さいごのネフテとさよならのレドイ

宇野木真帆

35醒:永遠の命と夢を渡る力(脚本)

さいごのネフテとさよならのレドイ

宇野木真帆

今すぐ読む

さいごのネフテとさよならのレドイ
この作品をTapNovel形式で読もう!
この作品をTapNovel形式で読もう!

今すぐ読む

〇華やかな裏庭
フォンティーヌ「もう!姉さんたちは心配しすぎよ!」
フォンティーヌ「ロボットになったって、私は私でしょ!」
  それはそうだけど...ねぇ、エミリア姉さん?
  えぇ、シルメット...。
フォンティーヌ「...」
フォンティーヌ「大丈夫。必ず元気に戻って来るから。」
フォンティーヌ「姉さんたちも元気でね。」
  あなたもね、フォンティーヌ。
  辛かったら、すぐに戻って来るのよ。
フォンティーヌ「うん!それじゃあね!」

〇黒

〇豪華な部屋
フォンティーヌ「ママ。私行ってくるわ。」
  さみしくなるわね、フォンティーヌ。
フォンティーヌ「...」
フォンティーヌ「ママだったら、どうする?」
フォンティーヌ「永遠の命と...」
フォンティーヌ「夢を渡る力...」
  ...
  ...
  ふふ。
  わくわくしちゃう、わね。
フォンティーヌ「やっぱり!?」
フォンティーヌ「本当にそんな風になれたら!!」
フォンティーヌ「どんなに素敵だろうって!!!!」
  嬉しそうね、フォンティーヌ。
フォンティーヌ「ママなら分かってくれると思った。」
  ふふ。あなたのママですもの。
フォンティーヌ「ママは反対しなかったんでしょ?」
  ...
  いいえ。
フォンティーヌ「えっ...!?」
フォンティーヌ「それじゃぁ、ママもやっぱり反対なの...?」
  ちがうわ。違うわよ、フォンティーヌ。
  パパがやろうとしていることは...
  手伝いと言っても実験なのよ。
  心配しないはずがないでしょう。
  エミリアやシルメットも同じ気持ちよ。
フォンティーヌ「うん。分かってる。」
  フォンティーヌ...
  あなたとの愛しい日々がどれだけあったことか...。
フォンティーヌ「ママ...。」
  あんまり気負い過ぎないでね...。
フォンティーヌ「うん。分かった。」
  このお守りを、あなたに贈るわ。
フォンティーヌ「わぁ!!ママのネックレスね!!」
フォンティーヌ「ありがとう!!大切にする!!」
  気をつけて、いってらっしゃい。
  いつでもあなたのことを想ってるわ。
  大好きよ、フォンティーヌ。
フォンティーヌ「うん。」

〇黒

〇外国の田舎町
デミル「さて、別れの言葉は済んだかな。」
フォンティーヌ「えぇ!早く出発しましょ!!」
デミル「これは頼もしい。」
デミル「まずは、家探しだ。 東京という所に良さそうな場所を見つけた。」
デミル「ロケットを待たせてある。それに乗って出発しよう。」
フォンティーヌ「はーい!」

〇黒

〇住宅街の道
フォンティーヌ「へー!ここが東京!」
フォンティーヌ「家と家がサンドイッチみたいにぎゅうぎゅうね!」
デミル「東京は人口密度が多かったからね。 その名残だろう。」
デミル「私たちの家はそこだよ。」
デミル「先ほど話した通り、この家のハウス型ロボットには眠ってもらう。」
デミル「フォンティーヌは私の後について来るだけでいい。」
フォンティーヌ「わかったわ、パパ。」

〇黒

〇一階の廊下
ハウス型ロボット「初めまして。 2290新型モデルのハウス型ロボットです。」
デミル「おお。 出迎えご苦労。」
デミル「ほら。 フォンティーヌも挨拶しなさい。」
フォンティーヌ「あ、はーい!」
フォンティーヌ(いけない、いけない。 ついよそ見しちゃったわ。)
フォンティーヌ「こんにちは。 私はフォンティーヌ。」
フォンティーヌ「よろしくね。」
デミル「それじゃぁ早速ですまないが、部屋を案内してくれるかね。」
フォンティーヌ(へー!これが新型かー!! 東京やるじゃない!!)
ハウス型ロボット「かしこまりました。」

〇黒

〇一人部屋
ハウス型ロボット「こちらが最後の一部屋でございます。」
フォンティーヌ(狭い部屋ばっかりだけど、ミニチュアだと思えば可愛いわね。)
デミル「そうか。 ありがとう。」
デミル「苦労をかけたな。 少し休むといい。」
ハウス型ロボット「滅相もございません。 私はまだ...」
フォンティーヌ(あ、そろそろね...。)
デミル「永き眠りよ。安らかに。」
フォンティーヌ(一応、私も言っといた方がいいわよね。)
フォンティーヌ(お祈りの言葉だし...。)
フォンティーヌ「永き眠りよ。安らかに。」
  バキッ!!
デミル「眠りについたな。」
デミル「これで外から邪魔されることはない。」
フォンティーヌ「すごい音がしたけど、大丈夫なの?」
デミル「ちょっと力が入り過ぎてしまったようだ。 心配をかけたな。」
フォンティーヌ「なんだスイッチの音...」
フォンティーヌ「パパって意外とそういう所あるわよね。」
デミル「そういう所とは?」
フォンティーヌ「ママがお茶目って言ってたわ。」
デミル「ハッ!ハッ!ハッ!」
デミル「お茶目か、いい言葉だね。」
フォンティーヌ「パパ。ハウス型ロボットをベッドに寝かせてあげるわよ。」
フォンティーヌ「いつまでも床に置いといたら可哀想だわ。」
デミル「...」
デミル「そうだな。すぐに寝かせてあげよう。」

次のエピソード:36醒:パパの分かったは、分かってない。(メンテナンスが忙しいので許してあげて)

ページTOPへ