ゴーストライターは死刑囚!?現在逃走執筆中

ヒナタクチ

エピソード4(脚本)

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〇散らかった職員室
  ある日の編集会議
編集長 山崎権蔵「編集会議始めるよん♪」
編集者 星あかり「真面目にしてください」
編集長 山崎権蔵「まず、人気上昇中のライトノベル『桃色伝説』を駅の広告やポスターにする事が決まったんだけど」
編集長 山崎権蔵「ヒロインのQちゃんの衣装を場所によって変えていこうと思うんだけどどうかな?」
編集者 星あかり「別に反論は無いんですけどー露出が高いと意識大気圏外のPTAやフェミニストの皮を被った表現規制主義者がうるさいから」
編集者 星あかり「対策はしておくべきだと思いますよ」
編集員 A「でも編集会議でチェックしても「胸のサイズがおかしい」「陰が卑猥だ」とかネットで炎上する場合もありますよね...怖いです」
編集長 山崎権蔵「公共の場に合わない露骨な描写やこちらに非が無ければ大丈夫。クレーム専用の窓口を作ったし弁護士もいるから安心して会議しよう」
編集長 山崎権蔵「個人的には駅の広告には表紙になっているセーラー服、ポスターは書店やアニメショップ用にワンピースにしようと考えているんだ」
編集者 星あかり「イラストレーターのナタデココ先生のラフ素敵ですね〜」
編集員 A「本当だ!可愛い!!」
編集長 山崎権蔵「ならこれでポスターのデザインは決まりだね。次はー」

〇高級マンションの一室
  一方、東街エリ子は悩みながら執筆していた
東街エリ子「うーむ、中々いい感じの文章が浮かばない」
東街エリ子(アンリが日本語で文章書けたらどんな風に表現するんだろう)
東街エリ子「そういえばアンリと出会ってもう7年かぁ...」

〇古い畳部屋
東街エリ子「は、初めて書いた二次創作を遂にネットにアップしちゃった!!みんな読んでくれるかなーなんて」
東街エリ子「わぁ、閲覧数5回って...やっぱり私しか見てないよね...マイナーなインディーズアニメの二次創作だから仕方がないけども」
東街エリ子「でも、これは私の為の作品だから!!」
東街エリ子「もっとこの作品の魅力を表現できる2次創作を描ける様に頑張るぞ!!」

〇古い畳部屋
  一年後
東街エリ子「何じゃきゃ!? ウチの二次創作に長い感想文送られとる!?」
東街エリ子「スパムだったらどうしよ...」
東街エリ子「でもとりあえず翻訳してみよう」

〇寮の部屋(ポスター無し)
アンリ・デルタ「親愛なるエリ子さんへ あなたの作品を読みました。すごく感動いたしました」
アンリ・デルタ「特にラストシーンは原作の〇〇の描写が上手くて大好きです。これからも作品作り応援しています!!」

〇古い畳部屋
東街エリ子「本当の感想文だ...」
東街エリ子「嬉しいなぁ...もっと創作頑張ろう」
東街エリ子「って思ったらまだメッセージが同じ人から沢山届いてる!?嬉しいけど意外と翻訳機使うの大変なのに!!」
東街エリ子「が、頑張って読むぞー!!」
  そしてエリ子はアンリの感想文読破に3日かかった

〇高級マンションの一室
東街エリ子(あの時はビックリしたけど嬉しかったなぁ)
東街エリ子(あの出来事がきっかけで小説を書くのがもっと楽しくなったんだよね...)

〇アパートのダイニング
  あれからずっとやり取りが続いてアンリとは友達になった。
  私が文学部の大学生になりアンリは大学卒業後フリーのクリエイターとして活動していた。
  でも心配なのは最近アンリの元気が無さそうなところ。何があったのだろう

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