ニコ☆イチ↑

Too Funk To Die

第十話 浄化の力☆炸裂!そして、アクロレーンの思惑は(脚本)

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〇華やかな広場
  私、甘宮苺果(あまみや いちか)、中学一年生!
  魔法少女「ピュアストロベリー」の正体なんだ!
  ピヨピヨランドでの修行は、ぜんぜん熾烈を極めなかったけど・・・
  新しい力、カスタードパワーを使えるようになったよ!!
ピュアストロベリー「よぉーし、今助けに行くからね!」
ピュアストロベリー「待ってて!めるちゃん、ニコタイン!!」

〇河川敷
ニコタイン「はぁ、はぁ・・・」
ニコタイン「なんとか撒いたでござるか」
ニコタイン「う゛っ!?」
ニコタイン「某としたことが・・・不覚をとったでござるな」
ニコタイン「とりあえず、一服を・・・」
ニコタイン「・・・と、ずぶ濡れにきまってるでござるな」
ニコタイン「それ以前に某、随分前に禁煙したはずだったでござるよwwww」
ニコタイン「そういうわけでござる。乾くまで少し待っててくれるでござるか?」
ニコタイン「ぐうっ!?」
レッドプリン「ココデ終ワリダ」
レッドプリン「消エ去レ!!ストロベリーノ同胞ヨ!!!!」
ニコタイン「・・・やれやれ、無粋な魔法少女でござるな」
ニコタイン「いいだろう、第二ラウンドと洒落込むでござる!」
ニコタイン(そうは言っても、川の水で某の火も消えかけ・・・)
ニコタイン(これは想像以上にまずいでござる!)
レッドプリン「コロスコロスコロスコロス!!」
ニコタイン「ここまでか──!?」
???「うわあああああああ!!!」

〇空
「ぎゃああああああああーー!!??」

〇河川敷
レッドプリン「ぶぎゃんっ!?」
ピヨりん「チッ、ちょっと座標設定ミスっちまったぜ〜・・・」
ニコタイン「ぴ、ピヨりんどの!?」
ニコタイン「ということは・・・!!」
ピュアストロベリー「いったぁ〜いっ!!」
ピヨりん「おう、オメ〜も無事か、ストロベリー」
ピュアストロベリー「無事じゃねえよ!!」
ピュアストロベリー「なんで上空に戻ってくんだよ!!」
ピヨりん「うるせえなぁ・・・お前が飛べねえのが悪いんだろ!」
ピュアストロベリー(お前も別に飛べてはなかったろ!!)
ニコタイン「す、ストロベリーどの・・・!」
ピュアストロベリー「ニコタイン!」
ピュアストロベリー「よかった、間に合って!」
ニコタイン「ぐほぉっ!?」
ニコタイン「な、なして・・・!?」
ピュアストロベリー「あ、ごめんなんかノリで・・・」
ピヨりん「おいおいお前ら、のんびり再会を懐かしんでる場合じゃねーみてえだぞ」
レッドプリン「ストロベリイイイイイィィィィ!!」
ピュアストロベリー「めるちゃん・・・!!」
ピヨりん「奴さん、激おこぷんぷんスタジアムだぜ」
ピュアストロベリー(マツダZoom-Zoomスタジアムみたいに言うなよ・・・)
ピュアストロベリー「でももう負けないよ!そのために修行頑張ったんだから!」
ピヨりん「ま、修行自体は一瞬で終わったけどな」
ピュアストロベリー「ちょっと黙ってて!」
ピュアストロベリー「行くよピヨりん!カスタードフォームに変身だ!」
ピュアストロベリー「あ、あれ?」
ピヨりん「なにやってだオメ〜」
ピュアストロベリー「な、何って・・・なんで合体できないの?」
ピヨりん「ドアホぅ、そんなすぐ合体できるかよ」
ピヨりん「さっきピヨピヨランドで合体したもんだから、俺のカスタードパワーはチャージ中だぜ」
ピヨりん「もう少し待っとけよ」
ピュアストロベリー「ええー!?」
ピュアストロベリー「うひゃあっ!?」
レッドプリン「オアソビハ、オワリダ・・・」
ピュアストロベリー「ううう・・・」
ニコタイン「ふう、それじゃ某は一息つかせてもら・・・」
ピュアストロベリー「ニコタイン!!」
ニコタイン「えっ?」
ピュアストロベリー「ちょっと時間稼ぎしてて!」
ニコタイン「ええーっ!?」
ニコタイン「でも某、けっこう一杯一杯で・・・」
ピュアストロベリー「頼んだからね!!」
ニコタイン「え、えっと・・・」
レッドプリン「コロスコロスコロスコロス!!」
ニコタイン「お手柔らかに、頼むでござるよ?」

〇森の中
ピヨりん「あらよっと!」
ピヨりん「どんどん持ってこいストロベリー!」
ピュアストロベリー(なんで私はここまできて、ひよこの給仕係をやってるの・・・?)
ピュアストロベリー「本当にこんなことでカスタードパワーがたまるの!?」
ピヨりん「うるせーなぁ、ほかにやり方知ってるっつうなら言ってみろ!」
ピュアストロベリー「そ、それは・・・」
ピヨりん「ほら早くよこせ!」
ピュアストロベリー(一体あの体のどこに入ってってるの・・・?)

〇河川敷
レッドプリン「ハァッ!!」
ニコタイン「ぐぅっ!?」
レッドプリン「オラァッ!!」
ニコタイン「ぐああああー!!」

〇森の中
ピヨりん「ふぃ〜、いいお茶だ」
ピュアストロベリー「この状況でなんで落ち着いてんだよ!?」
ピヨりん「ったくうるせーなオメ〜もよ」
ピヨりん「口の中に残った砂糖を洗い流して、一粒でも取りこぼさねーようにするための茶だろうが」
ピュアストロベリー(寿司屋みたいなこと言いやがって・・・!)
ピヨりん「ん!!」
ピュアストロベリー「な、なに!?」
ピヨりん「あーこれはアレだな、あれ」
ピュアストロベリー「あれ?」
ピヨりん「そのだな、だからもうちょいあめ〜もんを食ってだな、その・・・」
ピュアストロベリー「貯まったんだな!?カスタードパワーが貯まったんだろ!?」
ピヨりん「いや〜それはその〜そうとも言うような〜いわね〜よーな・・・」
ピュアストロベリー「ほらやるぞ!早くアンタも目ぇ閉じる!」
ピヨりん「ったく、しかたねーなぁ」

〇魔法陣2
ピュアストロベリー「ってそうか、またこの記憶が見えるやつやるのか」
ピュアストロベリー「2回目以降は省略してくれたらいいのに・・・」
???「兄さん!止めるんだ!!」
ピュアストロベリー「・・・ん?」

〇研究装置
ピヨりん「どうしてなんだよ兄さん!!」
???「どうして、だと?」
???「スウィーツ・パワーの妖精サマに、俺の気持ちなどわかるはずがない!」
ピヨりん「なんだよそれ!俺だって好きで選ばれたわけじゃない!」
ピヨりん「ぶろいら様が言うから仕方なく・・・!」
???「それが気に食わねぇんだ!」
???「俺はあんなにも、スウィーツ・パワーの妖精になりたくて仕方なかったってのに!!」
???「たいして望んでもいねえお前がその役を取ってっちまう!」
ピヨりん「!!」
???「だから決めたのさ・・・」
???「俺はこの・・・エクスタシー・パワーを司る妖精になってやるってなぁ!!」

〇魔法陣2
ピュアストロベリー「なに、今の記憶・・・」
ピュアストロベリー(SFな部屋でニワトリとひよこが言い争ってるとか、どんな世界観だよ・・・)

〇河川敷
ピュアストロベリー「ピュアストロベリー! カスタード☆フォーム!!」
ニコタイン「おお!その姿はまさしく・・・!」
ピュアストロベリー「お待たせニコタイン!あとは任せて!」
ピュアストロベリー「今度こそ、めるちゃんは私が助ける・・・!!」
レッドプリン「ナンダソレハ・・・パワーアップダト・・・?」
レッドプリン「ヤハリ貴様ハ・・・私ノ敵ダアアアアアア!!!」
レッドプリン「ナニ!?」
ピュアストロベリー「敵なんかじゃない!!」
ピュアストロベリー「私は、めるちゃんのお友達だよ!?」
レッドプリン「友達ダト・・・?クダラン!」
レッドプリン「貴様ハ正義ノ名ノ元二、ソノ友達ヲ攻撃スルトイウノカ!?」
ピュアストロベリー「友達が道を外れたら、どんなことをしたって元に戻してみせる!」
ピュアストロベリー「それが・・・友達ってもんでしょ!?」
ピュアストロベリー「行くよ、めるちゃん・・・」
レッドプリン「ぐうっ!?」
レッドプリン「ナ、ナンダコノえねるぎーハ・・・!?」

〇星
ピュアストロベリー「ぴゅあ☆ぴゅあ!!」
ピュアストロベリー「キャッチャー・イン・ザ・ストロベリー🍓!!」
レッドプリン「コノテイドノチカラ、ワタシニハ・・・!!」
レッドプリン「な、ナンダコノ悪寒ハ・・・」
レッドプリン「??」
「ぴぴぴぴー!!!」
レッドプリン「う、ウワアアアアア!!!!」
「ピッピピピピピョー!!!!」

〇河川敷
レッドプリン「グ、グウウウ・・・」
ピュアストロベリー「や、やった・・・!」
ピュアストロベリー「倒せ、た・・・?」
ピヨりん「やれやれ、いつもの倍疲れたぜ」
ピュアストロベリー(いつも大したことしてねえだろ・・・)
???「う、うう・・・」
める「ゲホッ!ガホッ!!」
ピュアストロベリー「めるちゃん!!」
める「いちか・・・ちゃん・・・?」
める「そっか・・・私、あなたに・・・ひどい、ことを・・・」
める「げふっ!!」
ピュアストロベリー「喋っちゃダメ!!」
ピュアストロベリー(傷は深くないのに、今にも死んじゃいそう・・・)
ピュアストロベリー(これが、エクスタシー・パワーの弊害・・・?)
ピュアストロベリー「と、とにかく早く病院に連れていかなくちゃ!」
???「キィーッヒッヒッヒ!!」
ピュアストロベリー「こ、この声は・・・!?」
アクロレーン「お久しぶりですねえ!ピュアストロベリーさん!!」
ピュアストロベリー「アクロレーン!!」
ピュアストロベリー「なんであんたがこんなところに・・・!」
アクロレーン「ああ、そういえば説明してませんでしたね」
ブループリン「こういうこと、ですよ♪」
ピュアストロベリー「!!」
ピュアストロベリー「そういうこと・・・全部あんたの仕業だったのね!!」
アクロレーン「マ、平たく言えばそういうことになりますかね?」
ピュアストロベリー「残念でした!あんたの思い通りにはさせないから!」
ピュアストロベリー「めるちゃんは連れていかせないからね!」
アクロレーン「めるちゃん?ああ、そこの小娘ですか」
アクロレーン「そんな奴、どーでもいいんですよ」
ピュアストロベリー「えっ?」
アクロレーン「ワタクシが欲しいのは・・・」
ニコタイン「う、うう・・・!!」
アクロレーン「彼だけですから」
ピュアストロベリー「に、ニコタイン・・・!?」
アクロレーン「ずぅーっと待っていたんです、ワタクシ」
アクロレーン「ニコタイン君が、隙を見せるのをね」
ピュアストロベリー「ど、どういうこと・・・?」
アクロレーン「ふふ、決まってるでしょう?」
アクロレーン「最強の魔法少女が・・・誕生するのですよ!!」
ピュアストロベリー「待って!!」
アクロレーン「またお会いしましょうピュアストロベリーさん!!」
アクロレーン「そしてそこの小汚いひよこ!」
ピヨりん「!」
アクロレーン「ワタクシの方が正しかったと言うことを、懇切丁寧に証明して差し上げますからね!!」
アクロレーン「このエクスタシー・パワーを使ってねぇ!!」
アクロレーン「クヒャーッハッハッハ!!ハーッハッハッハ!!」
ピュアストロベリー「・・・・・・」
ピュアストロベリー「なんなの、あいつ!」
ピュアストロベリー「なんでニコタインを・・・?」
ピヨりん「・・・・・・」
  突如、ニコタインを連れ去っていったアクロレーン。
  アクロレーンの目的とは?そしてピヨりんとの関係は?
  多くの疑問を残したまま、物語は、最終章へ向けて加速していくこととなる──
  ──続く

〇華やかな広場
ピュアストロベリー「ついに本性を表したアクロレーン!」
ピュアストロベリー「えーっと、あいつがブループリンで?アクロレーンでもあって?」
ピヨりん「あと俺の兄貴だ」
ピュアストロベリー「ふーん、ピヨりんのお兄ちゃん・・・」
ピュアストロベリー「って、ええー!?」
ピュアストロベリー「次回「知られざる過去!ピヨりんとアクロレーン」」
ピヨりん「次回もストロベリベリ☆ハッピーにしとけよ!」
ピュアストロベリー(思ったより普通だ)

次のエピソード:第十一話 知られざる過去!ピヨりんとアクロレーン!

コメント

  • なんてこった、ニコタイン様が最強の敵に…。
    やはり主役を食いつつある強キャラは淘汰されてしまう運命なのですね。
    でも戦って、そして戻ってくれると信じております。

  • いやぁ、最初はただのギャグ満載ストーリーだと思って読み進めておりましたが、ニコタイン様に見事にハマり、ピヨりんにも見事にハマり、そして、二人がどうしてこまめに情報共有していたのかも分かり、後書き欄の「真の敵」ですと…?

    益々面白くなってきたじゃあありませんか!!!!!
    次回も楽しみにしております👍

  • 時折口調が乱暴になる苺果ちゃんですが、状況が状況だけあって、いつもよりバイオレンスな突っ込みが目立ちますね😂
    そしてまさかのニコダイン魔法少女化!?どんなヤニ臭い魔法少女が誕生してしまうのか…!?次回も楽しみです!

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