STLIMAN

小松朋喜

エピソード6 もどかしい!(脚本)

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〇教室

〇学校の校舎
林杏子「黙れ〜!デートは後日!それまで大人しくしてろ〜!」

〇通学路
小島美咲「ちょっと!」
小島美咲「なんで私まであんた達のデートに付き合わなきゃいけないのさ!」
林杏子「お、俺様だって不本意なんだ!」
小島美咲「ならデートやめてよ!」
林杏子(すまん!どうしても元祖の過去を聞き出さなくてはならないのだ!)
林杏子「今回だけ地獄に堕ちてくれ!」
小島美咲「いやそこまでじゃないけど」
林杏子「あいつ・・・」
林杏子「学級委員長の事どう思ってるのかな?」
小島美咲「それ私に相談してる!?杏子本当にどうしちゃったの!?」
小島美咲「あんたホント人間らしくなったよね」
林杏子「人間らしく・・・」
小島美咲「で?それは恋愛相談かな??」
林杏子「れ!恋愛なんかでは・・・」
小島美咲「そーだねー!ちがうよねー!」
小島美咲「私が思うに今の井上は中野さんに恋愛感情ないと思うな?」
林杏子「だよな!そう思うよな!」
小島美咲「井上は純粋に中野さんは友達で、ただご飯食べたり遊んだりする事が楽しみなのよ」
林杏子「だよな・・・」
小島美咲「ただ」
小島美咲「純粋だからこそ変な事吹き込まれてうのみにしたら危険かもだけど」

〇ハート
中野葉月「あ~んそこよ井上卓❤️」
井上卓「わぁ〜これが女の人の・・・」

〇通学路
林杏子「学級委員長殺す!!」
小島美咲「杏子はもう井上の事好きで好きで仕方ないんだね~」
林杏子「は!?な!?いや・・・」
林杏子「だが・・・井上卓は俺様に恋愛感情はない」
小島美咲「気になるなら本人に聞いてみなよ?」
林杏子「それは・・・」
小島美咲「デートする時の服を一緒に選んでってショッピング誘っちゃえばいいじゃん」
林杏子「そ、それじゃ俺様が真鳥とデートするのを楽しみにしているみたいじゃないか!」
小島美咲「だ〜いじょうぶ!杏子が真鳥を好きだなんて思わないよ井上は!」
林杏子「しかしだな・・・」
小島美咲「ボヤボヤしてたら中野さんに井上とられるよ?」
林杏子「嫌だ!」
小島美咲「なら先手をうつしかない!」
小島美咲「いいじゃん!2人っきりで買い物できるんだよ?もうデートじゃん!」
小島美咲「明日休みだし誘っちゃいなよ!もしかしたらそのまま付き合えるかも!」
林杏子(俺様と井上卓が・・・恋人)
林杏子(待て待て!悪と正義が恋愛など・・・)
林杏子(でももしかしたら・・・)
林杏子「いや~ん❤」

〇研究装置
井上卓(僕はこの機械で作られた)
井上卓(そして井上卓も・・・僕も・・・人間ではない)
井上卓(落としちゃ・・・)
井上卓(そうか!ムーチー博士に会えれば井上卓の事が聞けるはず!)
井上卓(変だな・・・前まではムーチー博士の映像が流れたのに・・・)
林杏子「よ、よぉ井上卓 ちょっと話が・・・」
井上卓「ムーチー博士だよママ!」
井上卓「ストライマンを作ったムーチー博士!彼にストライマンの事を聞けばすべて解決するかもしれない!」
林杏子「き、貴様ムーチー博士の映像を見たのか!?」
井上卓「見たよ!ムーチー博士は悪を滅ぼすためにストライマンを作ったんでしょ?」
井上卓「ママ!博士がどこにいるか知らない?」
林杏子「い、いやわからん・・・」
林杏子(考えてみたらムーチーの事を隠す程ではないか・・・井上卓も自分が何者なのか気になるだろうし)
井上卓「僕はこの装置で作り出されたんだよね?」
林杏子(そこまでわかっているのか?俺様がいない間に色々と調べたな)
井上卓「ムーチー博士がいないのならどうやって作ったの?」
林杏子「設計図を見た」
井上卓「どこにあるの?それを見れば何かわかるかも!」
林杏子「それならここに隠し・・・」
林杏子「ない 変だな?この辺にあると思ったが・・・」
井上卓「さっきも前に見たはずのムーチー博士の映像が流れなかった・・・どうしてかな?」
林杏子「と・・・所で井上卓」
林杏子「明日休みだよな」
井上卓「そうだけど?」
林杏子「そそ!その・・・明日、俺様と・・・」

〇渋谷の雑踏
  次の日

〇アパレルショップ
真鳥久須「杏子ちゃんとデート❤️ とびっきりおしゃれしねーとなー!」
???「あ!これ可愛い!」
真鳥久須「いてぇなてめ・・・」
中野葉月「真鳥久須!?なんでここに!?」
真鳥久須「お?ババァじゃん?」
真鳥久須「すみませんでした」

〇渋谷の雑踏
中野葉月(なんで休みの日に制服・・・?)
真鳥久須「へ~中野もデートの服を見にきたのか」
中野葉月「年上なんだから さん!ね」
真鳥久須「固い事言うな! それに、俺はこの前生まれたばっかだから俺にとっては全人類が年上・・・」
真鳥久須(そういえば俺の正体が怪人だと言ってはダメだってブリリアンス様がおっしゃってたな・・・)
真鳥久須「なぁなぁ」
真鳥久須「デートに行く服選んでくれよ!」
中野葉月「は?なんで私があんたの服なんか・・・」
真鳥久須「どんな服着たら女がキュンとくるかわかんねぇんだよ」
真鳥久須「頼むよ」
中野葉月「だから嫌だって・・・」
中野葉月(こいつが林杏子とくっつけば井上卓は私のものに)
中野葉月「しょうがない いいわよ」
真鳥久須「おお!ありがとう心の友よ!」
  手を握る
中野葉月「あんたそれハラスメントだから 次やったら訴えるよ」
真鳥久須「触ったらダメなのか?なんで?」
中野葉月「男だから」
真鳥久須「男は女に触っちゃダメなのか?」
中野葉月「あ!井上卓は・・・触っても大丈夫❤」
真鳥久須「え?男だよなあいつ」
中野葉月「それは!」
中野葉月「好きだから」
真鳥久須「好きな人なら触ってもいいのか?」
中野葉月「そう!」
中野葉月「ってかうるさい!バカみたいな質問してくんな!」
真鳥久須「お前ずっと怒ってるなぁ めんどくせぇやつ」
中野葉月「誰のせいで怒ってると思ってんのよめんどさい!」
真鳥久須(こいつ、井上の事色々知ってるのかな?)
真鳥久須「なぁ 井上ってどういう人間なんだ?」
中野葉月「え❤️それはもう、かっこよくて、それからかっこよくて、あと、かっこいいの!」
真鳥久須「かっこいいしかないのかよ・・・」
中野葉月「だってぇかっこいいんだも〜ん!私のヒーローなの❤️」
真鳥久須(ヒーロー・・・)

〇秘密基地の中枢
  これまでのレジスタンスとストライマンの戦いの経緯を聞いた。ストライマンはサイキョウマンの自爆で跡形もなくなったのか・・・
ブリリアンス「・・・そんな所だ。理解したか」
マトリクス「は!」
真鳥久須(ストライマンがいないなら今すぐ世界を征服できるはずだが・・・ 何かのっぴきならない理由があるのだろうか?)

〇渋谷の雑踏
真鳥久須(俺が人類を滅ぼす事は他愛ないが 俺の目的はジ・ブラックの抹殺と井上の素性を調べる事 命令をそむくわけにはいかないが・・・)
真鳥久須(もどかしい!)
中野葉月「井上卓には不思議な魅力があるのよ!」
中野葉月「なんとも言えないオーラっていうかね!持って生まれた才能っていうのかな!例えるなら・・・」
真鳥久須「ストライマン」
真鳥久須「井上は ストライマンなんじゃねぇのか?」
中野葉月「な!ななな!?何よ~!?」
女「怪人よ~!!」
中野葉月「かか怪人!?どどどうしよう・・・逃げないと!」
真鳥久須「・・・」
中野葉月「ねぇあれ・・・」
  井上卓!?
中野葉月「・・・と」
  林杏子!?

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