ゴーストライターは死刑囚!?現在逃走執筆中

ヒナタクチ

エピソード10(脚本)

ゴーストライターは死刑囚!?現在逃走執筆中

ヒナタクチ

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〇高級マンションの一室
  そして1ヶ月後、信じられない事が起きた。
  現実は小説より奇なりってこういう事なんだろうと実感した
東街エリ子「誰かな?」

〇シックな玄関
東街エリ子「すみません、着替えてから開けますね」

〇玄関の外
アンリ・デルタ「久しぶりだね!!エリ子!!」
東街エリ子「アンリ!!」
東街エリ子「どうして」
東街エリ子「でも...良かった...無事で」
アンリ・デルタ「私がそんなヘマする訳ないでしょ」
アンリ・デルタ「まぁ、でも...確かに心配かけちゃったよね。ごめんね」
編集長 山崎権蔵「いやぁ、うちの大物作家達が感動の再会をしてくれて良かった良かった」
FAN「本当にそうですよね」
東街エリ子「アンリ、ところでなんで編集長と出会ったの?あとあのマッチョな人は誰?」
アンリ・デルタ「あぁ、FANのことね。彼は私の脱獄をサポートしてくれた人だよ。おかげで日本に逃げる事ができた」
アンリ・デルタ「よくわかんないけどエリ子の編集長とFANは仲間だったみたいだね。よくやり取りしていたらしいし」
  本当に編集長とFANさんは仲が良さそうだ
アンリ・デルタ「ところで編集長、エリ子と再会したらみんなで食事に行く約束でしたよね!私、スキヤキがいいです!!」
編集長 山崎権蔵「えっ、スキヤキかい!! それは僕の財布にダイレクトアタックしそうだね...」
編集長 山崎権蔵「(まぁ、経費で落とせば何とかなるだろう!!)ならスキヤキ屋に行こうか!!」
FAN(心中お察しします)

〇焼肉屋
  美味しそう!
FAN「すみませんね、私まで奢っていただいて」
編集長 山崎権蔵「いや、いいんだよ!!じゃんじゃん食べてしまおう!!」
FAN「箸が使えないのでフォークいただいて大丈夫ですか?」
編集長 山崎権蔵「そうだったね、店員さんに用意してもらおう」
アンリ・デルタ「あっ、ついでに私もフォーク欲しい。 箸使いづらいから」
編集長 山崎権蔵「フォーク2本ね、了解」
FAN「...!」
FAN「アンリさん、私の部下からニュースが来ました」
アンリ・デルタ「えっ、何? ...!!」
  FANがアンリに見せたのは×国政府で内部抗争が勃発したらしい。
  ディグニティ大佐派とピンイン裁判長派で分かれ、勝利したのはディグニティ大佐派だった。
  尚、大統領は中立の立ち位置だったとの事

〇牢獄
  そして、ピンインは児童売春や違法薬物使用等様々な罪で無期懲役となった

〇焼肉屋
アンリ・デルタ「ハァー、まさかあの裁判官がねぇ」
FAN「仲間割れするとは思いませんでしたね」
編集者 星あかり「?何の話をしているんですか」
FAN「あ、いや、こっちの国の話だから気にしなくても大丈夫ですよ」
編集者 星あかり「?そうですか」
  ちなみに星あかりに一連の騒動についてはまだ聞かされてはいない。
編集者 星あかり「それとお肉は生卵につけて食べると美味しいですよ」
FAN「生卵は私は苦手だから遠慮しようかな」
アンリ・デルタ「何それ!初めて見た!!美味しそう」
FAN(アンリさんは流石チャレンジャーだなぁ)
東街エリ子「ならFANさん以外の生卵注文しておきますね♪」
  こんな感じで私達は楽しい食事会を過ごした

〇高級マンションの一室
  その後、色々話し合った結果、アンリは私の家にルームシェアする事になった
  しかし、気になる点が一つあった
東街エリ子「ねぇ、アンリ...私と合作した作品の"ゴーストライター"は辞めてちゃんと"合作"って事にした方がいいと思うけど」
アンリ・デルタ「いや、まだ×国の問題は解決していないし後から知ったけど私を助けるデモが周辺国で度々あったらしいんだよね」
東街エリ子「えっ、そうだったの」
アンリ・デルタ「このタイミングで「東街エリ子がアンリ・デルタと実は合作していました」ってなったら面倒な事になりそうな気がするから」
アンリ・デルタ「しばらくはゴーストライターのままでいいかなぁって」
東街エリ子「なるほどね」
アンリ・デルタ「あとここ数年粘着質なファンから2次創作についてケチつけられたのマジで腹立つから」
アンリ・デルタ「しばらくは誰の評価も気にせずに書きたいかなって」
東街エリ子「わかったよ」
アンリ・デルタ「まあ、でも生存報告はしているんだけどね」
東街エリ子「?」

〇中東の街
「ねぇ、アンリ・デルタは実は生きていてまだ執筆しているんだって」
「マジ!?処刑されたんじゃないの?」
「えっ?脱獄したって噂だけど?」

〇中東の街
「でもネット上で証拠は散らばってるらしいぜ」
「アンリと似たような文章の小説、SNSで見たことある」

〇SNSの画面
「アンリ、まだ姿隠してるだけで生きてるんじゃねーの」
「まるでオバケみたいだねアンリ・デルタ」

〇SNSの画面
アンリ・デルタ「まっ、こんな感じで私の存在を匂わせて周りの野次馬に適当に噂を広めさせて私の存在感は消さないようにしてたんだよね〜」
東街エリ子「アンリ...どう言っていいかわからないけど私の想像を遥かに超えた事していたね」
  こうしてアンリ・デルタはしばらくは×国ではゴースト(のような都市伝説な)ライターとして世間を騒がせていましたとさ
  おしまい

次のエピソード:あとがき

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