エピソード5(脚本)
〇近未来の通路
ヒトエ「この度は『怪人コンテスト』、『カイジン』を読んで頂き、改めて感謝を申し上げます。 作者を代表し、心よりお礼申し上げます」
案内役その1・巡回兵デタル「ちょっと、アナタ他作品の人でしょう! 勝手にこっちの話に、しれっと入ってこないで下さいよ!」
案内人その2 火炎人ガソリ「いや、それよりもウチの関係者じゃない人間が、ここに入り込んだ方が問題だろ・・・」
ヒトエ「え〜! だって本編だと私ずっと無表情で、たまには顔の筋肉動かさないと、表情筋が固まるか衰えるのよ〜!」
案内役その1・巡回兵デタル「知りませんよ、そんなこと! 文句があるなら、作者に直談判して下さい! さぁ、帰った帰った!!」
案内人その2 火炎人ガソリ「・・・結社内のセキュリティ、見直した方がいいんじゃ・・・」
案内役その1・巡回兵デタル「まったく・・・ 作者の急な無茶振りにも、ほとほと困ったものです」
案内人その2 火炎人ガソリ「・・・それ、オレらに解析回してくる時点で、既に分かるだろ・・・」
案内役その1・巡回兵デタル「それなのにまだ作品増やそうとしているんですから、勘弁してほしいですよ・・・」
「はぁ・・・」
しばらくお待ちください
案内役その1・巡回兵デタル「気を取り直して、改めて今日ご紹介するのは 我が結社のコンテスト出場者の怪人達です」
案内人その2 火炎人ガソリ「今日はいつもの質疑応答形式じゃないんだな」
案内役その1・巡回兵デタル「作者が「どうせ作品に出てない怪人なんて、興味を持たれないだろうし」と、投げました」
案内人その2 火炎人ガソリ「またかよ!? アイツ、ほんっとうにテキトーだな!?」
案内役その1・巡回兵デタル「・・・あまりに彼らが不憫なので、私が自主的に取り上げることにしました」
案内人その2 火炎人ガソリ「本当にオマエ、機械なのにみんなに気ぃ使って、エライよ・・・」
〇近未来の通路
エントリーナンバー1閻獅子レオニダス
案内役その1・巡回兵デタル「この方は一応、改造人間としてカウントされてますが、元々ライオンだったという特殊な経歴を持ち主です」
案内人その2 火炎人ガソリ「ライオンなのに改造人間!? ウチの組織どうなってるの!?」
案内役その1・巡回兵デタル「開発部が、生物兵器や怪人達を作るうちに、「どこからが人間で、どこからが生物兵器か」という、メタな問題にブチ当たりまして」
案内人その2 火炎人ガソリ「・・・あー、それで暫定的に、「人型で、話もできるから改造人間」って形になった、と」
案内役その1・巡回兵デタル「ウチの開発部の、永遠に解けない課題ですね」
案内人その2 火炎人ガソリ「ま、まぁ、オレらが言っても仕方ないから、次行こ、次」
案内役その1・巡回兵デタル「そちらが振ってきた話題なんですけどねぇ ・・・話を戻しますが、レオニダスさんの前身であるライオンは、人に飼われていました」
案内人その2 火炎人ガソリ「・・・なんつっーか、今の人を人とも思わない姿からは、あまり想像できないよな」
案内役その1・巡回兵デタル「いえ、人に飼われていたと言っても、違法密猟で売り払われて、きな臭い商売の富豪に買われた上、その富豪に手傷を負わせ、」
案内役その1・巡回兵デタル「処分されそうなところを、我が結社が実験動物として引き取り、改造させられて今に至るので、何ら不思議ではありませんよ」
案内人その2 火炎人ガソリ「今サラッと言ったけど、想像以上に重っ! そして暗っ!」
案内役その1・巡回兵デタル「ちなみにその富豪、怪人になってすぐにサクッと殺ったらしいので、今は何のしがらみもなくなったそうです。よかったですね」
案内人その2 火炎人ガソリ「楽しそうに話す内容じゃねぇよ、それ!」