ゴリラと流れ星と願い事

ぐらっぱ

第八話 ゴリラと友情と落とし穴(脚本)

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〇星
  キミ達の願い、叶えてあげる
  どんな願いでも叶えてあげるよ
  さぁ、キミ達は何を願う?
「ささやかでいいの あたしは・・・」
「あの人を見守っているだけで 幸せだから」
「でも、もしあの人が──なら その時はきっと願うわ」

〇黒

〇暗い洞窟
(何で俺たちは落ちているんだっけ)
(ああ、そうだ 昨日流れ星に会った後・・・)

〇黒

〇川沿いの道
ケンタ「ユキジチェッカーって・・・なんだ?」
マサル「うむ・・・」
ケンタ「・・・」
マサル「・・・」
「眠いな!」
ケンタ「とりあえず今日は帰って寝て 明日ユキジんち行くかあ」
マサル「そうしようぜ 明日は休みだしユキジに連絡よろしくな」
ケンタ「わかったよ それじゃぼくは帰る また明日なー」
マサル「おう、またー」
マサル「・・・」
マサル「って、俺んちジャングルじゃん!」
マサル「ケンタぁ 泊めてくれー!!」

〇黒

〇女性の部屋
(明日あの人が来るなんて・・・)
(どうしよう まだ心の準備が・・・)
「おーい、カナコー 何してるんだ?」
「あっ・・・ 部屋入ってこないでよ! お兄ちゃん」
「なんでだよー?」
「明日の準備で忙しいの!」
「明日出かけるのか? 兄ちゃんな、友達が明日家にくるけど カナコの部屋で遊んでいい?」
「ダメに決まってるじゃない! 出かけないし」
「ダメかー 兄ちゃんの部屋散らかってて危険でさぁ」
「もー! それなら片付けたらいいじゃない! 忙しいんだからもうあっち行って!!」
「そっかぁ わかったよ」
「明日どうしよう〜」

〇黒

〇住宅街
マサル「ケンタぁ助かったぜ なんとか野宿する事ができたぞ」
ケンタ「うちにあった3人用寝袋が役に立ったな」
マサル「ゴリラにジャストサイズだったぜ」
ケンタ「うちに泊めてやりたかったが なんか親が異性とお泊まりは早いって」
マサル「同性だろ!?」
ケンタ「ぼくが女子になったせいで 親まで女の子扱いするようになったぽい」
マサル「こうなる前はよくお泊まりしてたのにな」
ケンタ「早く元に戻って 日常を取り戻そうぜ」
マサル「そうだな」
マサル(っていうかこの寝袋 3人入るってどういう時使うんだ?)
ケンタ「あっそうだ ユキジの事で思い出したんだけど」
マサル「うん?」
ケンタ「ぼくが女子になる前 ユキジに貸したカメラをまだ持ってるか 聞いたんだよ」
マサル「ふむ?」
ケンタ「あの時は部屋にあるぞーって言ってたのに 昨日ユキジに連絡した時 あいつなんて言ったと思う?」
マサル「壊したとか?」
ケンタ「あいつ、カメラって?って もう忘れてるんだぜ? 信じられないだろ?」
マサル「ユキジの事だしなぁ・・・ 悪気はないけど忘れっぽいっていうか」
ケンタ「そういやあいつ忘れっぽすぎて 小学校のプール授業の時 水着履いてきたけど着替え忘れてたっけ」
マサル(ノーパンで帰ったから 暫くノーパンマンってあだ名だったな)
マサル「あいつもきっと色々ありすぎて 忘れてしまっただけさ」
ケンタ「そうだな!」
マサル「ユキジに会えば全て解決するはずだ」
ケンタ「だな! ・・・ユキジんちもうすぐだ」

〇綺麗な一戸建て
ユキジ「おー! よくきたな」

〇部屋の前
マサル「お邪魔するぜ」
ユキジ「ちょっと今おれの部屋散らかってるから 気を付けてくれよな」
ケンタ「そんな事言いつつ いっつもユキジんち綺麗じゃないか」
ユキジ「まぁ、マサルのジャングルに比べたら 綺麗な方かなー」
マサル「いや! 俺んち昔からジャングルじゃねーし!」
ユキジ「ははは まぁ入ってくれ」
ユキジ「そうそう言い忘れてたけど ちょっと今、床がおかしいから 気を付けて入ってくれよなー」

〇暗い洞窟
「うわぁあああ!!」
マサル「な、なんだこれ!?」
ケンタ「落とし穴!?」
マサル「おーちーるー!!」
ケンタ「一体どうなって・・・」
ユキジ「おーい 大丈夫かー? よく見ないと穴に落ちるぞー」
マサルとケンタ「もう落ちてるー!!」

〇部屋の前
「今の声は何・・・?」
ユキジ「なんだ、カナコいたのか」
カナコ「悲鳴が聞こえたんだけど・・・」
ユキジ「なんかすっごい格好してるな!」
カナコ「これは勝負服 ・・・ってなんで部屋に穴が!? それとさっきの人達誰?」
ユキジ「なんかおれの部屋穴空いてるんだよなー あいつらはおれの友達のマサルとケンタ」
カナコ「えっ・・・」
ユキジ「カナコだって知ってるだろ? いっつもマサルの事気にしてるし」
カナコ「えっ・・・?」
ユキジ「まぁ今に戻ってくるだろ その間にお茶の準備でもしてるか」
カナコ「・・・」
カナコ「どうしてこんな事に・・・」

〇動物
  突然の落とし穴
  友人の家に遊びに来ただけで
  もうピンチ!?
  一体マサル達はどうなってしまうのか
  第九話へ続く・・・!

次のエピソード:第九話 ゴリラと乙女の恋心

コメント

  • 落とし穴に落ちた状況ついに分かり(いや、結局謎なんですが…)、このままブラジルのジャングルまで突き抜けてしまう流れなのかそうでないのか。笑
    カワイイ新キャラも登場で、次回も楽しみです^^
    前回の挿入歌(ゴリRap?)も見てる方も謎のテンションになり良かったです!

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