ミラクルマジカルガール

どんぐり

ハラハラドキドキ!地域防災訓練!(脚本)

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〇魔王城の部屋
クライ「さて、あいつらの強化を受けて俺らもパワーアップすることにするか」
バッド「それなら、まずは俺に汚名返上のチャンスを!」
クライ「いいだろう」
バッド(やっとチャンスが来たぜ!あいつらをギャフンと言わせるか!)

〇シックなリビング
  夏休みも終盤に入った、ある日のこと。
春野雫「桃子、夏休みの宿題の残りって、しおりの日記だけでしょう?」
春野桃子「正解。それと、最終日に作文を書くのよ」
春野雫「桃子、来年は中学生なんだし、しっかりやるのよ」
春野桃子「わかったわ。引き続き早寝早起きは続けるわ」
春野雫「あ、それと、地域防災訓練のお知らせが市の広報に出てるわよ」
春野桃子「えっと、「次の週末、避難所設営訓練と避難訓練を行います」って書いてあるわね」
春野雫「避難所設営は災害が起きた時に重要なことよ。今のうちにノウハウを身につけておくといいわね」
春野桃子「そうね。パパにも、今夜見せるわ」

〇シックなリビング
  その夜。
春野桃子「それで、その日の夜から学校の体育館で泊りがけで防災訓練をして、次の日の朝に地域防災訓練をするの」
春野正幹「避難所設営訓練だろう?パパも参加するさ」
春野雫「友達も誘うんでしょう?」
春野桃子「一応そうする予定よ」
春野雫「小鳥の面倒は私が見るわ」

〇二人部屋
冬元あこ「そういえば、お姉ちゃん、この前のお出かけはどうだったの?」
冬元茜音「あのね、あこ、私がミラクルマジカルガールだってことは黙っていてほしいの」
冬元あこ「どうして?」
冬元茜音「あこを巻き込みたくないからよ」
冬元あこ「わかったわ。黙ってるわね」
冬元茜音(あこをまた危険な目に遭わせないわ!)
冬元あこ「そういえば、お姉ちゃん、防災訓練の話、知ってる?」
冬元茜音「市の広報に書いてあったやつでしょう?泊りがけだから、お父さんやお母さんと一緒に行くことになるわね」
冬元あこ「今夜相談しようよ!」

〇おしゃれなリビングダイニング
夏木藍衣「そういえば、おじいちゃんとおばあちゃんは老人会でいないわね」
夏木翼「ああ。僕は日番だけど、両親はすでに出社したし、今日は僕ら二人きりだね」
ネコ「ミャオ!」
夏木藍衣「そういえば、この前の愛奈姉さんへ行ったの、楽しかったわ」
夏木翼「そうだね」
夏木藍衣「姉さんたちも元気そうでよかったわ」
夏木翼「そうだ。市の広報を見たかい?防災訓練の話が載ってるよ」
夏木藍衣「それ知ってるわ。避難所設営訓練も同時に行うから、1泊2日での日程で週末にやるんでしょう?」
夏木翼「正解。その日、僕も行くことになってるから、一緒に行こうか」
夏木藍衣「そうね」

〇ホール
  響の通う高校の演劇部の夏公演の日。
秋月萌黄「いよいよ始まるわね」
秋月雄二「そうだな」
秋月萌黄「今回は中国を舞台にした劇だって言ってたわよ」
妹尾里佳子「響の演技、楽しみね」
  やがて、上演開始となった。

〇中華風の通り
演劇部員「ここで戦うことになろうとはな、美鈴」
秋月響「今日こそ決着をつけるわよ、リー!」
演劇部員「上等だ。さあ始めようか」
  激しい熱戦となった!
秋月響「それっ!」
演劇部員「うわーっ!参った!」
秋月響「私の勝ちだわ!」

〇ホール
  響の演技に、人々は圧倒された。
秋月萌黄「今のはすごかったわね!」
秋月雄二「そうだな!」
妹尾里佳子「響、合宿の時も、カンフーアクションの映画を見て勉強してたって言ってたわよ!」
秋月萌黄(私も、お姉様みたいな立派な大人になって見せるわ!)
  公演は大盛況に終わった。

〇おしゃれな居間
秋月響「今日の公演は私としてもいい出来栄えだった気がするわ」
秋月雄二「カンフーアクション凄かったもんなぁ」
秋月俊「そういえば、市の広報によると、萌黄の通う学校で防災訓練があるそうだよ」
秋月輝子「泊りがけでやるやつでしょう?」
秋月萌黄「だから、私以外で行きたい人、いる?」
秋月俊「行けるよ」
秋月輝子「こっちも問題ないわ」
秋月響「私は、明日から学校だから、ムリね」
秋月雄二「俺、来週一週間夏期補習だしなぁ」
秋月萌黄「じゃあ、行けるのは、お父さんとお母さんだけね」
秋月輝子「萌黄、私が行くわ。かわいい末っ子のためですもの」
秋月雄二「ウサギは、俺とオヤジと姉さんで見るから、安心してくれ」
秋月萌黄「よかったわ!小学生は、保護者同伴だって書いてあったんだもん!」

〇綺麗なダイニング
  その夜。
冬元莉子「地域防災訓練の話?」
冬元あこ「私たちの学校で、泊りがけでやるの。避難所設営訓練をやるんだって」
冬元茜音「小学生以下は、保護者同伴なのよ」
冬元莉子「私が行くわ」
冬元紀彦「留守番は、俺に任せてくれ。自炊して過ごすよ」
冬元茜音「ウサギの面倒もお願いね」
冬元紀彦「OKだ!」

〇おしゃれなリビングダイニング
夏木藍衣「それで、今度の地域防災訓練、いけそう?」
夏木智也「じゃあ、俺が行くよ」
夏木さくら「翼もでしょう?」
夏木翼「そりゃ、警察だって行くからね」
夏木佳子「猫の面倒はこっちで見るから、安心してね」
夏木昭雄「藍衣、ちゃんと指示に従うんだよ」
夏木さくら「じゃ、私も同行するわね」

〇一戸建ての庭先
  その夜。
春野桃子「それで、樹くんは防災訓練行けそう?」
大久保樹「問題ねぇな。ウサギは親父が面倒見るって言ってたし」
春野桃子「私はパパと一緒に行くわ。小鳥の面倒はママが見ると言ってたもん」
大久保樹「桃子、夏休みの最終日に書く作文の内容は決めてるのかい?」
春野桃子「決めてるけど、中身は始業式のお楽しみよ」
大久保樹「実は俺もだよ。また明日な!」
春野桃子「おやすみ!また明日ね!」

〇学校の校舎
  総合防災訓練当日。最初は、避難所設営訓練となった。
大久保美来「樹、ちゃんと指示に従うのよ」
大久保樹「判ってるよ」
春野桃子「こんばんは、樹君!」
大久保樹「桃子!」
春野正幹「桃子、避難訓練と同じように、防災訓練も大事だよ」
  参加者は、体育館へと入っていった。

〇体育館の中
  やがて、会場設営訓練が始まった。
夏木翼「それでは、指示に従って組み立てていきましょう」
女性警察官「指定された番号に合わせる形で組み立てていきましょう」
  やがて、避難スペースも完成した。
女性警察官「自衛隊も、炊き出しやお風呂、洗面所といった空間も整備してますので、順番を守ってくださいね」
春野正幹「避難所生活でも、歯ブラシは大切だよ」
春野桃子「そうね」
大久保樹「テレビでもやってたぜ」
  一行は外へと出た。

〇グラウンドの水飲み場
自衛隊員「食事はこちらで炊き出しをしてますよ」
自衛隊員「入浴スペースはこちらになります」
自衛隊員「順番を守ってくださいね」
  食事を済ませた桃子たちは、入浴を済ませた。
春野桃子「避難所設営訓練、頑張った甲斐があったわね」
夏木藍衣「本当の災害時に備えておいて正解だったわ」
秋月萌黄「そうね」
冬元茜音「でも、ダークランドは容赦なく攻めてくるわよ」
秋月萌黄「寝る前、パフュームやステッキは枕元に置きましょう」
春野桃子「そうするわ」
夏木藍衣「避難訓練は午前中で終了するから、家に帰ったらこの日のことも日記に書かなくっちゃね」
秋月萌黄「そうするわ」

〇体育館の中
  その夜。
春野桃子「ミラクルマジカルウォッチとパフュームとステッキは、手提げ袋に入れておきましょう」
夏木藍衣「そうね」
秋月萌黄「深夜にダークランドが来ても安心ね」
冬元茜音「そうね。明日はサイレンが目覚まし代わりだとか何とか言ってたし、早く寝ましょう」
夏木藍衣「そうね」
  メンバーは、就寝した。

〇グラウンドの水飲み場
  真夜中のこと。
バッド「今日こそあいつらをコテンパンにしてやる!!行け、ディザスター!」
ディザスター「ディザスター!!!」
バッド「今回のターゲットは、あれだ!」
自衛隊員「しまった!!」
バッド「よーし、思いっきり暴れてやれ!」
自衛隊員「これより、攻撃を開始する!」
「了解!」
  しかし、彼らでも歯が立たなかった!
バッド「ばかめ!」
ディザスター「ディザスター!!!!」
  あっという間にねじ伏せられる隊員たち!

〇体育館の中
春野桃子「今のって!」
夏木藍衣「校庭にダークランドがいるわ!」
秋月萌黄「早くいきましょう!」
冬元茜音「何とかしないと!」
  急いで駆け出す桃子たち。
冬元あこ(お姉ちゃん、負けないで...!!!)
大久保樹(負けるなよ、桃子!)

〇グラウンドの水飲み場
バッド「このまま恐怖の世界に染めてやるまでだ!」
春野桃子「やっぱりあなただったのね!」
バッド「そうだ。今日こそお前らを倒してやる!」
春野桃子「許せないわ!みんな、変身よ!」
「オッケー!」
  一行は、パフュームを取り出した!

〇カラフル
春野桃子「ミラクルマジカルチェーンジ!!!」
「ミラクルマジカルチェーンジ!!!」
チアフルスマイル「チアフルスマイル、可愛く登場!」
チアフルシック「チアフルシック、可憐に登場!」
チアフルポップ「チアフルポップ、元気に登場!」
チアフルエレガント「チアフルエレガント、美しく登場!」
「私達、ミラクルマジカルガール!!」
チアフルスマイル「みんなの笑顔と幸せ、守ってみせる!」

〇グラウンドの水飲み場
バッド「やっとお出ましか。やっちまいな!」
ディザスター「ディザスター!!!!!!」
チアフルスマイル「行くよ、みんな!」
「オッケー!!!!!!」
  一行は、果敢に立ち向かった!
チアフルスマイル「チアフルスマイルハート!」
チアフルシック「チアフルシックハート!!!」
チアフルポップ「チアフルポップハート!!」
チアフルエレガント「チアフルエレガントハート!!!!」
バッド「馬鹿な!こんなにパワーアップしてるなんて思えない!」
ディザスター「ディザスター!!!!」
バッド「ええい、よくも怒らせたな!」
チアフルスマイル「それはこっちのセリフよ!みんな、とどめを刺すわよ! チアフルスマイルハート!」
チアフルシック「チアフルシックハート!」
チアフルポップ「チアフルポップハート!」
チアフルエレガント「チアフルエレガントハート!」
チアフルスマイル「ミラクルマジカルブレスレットよ、私たちに力を!」
「ミラクルマジカルブレスレットよ、私たちに力を!」
  4人が描いたハートが、ブレスレットの力を取り込み、パワーアップした。
  クローバーに変身したのだ!
チアフルスマイル「行くわよー!ミラクルマジカルクローバーアターック!」
「ミラクルマジカルクローバーアターック!」
「ミンナハッピー....」
バッド「うわーっ!!!クライ様ーっ!!」
「みんな明るく、」
チアフルスマイル「笑顔♪」
  バッドは、パワーアップしたミラクルマジカルガールの攻撃をモロに喰らい、死亡した。
自衛隊員「あれ?僕は一体....?」
自衛隊員「あの化け物は、私達でやっつけましたよ。しかも、ミラクルマジカルガールという4人も一緒でした」
自衛隊員「あの子たちにも感謝しないといけませんね」

〇魔王城の部屋
クライ「畜生!バッドが殉職しやがった!」
ダーク「バッドの仇、この俺がとるしかないな!」
ドクター・フィアー「忌々しきミラクルマジカルガール! 今度という今度はただじゃ済みませんよ!」
テリブル「俺らもそろそろ再出陣と行くか!」
クライ「ま、俺もじっくり戦略を練って、タイミングを見計らって参戦する」
ダーク「そりゃボスは慎重派ですからね」
マリシャス「今度という今度は、ただじゃすまない!」

〇体育館の中
  事件を解決したときは、もう朝になっていた。
大久保樹「桃子、大丈夫だったか?」
春野桃子「平気よ。大丈夫だったわ」
夏木藍衣「バッドも倒したし、これで一安心ね」
秋月萌黄「そうね」
冬元茜音「今回の件で、またダークランドもパワーアップするかもしれないわね」
春野桃子「そうね。このこともジョイフルさんたちに知らせましょう」
  やがて、一行は外へ出た。

〇グラウンドの水飲み場
  外では、総合防災訓練が行われた。
春野桃子「すごいわねぇ」
夏木藍衣「私、起震車でびっくりしちゃった!」
秋月萌黄「私は防災トイレの作り方とかのレクチャーを受けたわ」
冬元茜音「「171」の体験もしたわ」
  ほかにも様々な訓練をした桃子たち。
冬元あこ「お姉ちゃん、あっちでAED体験やってたよ」
冬元茜音「AEDもしっかり使い方をマスターしないとね」
  夏休みの最後の思い出作りをした、桃子たちだった。

次のエピソード:いよいよ2学期!楽しみいっぱい!

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