エピソード20 冒険者ギルドに報告(脚本)
〇西洋風の受付
受付嬢「ええっ!? だ、ダンジョンが見つかったんですか!?」
カイル「ああ。湖の中にあった建物の中にな」
翌日、カイルとエミリアは冒険者ギルドでダンジョンの発見について報告していた。
受付嬢「そ、そんな場所にダンジョンが・・・。 それで、そのダンジョンの中は・・・」
カイル「わからん。 なにせ、入り口が水没していたものでな」
受付嬢「困りましたね・・・。 水中でも活動できる冒険者は、あまり多くないのですが・・・」
受付嬢「特殊なスキル持ちじゃないと・・・」
カイル「そうだな。 ま、気長に募集するしかないだろう。 俺も入れないし」
エミリア「カイルさんの『ハキ』スキルの今後に期待ですね!」
カイル「いや、どうだろう? そこまで都合よく水中で活動できる類の力が発現するかどうか・・・」
受付嬢「わかりました。 ダンジョンの情報はギルドから発信させていただきます。 情報提供ありがとうございました」
カイル「おう。 それで、ついでに魔物も狩ってな。ビッグサーペントなのだが・・・」
受付嬢「ビッグサーペント!? まさか、ダンジョンから溢れてきたのでしょうか?」
カイル「おそらくな。 まあ、俺の『ハキ』スキルの敵ではなかったが。 これが魔石だ」
受付嬢「おおっ! この大きさは、確かにビッグサーペント級のものでしょう! 素晴らしいですね」
カイル「ああ。 これでしばらくは食うに困らない」
エミリア「ランクアップはできそうですか?」
受付嬢「そうですね・・・。 カイルさんとエミリアさんの実績はっと・・・。 ああ、惜しいですね」
カイル「惜しい?」
受付嬢「はい。 戦闘ポイントは十分ですが、信用ポイントが足りません」
カイル「信用? 冒険者ギルドは俺たちを信用していないのか?」
受付嬢「いえ、あくまで上位のランクに上げるには少し足りないという意味です。 もちろん個人的には信じていますけど」
カイル「ふむ。 それで、その信用ポイントとやらを上げるにはどうしたらいいんだ?」
受付嬢「それはですね・・・」
受付嬢が答えかけたときだった。
ユニ「だ、だれか助けてください! 村が・・・村が大変なんです!!」
ギルドの入り口から、血相を変えた少女が転がり込んできたのだった。
異世界もの好きで読み進めました。自分もこういうものを書こうかな。笑 作るの大変ですけど。