〇学校のトイレ
井上卓「佐藤君」
井上卓「聞きたい事が・・・」
佐藤達彦「しつこいな こんな所までついてこないでよね」
井上卓「ご、ごめん」
井上卓「あのさ、僕は君に何をしたの？よければ教えて欲しいんだけど・・・」
佐藤達彦「自分の胸に聞いてみろって言っただろ！」
井上卓「いやあの、ちょっと昔の事忘れちゃってさ・・・」
佐藤達彦「忘れた？・・・っは！」
佐藤達彦「じゃあこっちも聞くけどさ」
佐藤達彦「君、怪人退治をしているの？」
井上卓「うん」
佐藤達彦「君はストライマンなの？」
佐藤達彦「言いたくないんだね」
佐藤達彦「僕だって・・・」
佐藤達彦「過去の事は話したくないんだ！」
　　もう僕に付きまとわないでよ！
真鳥久須「こんなとこで何やってんだ？お前らもしかしてそういう関係？」
井上卓「君誰？僕らに何かよう？」
真鳥久須「僕らというか」
真鳥久須「てめぇにようがあんだよ井上卓」
井上卓「な！何をするの!? 僕は君を知らない・・・」
真鳥久須「知らなくていい」
真鳥久須「お前はすぐに死ぬ事になるからな」
井上卓（なんだこのパワー!?）
井上卓「ぐ!?・・・君！一体なんなの？」
真鳥久須「おいお前」
真鳥久須「そこにいると目障りだ 消えろ」
真鳥久須「お前お友達を守る気か？」
佐藤達彦「友達なんかじゃ・・・」
真鳥久須「じゃあなんだ？どうするつもりだ？あ？」
真鳥久須「めんどくせぇ」
真鳥久須「てめぇから先に葬ってやる」
井上卓「彼に手を出すな！」
真鳥久須「お～泣けるね～」
井上卓「僕の友達を傷つけるな！」
真鳥久須「ひゃはは！バカみてぇ」
真鳥久須「だな！」
真鳥久須（俺の攻撃を受け止めた？こいつはすげぇ弱ぇと聞いたが・・・どういうこった？）
先生「今すごい音が聞こえたが・・・何をしてたんだ？」
真鳥久須（殺るか？ いや、もう少し井上の事を調べなければ・・・目立たないようにするか）
真鳥久須「なんかトイレ壊れたっぽいっすよ？な？」
井上卓「はい・・・」
先生「何？後で業者に見てもらおう そんな事より授業はじまるぞ。教室戻れ」
真鳥久須「授業だとよ ほんじゃまた遊ぼうや」
井上卓「佐藤君、大丈・・・!?」

〇学校の廊下
佐藤達彦「友達だって・・・ふざけるな！」

〇学校の校舎

〇教室
林杏子「デートだぁ!?ドタマかち割ったろかい！」
小島美咲「落ち着いてよ杏子！教室壊れちゃうよぉ！」
小島美咲「井上来たよ？中野さんとデートして欲しいって言う気？別に嫌なら言わなくても・・・」
林杏子「なぜ俺様が井上卓と学級委員長がデートする事を拒むというのだ！なめるなよ！」
小島美咲「いやなめてないけど」
林杏子「い、井上卓 遅かったな うんちか？」
井上卓「違うよ・・・」
林杏子（俺様のバカやろー！うんちもうええて！）
林杏子「今のはなしだ！」
林杏子「頼みたい事があるんだが・・・その」
林杏子「貴様その傷どうした!?」
井上卓「ちょっと転んだけだよ」
林杏子「貴様それ典型的ないじめられた時のいい訳じゃないか！誰にやられた!?」
林杏子「誰にやられたか言わぬか貴様!!」
教師「は〜い席つけ〜」
林杏子「ちっ！邪魔しおってど腐れセンコーが」
教師「ええ!?今誰かすっごい事先生に言わなかった!?」
教師「聞き間違いみたいだな・・・」
教師「えー突然だが今日は転校生を紹介する」
小島美咲「なんか怖そうな子・・・」
林杏子「何かあれば俺様が奴を血祭りにあげてやるから安心しろ」
小島美咲「心配だよ 彼が・・・」
真鳥久須「マトリクスっす よろしくぅ」
真鳥久須（同じクラスか やっぱりついてんな俺）
真鳥久須「早くみんなと仲良くなれるようにガンバるっす！よろしくお願いしま〜す」
小島美咲「良い人そうだね」
林杏子「つまらん」
教師「真鳥は井上の隣の席に座ってくれ」
真鳥久須（ちょこっと挨拶しとくか・・・ 今度は受け止められるかな？）
真鳥久須（俺の拳を受け止めた!?）
真鳥久須「てめぇ！手を離しやが・・・!?」
（なんだこの力!?）
林杏子「貴様・・・人間か？」
真鳥久須「ああん!?てめぇこそ何者・・・!?」
教師「ど、どうかしたかな？」
林杏子「何でもない」
教師「そう・・・」
教師「では授業を始めます 16ページを開いて下さい」
教師（やめてようちのクラスで揉め事は・・・井上は傷だらけだし・・・なんかあっても見て見ぬふりしよー）

〇学校の校舎

〇教室
林杏子「傷の事 何があったか言え」
井上卓「だから転んだって・・・」
林杏子「嘘をつくな」
林杏子「傷をみればわかる 殴られたな？」
林杏子「相手は真鳥か？」
林杏子「あの野郎」
林杏子「なんだその手は 離せ」
井上卓「嫌だ」
真鳥久須「おいお前」
真鳥久須「あの２人どういう関係だ？」
佐藤達彦「え？どういうって・・・クラスの人はあの２人、いい感じだって話してるの聞いた事あるけど・・・」
真鳥久須「そうか」
井上卓「この事は僕がなんとかしたいんだ だからママは手を出さないで欲しい」
真鳥久須「おい」
真鳥久須「ちょっと付き合え」
林杏子「また貴様か こいつに何のよう・・・」
真鳥久須「井上に言ったんじゃねぇ」
真鳥久須「おいお前 俺と付き合え！」
林杏子「俺様に言ってんのか？なんだ？付き合えってどこに・・・」
真鳥久須「そうじゃねぇ！だから俺と！」
　　付き合って下さい！
林杏子「ええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!?」
真鳥久須「はじめて見た時からお前が好きでした！何から何まで好きすぎるぅ❤️ 俺と付き合って下さい！」
林杏子「なぜ俺様が貴様なんかと！それにお前とはなんだ！俺様にはウォリ・・・じゃなくて林杏子という名があるんだ！」
真鳥久須「杏子ちゃんて言うのか!?可愛すぎる❤️絶対幸せにするしん！」
林杏子「某お笑い芸人みたいな言い方するな！」
真鳥久須「付き合ってくれよ！」
林杏子「ムリ」
真鳥久須「なんでだよ！」
林杏子「ムリだからだ」
真鳥久須「井上と付き合ってるからか？」
林杏子「は!?何を言っているんだバカ者！」
真鳥久須「付き合ってないのか！」
林杏子「・・・そうだ」
真鳥久須「ならいいじゃんか！」
林杏子「ムリなものはムリ！」
真鳥久須「なんでよ！」
真鳥久須「なぁ井上！俺と杏子ちゃんお似合いだよな？」
井上卓「付き合うって恋人同士になるって事？」
井上卓「いいんじゃない？付き合えば？」
真鳥久須「なんだいい奴じゃないかお前！」
真鳥久須「っという事で杏子ちゃん！今日から恋人になったという事でチッスを・・・」
林杏子（今、井上卓は付き合えばいいと言ったか？）
林杏子（そうか！まだ恋愛というものをわかってないんだな！だからあんな軽々しく言ったのだな！そうかそうか！わはは！）
中野葉月「いいじゃない！付き合いなさいよ！」
林杏子「帰れー！」
真鳥久須「誰か知らんが、ありがとうおばさん！」
中野葉月「誰か知らんが、殺すよ❤️」
林杏子「貴様が来るといつも話がややこしくなる・・・」
中野葉月「付き合いな！あんたらが付き合えば井上卓とデートしやすくなるし！」
中野葉月「あんた井上卓に私とデートする事まだ言ってないわけ？」
中野葉月「あ〜ん自分から言っちゃったじゃ～ん❤️」
林杏子「今言おうと思ってたの！」
林杏子「井上卓、元祖の過去を知るためにはこの女とデートをだな・・・嫌ならいいんだぞ！っていうか嫌だよな！なぁ!!」
井上卓「デートってご飯食べたり買い物する事でしょ？」
井上卓「いいよ！デートしよ！」
林杏子「よ！よく考えろ！デートだぞ!?意味をわかってるのか!?」
井上卓「わかるよそれぐらい！好き同士がする事だよね？」
中野葉月「わぁ〜ん！もう死んでもいい！」
林杏子「す、好きの意味をわかっていないようだな・・・お前の言う好きはライクであってラブでは・・・」
真鳥久須「じゃあダブルデートしようぜ！」
井上卓「おお！楽しそうだね！」
林杏子「楽しくない！」
真鳥久須「決まりだな！」
林杏子「決めるな！」
中野葉月「井上卓とデートできるならなんでもいい！」
林杏子「よくねぇ！」
真鳥久須「ついでだからお前らもデートしろ！トリプルデートだ！」
林杏子「なんでやねん！」
林杏子「な・・・なんだこの展開は・・・!?」