第八話 宿命の対決!?ピュアストロベリーVSレッドプリン!!(脚本)
〇華やかな広場
わたし、甘宮苺果(あまみやいちか)、中学一年生!
魔法少女、「ピュアストロベリー」の正体なんだ!
ザコさんと一緒にいるところを、バケプリに見つかって一触即発になったけど・・・
なんか仲違いして帰っちゃった・・・
なんだったんだろ、一体・・・
〇シックな玄関
ある日の朝──
苺果「おかーさん、ピヨりん、あとついでにニコタイン、行ってきまー・・・」
苺果「いけない、つい・・・」
あれから三日が経つ。
ピヨりんとニコタインはまだ帰ってこない。
苺果「別に1ミリも寂しくはねーけど」
苺果「なーんか調子狂うなぁ・・・」
〇大きな木のある校舎
〇教室
先生「今日もお疲れ様、ボイズエンガールズ!」
先生「最近怪人がよく出るから、気をつけてゴーホームッ!!するのヨ!!」
苺果(一瞬、新手の怪人かと思った・・・)
先生「それにして、シニョリータ・めるは今日もお休みだったわね」
苺果「えっ・・・」
先生「もう3日連続でお休み・・・アタシ、ちょbit心配」
苺果(先生、スペイン語もイケたんだ・・・!?)
先生「シニョリータ・いちか!!」
苺果「はい?」
先生「シニョリータ・めるの分のプリント、お家に持って行ってあげてくれるかしらん?」
先生「頼まれてくれたら、アタシがアツぅ〜いベーゼを・・・」
苺果「あ、はーい持ってきまーす」
先生「・・・最近の子って、ちゃんと自分を持ってて偉いわねぇ」
〇通学路
苺果「え〜っと、地図によるとめるちゃんの家は・・・」
〇草原の道
苺果「ここを抜けて・・・?」
〇山中の坂道
苺果「・・・んん?」
〇けもの道
苺果「・・・んんん???」
〇森の中の小屋
苺果「うっそぉ・・・」
苺果「魔女とか住んでる奴じゃないの、これ?」
苺果「ま、まあいいや、プリントだけ置いて早く帰ろっと」
苺果(めるちゃんに見つかると、また「ニコタインに会わせろ」とか言われてめんどそうだし・・・)
苺果「・・・あっ!」
める「・・・・・・」
苺果「め、めるちゃん!?本当に住んでたんだここに・・・!」
苺果「じゃなくて、大丈夫!?」
苺果「みんな心配してるよ!?」
める「イチ・・・カ・・・ちゃん?」
苺果「めるちゃん・・・?」
める「イチカ・・・ピュア・・・ストロベリー・・・!!」
苺果「!!」
苺果「ど、どうしてそれを・・・!?」
める「ストロベリー・・・コロス!!」
レッドプリン「コロス!!!!!!」
苺果「う・・・そ・・・だよ、ね・・・?」
苺果「めるちゃんが、レッドプリン・・・だなんて・・・」
レッドプリン「ウガアアアアアアアア!!!!!!」
苺果「す、すごい圧力・・・!」
苺果「ねえ、どうしたの!?何かあったの!?」
苺果(様子が変・・・まるで、マスター・コールタールみたいに・・・)
レッドプリン「コロス!!」
苺果「くっ・・・!やるしかない・・・!!」
〇水玉2
苺果「らぶりーはーと❤️ちぇーんじ!!」
ピュアストロベリー「紅色ほっぺは甘〜いしるし!ピュアストロベリー!!」
ピュアストロベリー「今日もみんな、ストロベリベリ❤️ハッピー!」
〇空
ピュアストロベリー「く・・・!!なんて力・・・!!」
レッドプリン「ストロベリー・・・ニクイ・・・!!」
ピュアストロベリー「やめてめるちゃん!!私の話を聞いて!!」
レッドプリン「ストロベリイイイイイィィィィ!!!!!」
ピュアストロベリー「きゃあああああーーーー!!!!」
〇黒
ピュアストロベリー「いやぁあああああーー!!!」
〇廃工場
〇廃墟の倉庫
ピュアストロベリー「あいっ、痛たたたたた・・・」
レッドプリン「ストロベリイイイイイィィィィ!!」
ピュアストロベリー「もうやめて!!」
ピュアストロベリー「どうしてこんなことするの!?」
ピュアストロベリー「あの、優しくて・・・ニコタインが好きな変態なこと以外は優等生のめるちゃんが、どうしてこんな酷いことするの!?」
レッドプリン「ドウシテ・・・ダト・・・?」
レッドプリン「ノゾマレルマママ、マホウショウジョニナリ・・・」
レッドプリン「ノゾマレルママ、ナカマニアイサレル・・・!!」
レッドプリン「ソンナキサマニ、キモチガワカッテタマルカアアアアアア!!!!」
ピュアストロベリー(全部カタカナだからめっちゃ読みづれえ・・・)
ピュアストロベリー「なんかよくわかんないけど、もー怒った!!」
ピュアストロベリー「そっちがそのつもりなら、私も容赦しないからね!!」
〇星
ピュアストロベリー「ぴゅあ☆ぴゅあ!!」
ピュアストロベリー「ストロベリー・フィールズ・4・エバー!!」
ピュアストロベリー「くらええ!!」
レッドプリン「・・・フン」
レッドプリン「コンナモノ・・・キカヌワアアアアア!!!!」
ピュアストロベリー「そ、そんなっ・・・!?」
〇廃墟の倉庫
ピュアストロベリー「ストロベリーパワーが、弾かれた・・・!?」
レッドプリン「コロォォォスゥゥゥ!!!!」
〇廃墟の倉庫
モニターから聞こえる声「ウガアアアアアアアア!!!!」
〇魔法陣のある研究室
モニターから聞こえる声「めるちゃん!もうやめて!!」
ブループリン「クフッフッフフフフ!!!!」
ブループリン「いいねえいいですねえ!!サイコーじゃあないですかレッド!!」
ブループリン「ワタクシが発展させたあの力・・・人間に使うのは初めてでしたが、こうも化けるとは!!」
ブループリン「スモーキーどもでは知性を失うだけでなく、精神に後遺症が残ってしまう」
ブループリン「幹部怪人では後遺症が少ない代わりに、効果が解けやすい・・・」
ブループリン「このような弊害が出るのは、すでに「タバコ」によって脳が侵されていたから」
ブループリン「つまり、タバコの影響のない人間ならば、この力を遺憾なく浸透させることができる!!」
ブループリン「しかも知性がある程度残り、ストロベリーパワー程度では浄化されないときている!」
ブループリン「それも、人が元々持っている負の感情を増幅し、パワーに代えられていることが大きい!!」
ブループリン「こんなことなら・・・!!」
アクロレーン「最初から副流會などではなく、ただの人間を狙えばよかったですねえ!!」
アクロレーン「しかしそうなるとなおさら、彼が欲しくなってきますねえ・・・」
アクロレーン「タバコの力を持ちながら、タバコを絶った、彼の力が・・・!!」
モニターから聞こえる声「そこまででござる!!」
アクロレーン「おや・・・!!」
アクロレーン「こうも都合よく行くと、笑いが止まりませんなぁ・・・!!」
〇廃墟の倉庫
ニコタイン「ここからは某が相手でござる!!」
ピュアストロベリー「ニコタイン・・・!!」
ニコタイン「ぐふぉぁ!?」
ピュアストロベリー「来るのが遅い!!」
ニコタイン「ストロベリーどの・・・感動の・・・再会シーンでは・・・?」
ピュアストロベリー「そんなのどーでもいいから!」
ピュアストロベリー「SSストライクでレッドプリンを倒すよ!!」
ピュアストロベリー「早くいつものめるちゃんに戻してあげなきゃ!」
ニコタイン「ストロベリーどの、それは・・・」
???「そいつは無理ってぇ話だぜ、ストロベリー」
ピュアストロベリー「この声は・・・!」
ピヨりん「こいつに、今のお前の力は通用しねえ」
ピュアストロベリー「なんだピヨりんか・・・」
ピヨりん「オメ〜も腹が据わってきたじゃね〜の」
ピュアストロベリー「それよりどういうこと!?私の力が通用しないって・・・!」
ピヨりん「言葉どおりの意味だぜ」
ピヨりん「マスター・コールタールならいざ知らず・・」
ピヨりん「今のオメ〜の力じゃ、レッドプリンを浄化しきれねえ〜って言ってんだ」
ピュアストロベリー「じゃあどうしたらいいっていうの!?」
ピヨりん「修行回だ」
ピュアストロベリー「はっ?」
ピヨりん「「今の」お前の力じゃ、ってさっき言ったろ」
ピヨりん「修行してストロベリーパワーを進化させれば、レッドプリンのことも浄化できるかもしれねえ」
ピュアストロベリー「そ、そんな悠長な!!」
ピュアストロベリー「このままめるちゃんを放っておいたら、街がめちゃくちゃにされちゃう!!」
ニコタイン「案ずる必要はないでござる、ストロベリーどの」
ニコタイン「そのために、某が来たのでござる!!」
ピュアストロベリー「ニコタイン・・・!あんた、まさか一人で・・・!?」
レッドプリン「ストロベリイイイイイィィィィ!!」
ニコタイン「さあ時間がないでござる!」
ニコタイン「ピヨりんどの、ピヨピヨランドへのゲートを!!」
ピヨりん「言われんでももう準備OKだぜ!」
ピヨりん「さあ来い、ストロベリー!!」
ピュアストロベリー「ちょっと待ってよ!そんなの、そんなのって・・・!!」
ピュアストロベリー「ニコタイーンンンン!!!!」
ニコタイン「ふ、ストロベリーどの・・・そんなに「ン」を連続させて、どんな発音なのか気になるでござるよ」
レッドプリン「ストロベリーノナカマ・・・キサマモ、ユルサン・・・!!」
ニコタイン「許さん、だと・・・?」
ニコタイン「それはこっちのセリフでござる!!」
ニコタイン「よくもストロベリーどのを、某の相棒を痛めつけてくれたでござるな!!??」
ニコタイン「貴様にはこれから、生かさず殺さず・・・」
ニコタイン「ストロベリーどのが戻ってくるまで、いい勝負を演じ続けさせてやるてござる!!」
〇幻想空間
ピュアストロベリー「な、なんなのこれー!?どこ向かってんのー!?」
ピヨりん「さっき言ったろ、ピヨピヨランド、俺の故郷だ!!」
ピヨりん「本当はもっと早くオメ〜を連れてくつもりだったんだがな!」
ピヨりん「ニコタインの奴が、その前に安全なところか見ておきたいとかいうから、遅くなっちまったぜ!」
ピュアストロベリー「し、下見って・・・そういうことだったの〜!?」
トンデモ急展開で、異世界に行くことになってしまったストロベリー。
果たしてピヨピヨランドでの修行とは!?そしてニコタインとレッドプリンの勝負の行方は──!?
──続く
〇華やかな広場
ピュアストロベリー「ピヨりんの故郷、ピヨピヨランドに修行に来た私たち」
ピュアストロベリー「こうなったら仕方ない、もっとすごいパワーを身に付けて、帰ってやる!」
ピュアストロベリー「それでピヨりん、修行ってなにするの!?」
ピヨりん「よし、じゃあまず俺の肩を揉め」
ピュアストロベリー(どこにあんだよ、肩・・・)
ピュアストロベリー「次回、「つながる心!カスタードパワーを会得せよ!?」」
ピヨりん「よし、次は沐浴を手伝え」
ピュアストロベリー(お湯に頭押しつけて溺死させたろうか・・?)
先生のクセがスゴい……!
次回ピヨピヨランド楽しみです。
いつぞやのオールキャストピヨピヨな世界なのでしょうか。
いやはや、真面目回と申しますか、先生の衝撃を打ち消すほどの黒幕の存在…
めるちゃんとニコタイン様の戦いも気になりますし、ピヨピヨランドも気になりますし、日曜日が待ち遠しいです!
先生のインパクトがありすぎて……
修行回楽しみです。(ドラゴンボ○ルとかジ○ジ○2部とか幽○白書とかるろう○剣心とか笑)