エピソード2(脚本)
〇近未来の通路
Q2.どうして骸骨忍者セドレツは優勝出来なかったのか?
案内役その1・巡回兵デタル「これについては、構成とかメタな話無しで、観客の方のご意見を紹介します」
案内人その2 火炎人ガソリ「オレら怪人は普通は一体につき一能力で、そう言う意味ではセドレツさん、凄かったんだけどな〜」
案内役その1・巡回兵デタル「ええ、能力は確かに凄いんですよ。 能力は──」
案内人その2 火炎人ガソリ「・・・なんか、含みのある言い方だな。 それ以外に問題が?」
案内役その1・巡回兵デタル「それは、あの人が受けてきた任務にも関わりますが── セドレツさん、あの中では知名度が低いんですよ」
案内人その2 火炎人ガソリ「えっ!? あんなにインパクト強めな外見なのに!?」
案内役その1・巡回兵デタル「それは我々結社の中において、ですね。 いつも受けている任務中においては──」
案内人その2 火炎人ガソリ「・・・あー、確かに潜入捜査じゃ、普段の姿どころか、正体も知られてないわけだ」
案内役その1・巡回兵デタル「そう、普段の任務で、正体を明かさずに行われるため、どんなに有能でも── いえ、有能だからこそ、知られていないわけです」
案内人その2 火炎人ガソリ「皮肉な話しだよな・・・ 頑張っても、それすら知られていけないなんて・・・」
案内役その1・巡回兵デタル「それに加えて、観客その1の方に変身してから、骸騎士エグゾさんの技を使ったのがまずかった」
案内人その2 火炎人ガソリ「あー、普通生身の人間から、生えちゃいけない場所に腕が生えるって、慣れてない人間にとってはホラーだよなー」
案内役その1・巡回兵デタル「知名度が低い上、見た目がグロいということで、投票する人も少なかった、というわけです」