日本怪人結社(NKK)へ、ようこそ!

シタゴコロ

エピソード4(脚本)

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〇近未来の通路
  Q3.妖鬼姫グレンと骸骨忍者セドレツは、いつ付き合い始めたのか?
案内役その1・巡回兵デタル「まずはこちらを読んで下さった皆様、ならびに『怪人コンテスト』を読んで下さった皆様に、改めてお礼を申し上げます」
案内人その2 火炎人ガソリ「ほんっとーに、しょーもない話を読んで下さって、ありがとうございます」
案内役その1・巡回兵デタル「・・・さて、質問内容に戻りますね。 あの人達が、いつ付き合い始めたのかについてですが・・・コンテスト前日です」
案内人その2 火炎人ガソリ「えっ、嘘だろ!? コンテストの結果発表で、あんなに熱量高めだったのに!?」
案内役その1・巡回兵デタル「まだ話の途中ですよ! あくまで付き合い始めたのは、です。 好意を持ち始めたのは、グレンさんの元にセドレツさんが配属されて」
案内役その1・巡回兵デタル「任務の最中に、セドレツさんの正体がヒーロー側にバレましてね。 そこをグレンさんがフォローしたのがキッカケ、らしいですよ」
案内人その2 火炎人ガソリ「・・・なぁ、前々から思ってたけど、お前、やたら個人情報に詳しくね?」
案内役その1・巡回兵デタル「・・・人由来の怪人に話すよりも、機械由来の方が、話しやすいらしいですよ? ──こちらの身にもなって欲しいものです」
案内人その2 火炎人ガソリ「あー・・・お前も苦労してんだな。 しっかし、何でまたコンテスト前日? どう考えても、その前から両思いっぽかったが──」
案内役その1・巡回兵デタル「・・・それがですねぇ、厄介なことにお互いに無自覚でして。 「自分なんかが・・・」と拗らして、長いこと告白出来なかった、と」
案内人その2 火炎人ガソリ「えっ、マジ!? あんなに分かりやすいくらい、意識し合ってたのに!?」
案内役その1・巡回兵デタル「えぇ、マジです。 あんなに分かりやすいのに。 いい加減くっつけよと、かなり気を揉みましたよ」
案内人その2 火炎人ガソリ「・・・本物に苦労してるな、お前。 それで、よく前日に付き合うことになったな」
案内役その1・巡回兵デタル「・・・ついうっかり、本音がもれての告白らしく、セドレツさん、「カッコ悪い告白だった・・・」と、通路の端で落ち込んでました」
案内人その2 火炎人ガソリ「ついうっかりで告白!? 普通逆じゃね!? どうなってるんだ、あの人達のアタマ!?」
案内役その1・巡回兵デタル「・・・『恋は盲目』という意味が、あのお二人を見て、よーく分かりましたよ・・・」

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