分が、中央に妹。
話しながら歩いていて、自分はふと左手に見える団地に目をやります。
この団地が5階建てで、階段の踊り場は外から丸見えになる造りになっています。
何気なく私はその階段をボーっと眺めて、5階の踊り場に人が居るのに気づきます。
目を凝らしてよく見ると
紺色のスーツの男で、やや若そうな感じがする。片手にはバッグを持っていました。
バックはサラリーマンがよく持っているあの四角い感じの、黒いスーツケース。
反対の手も何か持っていますが、よく見えない。
駅に向かって歩いているので、少しずつ見える角度がズレていく。
次第に反対の手に持つものも段々と見えてきて・・・
ボンヤリだが、黒い取っ手の先に白い鎌状の何かがついている。
得体の知れない何かを持っているのが見えた
その男はドア前に顔をうつ伏せた状態でずっと立っていて、ずーっとそこに居る感じだった。
「えっ・・?鎌持ってない?」と、私が気付いたのと同時に、男の顔がゆっくりとこちらに向いていくのが見えて
「やばい!」と
急いで私は目線を逸らして、慌てて妹に「鎌持った人がおる!」と叫びます。
妹が「えぇ?!」と言って疑う感じで答えて、私は男が居た方向を指さします。
「あそこ!ほら!」と
指さしたは良いけど、居たはずの男は忽然と消えていて、自分の中には「まずい」と言う恐怖感がこみあげていた。
妹が「どこ?どこにおるん?」と聞いてきたが、もう居ないと言うのが気まずくて「あそこにおった」って言い返しました
その男が、5階の人の家に入ってしまったのか。
それとも、自分に気付いてしまったのか
目覚めた後でさえ気味が悪くて、最悪な気分にさせる夢でした。
ちなみに、今回紹介した最悪夢系の話は全部「初歩」だと思います。
もっとヤバイ内容のものは、他作品の山場などで使用しているので、そちらでお楽しみに。
妙にリアルで怖いものが出てきた時は「これ、sgru3の夢の中に出てきたヤツか」と思って下さい。
で、できれば「そんな夢を見てるsgru3乙!」と思ってやって下さい・・・・
一例を出しておくと同窓会の友子ですが。
夢で見たヤツを絵に起こしています。
決して、リアルで見た訳じゃないですw
夢がリアルであればある程。
私のネタの鮮度も上がりますから。
ありがてぇ事です(?)
〇安アパートの台所
8.侵入者の夢
見る夢の中で間違いなくトップクラスに多い夢で、最近でもしょっちゅう見る夢。
展開は「閉まっている家のドア」を誰かが「開けに来る」と言うシンプルなものなのですが・・・
必ずしっかりと施錠した玄関の扉を侵入者が開けに来る。
開けられたらヤられてしまうんです。
開けに来るのは毎回違います。
それは、宇宙人だったり
顔の潰れた幽霊?みたいな人だったり
上の階に住んでいる危ない隣人である場合もあります。
この「上の階の人」は、大体前振りがしっかりしています。
例の実家の団地で、私は3階から4階に景色を見に行きます。
すると、4階の家のドアが半分ぐらい開いているんですよね。
そして近づくと、中から妹の声がかすかに聞こえる・・・「助けて」と
声が出ないのを振り絞るような細い声で
嫌な予感がして4階の知らない人の家に入る。中は物が溢れていて、ゴミではなく郷土品というか何か儀式的なものばかり。
通路の奥へ行こうとするが、居間には赤い木製のローテーブルがあって、周りを囲むように人形が並べてある。
床には何かランチョンマット様な生地の、柄は幾何学模様に近いヤツで色は赤や紫が多いものが敷き詰められていて
テーブルの中央には写真が大量に山になっていて、写真も端が破れていたり、一部が焼けていて・・・
とにかく得体が知れない上に、とてつもなく普通ではない光景に私は脅え
急いで自分の家に戻ります。
すると、外の階段から中年女性の奇声みたいな「ィーーーッ!!」と言う、怒っているような感じで、それが聴こえてくる。
「やばい!」と私が思って、玄関のドアに鍵をかけて間もなくドアをガンガンガン!と誰かが叩きだします。
「しまった・・・!」私はそうなぜか思います。何故なら、チェーンをかけていなかったからです。
カチャ・・・と。鍵がゆっくりと回り、ゆっくりドアが開いていき・・・
うねる様に乱れた髪に、ボロボロの長袖を着ている中年女性がニュゥウっとドアの隙間から入ってくる・・・。
爪は伸び放題で、手がガサガサ。
前髪がかかって目は見えない。
だけど、口元はニヤァアと口角が上がっている
私は絶望感と恐怖感で卒倒した感じとなり、その場に倒れます。
倒れた瞬間に妹の断末魔がして・・・
「ごめん・・・。」と泣きながら、自分の命も消えていく様な感覚に満たされて
大体、そこらで目が覚めました。
侵入者の夢に関しては、前振りとかそれに至るまでの流れがある程度あり、夢であるにしても長い内容が多いです。
知らない人の家に勝手に入る時点で、かなりマズイ展開なのに・・・
入った家がヤバイ家と言う流れ
本当、夢で良かったです。
〇学校の校舎
9.卒業できない夢
嫌な夢続きになりますが、未だに見るのがこの「卒業できない夢」です。
もう学校を卒業して何年経っているんだよって話しだし、単位もちゃんと取ってたのに・・・未だに見る夢の代表格w
では、つい最近見た「卒業できない夢」を紹介しますね。
舞台は中学校の校舎でした。
でも、先生は専門学校の先生でした。
(この時点で夢と気づけよw)
校舎の外は夜。
先生は唐突に「それでは、提出物を回収します。」と切り出します。
なぜか、私は既に用意できていなかった側になっていて、他の人が「大変やったよなぁ!」とかじゃれているのを眺めてます
そして、先生が「この先どうするかは自分で考えなさい」と言って、私を完全に突き放します。
私が壮絶な覚悟を決めなければいけない気配を感じ、職員室に行きます。
職員室は壁がなくて、2階建ての構造。
なんか倉庫の様な、何mあるかわからないアルミラックみたいな棚が幾つもあって、私は階段を上がって先生の元へ行く。
すると、先生は既に他の数人の先生と深刻そうに話し合っていて、とても話しかけにくい状況。
困惑して立ち尽くしていると、一人の先生が近づいてきて・・・
「この提出がないと、卒業に必要な単位を落としたことになる」と言ってきて
私もそれがわかっていたかの様に絶望w
「事務長にもこの事を報告しなさい」と先生が言って、なぜか職員室に居たはずなのに夜の路上に場所が変わります。
真っ黒のアスファルトは微かにジメっと濡れていて、私はそこに正座します。
右側の灯が漏れている建物から中年の男が二人出てきます。
先生が「すみません提出物持ってきていなくて・・・」的な状況説明をし出して、私は「すみませんでした!」と土下座・・・
「なんでそんな大事なものを忘れたんだろう。」と言う後悔と「卒業できない。」と言う絶望感。
学校が卒業できない。進路がめちゃくちゃになってしまう。どう生きていけば良いのかもうわからない・・・と言う気持ち
すっごく後味悪いです。
なぜこの夢を未だに見るのか。
提出物一つで留年って鬼畜過ぎやろ!?
ほぼ同じパターンで「遅刻」がありますね。遅刻一つで留年て!!ってなりますが、夢だと本当みたいで・・・嫌ですw
この夢はネタにも使えないし、後味悪すぎて嫌い。
もう見たくないのに・・・・くそw
〇遊園地の広場
10.遊園地の夢
自分の夢の中で、いつも気持ちが揺さぶられる。それが「遊園地」の夢です。
遊園地が出てくる夢の中では、ほとんど決まって自分は「子どもの頃の自分」になっています。大体小学生高学年ぐらいに
出てくる遊園地はほとんどがどこかわからない所で、中に入れないことも多いです。
中に入っても遊具に乗らない展開が多くて「自分はそれを見ているだけ」になる雰囲気がとてもあります。
長く続く道路、白い柵。
街路樹の向こう側に見えるジェットコースターや観覧車。
湧き上がる高揚感が抑えきれない程にワクワクして歩いているのに、中に入らない。
とても楽しそうな雰囲気に、自分も楽しめる期待感はいっぱいあるのに
急に自分はそうじゃない所に陥る感覚
みんなが楽しそう
思いっきりはしゃいで良いのに
思いっきり楽しんで良い場所なのに
弾んでいた足取りはいつしか空虚で
圧倒するような大型の遊具が非現実的に見えて来て、私はただ歩くだけしかしない
遊園地の夢は、どこか切なくなります。
なぜ、自分はその中に入れないのか
とても楽しそうなのに・・・と。
夢に出てくる遊園地はどれも見たことも無い遊具やアトラクションがあって、とても面白いんですが・・・
一人でむなしく彷徨っている感覚
周りが賑やかで煌びやかな程、自分の影が濃くなっていく感じが辛いですね。
怖くもない、だけど楽しくない
遊園地なのに、遊園地じゃない。
自分のせいでそうなっている。
実際の自分を表すようなメタファー的な内容なので、好きだけど好きになりきれない。それが遊園地の夢ですね。
〇牛丼屋の店内
11.ラーメン屋の夢
私が「夢で見るならこの夢」と思っているベスト3に入るのが、このラーメン屋の夢です。
展開としては「夜」が多く、昼間の場合は「ラーメン屋を探す」だけでお店に入れないハズレ展開が多いです。
私はラーメン大好きなんですが、夢の中では「伝説級に旨いラーメン」が必ず出てくるので、絶対に逃せません。
夜の街を一人で彷徨いながら、あのラーメン屋はどこにあるだろうと私は毎回探し回ります。
お店の特徴は、まず「赤い暖簾」に「小さい店」と言うのがあります。
昔ながらの個人経営って感じ。
「ラーメン」って書かれた赤い暖簾。
中はカウンターとイス8つぐらい
そこのラーメンが本当に旨い。
体感したことのないうま味の系統で、舌に絡みつくようで、スルっと喉に入ってくる
あまりの旨さに感動すらするんですが
このラーメンが「激レア」もので、ほとんどが店を見つけられない展開ですね
ある程度「明晰夢」が見れるだけにそれが邪魔してくるんですよ。
覚えてるからこそ、邪魔されると言うか
ラーメン屋は出てくるけど「ここじゃない」とか、それっぽいけど中が伽藍堂だったりして「ハズレ」ちゃうんですよね
夢の中のラーメンの味は「夢の中レベル」なので、現実ではあった事はないですが、だからこそ探し回っちゃいますね
〇幻想空間
12.絶景の夢
それでは、最後に「絶景の夢」の話をしていこうと思います。
夢の中の「絶景」も、日常生活ではあり得ない光景で、自分の中ではベスト1の内容です。最近見ないですけど・・・w
私は家からほとんど出ないので、なぜこんな絶景を夢で見られるのかいつも不思議ですね。
どんな絶景か?
2つ程、紹介します。
一つは空です。
そう、何も変哲もない空。
電車の中から、ゆっくり街並みが流れていくのが見えて、空は青く晴れ渡っている
太陽が輝く中、周囲から「何だあれ!」と騒ぐ声がしてくると、空に輝いている雲が大きく見えてきます
鮮やかな色が虹のように付いていて
龍に見える形をしていて
それが、進行方向からゆっくり見えてくる
私は「龍雲(りゅううん)だ!」と心の中で思いっきり叫びます
目の前に来る頃には雲は見たことも無い程色鮮やかで、少しずつ龍の形から崩れ行こうというところで視界から消えました
実は、雲が虹色に色づく現象は「彩雲」と言う現象で実際にあるみたいです。
それが巨大な龍の形をしている事なんて、恐らく一生かけても見られないかなと思うので素敵な内容でしたね。
もう一つは海です。
私は海岸の高台に居て、眼前には雄大な海と白い砂浜が眼下に見えてます。
で、ここらがあり得ないんですが海岸に幾つもの棚田の様なものが連なっているんですよね。
棚田がわからない方も居るかもしれませんが、夢で見たものは棚田っぽいもので
幾何学模様の水たまりだと思って下さい
幾つもの大きな水たまりが岩で仕切られていて、網目のように無数に広がっているんです。
そこにゆっくりと夕日がさしていく。
海も、眼下に見えるその棚田も
黄金に輝いて、まさに絶景でした。
この絶景はあまりにも感動したんで、また見れないものかと探したんですが
海に隣接する棚田ってあり得ない訳で
とにかく
絶景系の夢は何度でも見たいですね。
年一回あるかないかレベル・・・残念。
さて、つらつらと綴ってきましたが
私の夢綴りはここまで。
次はあなたの見た夢を聞かせて下さいね
不思議なことに、ディティールは違えど多くの人が共通して見る夢のパターンがありますね。この作品でもそれを感じました。ユングが言うところの集合的無意識に存在する元型なんでしょうか。作者さんは題材やインスピレーションの源として活用するとのことですが、睡眠学習ならぬ睡眠創作と言えるかもですね。