地球戦士マモルンダー

町村英雄

エピソード11(脚本)

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〇古い倉庫の中
高島守「良子! 弘美!」
  慌てて二人の元へ駆け出す高島。
  良子と弘美、しきりに首を横に振っている。
高島守「無事なのか!?」
  首を横に振る二人。
高島守「愛菜は? 愛菜はどこだ?」
高島良子「後ろ!」
高島弘美「後ろを見て!」
  異変に気付き後ろを振り返る高島。
  後ろからクレーンのフックが高島めがけて向かってくる。
高島守「うあ」
  慌てて避けるが、肩に引っ掛かり負傷する。

〇古い倉庫の中
「流石に一撃で仕留めるのは無理か」
高島守「音無!」
高島守「愛菜はどこだ!」
音無圭一「ああ、あいつは食っちまった」
音無圭一「若くてうまそうだったんでな」
高島守「なんだと!」
音無圭一「なんつって」
高島守「くっ・・・」
  良子と弘美が何かを叫んでいる。
  二人の元へ向かおうとする高島。
音無圭一「おっと動くなよ」
音無圭一「こいつがどうなってもいいのか?」
高島守「愛菜! 大丈夫か!?」
音無圭一「大丈夫かどうかはお前次第だ」
高島守「音無! 愛菜に手を出したら許さないぞ!」
音無圭一「おい。俺をあまり怒らせるなよ」
音無圭一「俺は昨夜、森黒公園でずっとお前を待ってたんだ。 あの傷にもかかわらずな」
音無圭一「でも、お前は来なかった」
高島守「うぅ・・・」
音無圭一「にもかかわらず、俺はこの娘を傷一つ付けずに生かしておいてやってる」
音無圭一「なぜかわかるよな?」
高島守「・・・・・・」
音無圭一「人質は三人もいるんだ。 一人くらい減らしておくか?」
  音無の手が化物の手に変わる。
高島愛菜「いやー!」
高島守「やめろ!」
高島守「分かった・・・分かったよ。 ベルトは渡す」
高島守「・・・だから家族には手を出さないでくれ」
音無圭一「さっさとそうしてればいいんだよ」
音無圭一「ではまず、その場にベルトを置け」
高島守「・・・・・・」
音無圭一「どうした? 娘の命が惜しくないのか?」
高島守「やめてくれ!」
音無圭一「さっさと置け」
高島守「ベルトは・・・俺の身体にくっ付いてて外れないんだ」
  シャツをめくる高島。
  ベルトは高島の腹と一体化している。
音無圭一「どうやら嘘ではなさそうだな」
音無圭一「だったら、お前の身体を切り刻むまでだ」
高島守「な!」
音無圭一「そうするしかないだろう?」
音無圭一「それとも、こっちの娘を切り刻むか?」
高島守「やめろ! 殺されるのは俺だけで充分だ」
音無圭一「じゃあ、こっちに来い」
高島守「場所を・・・変えてくれ」
  良子と弘美はしきりに首を横に振っている。
高島守「家族にはそんな所を見せたくない」
音無圭一「いいだろう。ただし、この娘は連れて行く」

〇倉庫の裏
高島守「さあ、愛菜を離してくれ」
音無圭一「駄目だ」
音無圭一「この娘を離した途端にマモルンダーに変身するつもりだろう」
高島守「違う! 音無、お前も子を持つ親だろう?」
高島守「娘に父親が殺される所なんて見せられるわけないだろ!」
音無圭一「駄目だ。お前に主導権はない」
高島守「・・・愛菜。目を閉じるんだ」
  泣きながら首を横に振る愛菜。

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コメント

  • 結構好きだから、もう少し続いて欲しかったな〜

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