パワーアップ!ミラクルマジカルブレスレット!(脚本)
〇神社の本殿
前回までのあらすじ。
町内会のキャンプで山奥の神社にやってきた桃子たち。
〇神社の本殿
そんな中、ダークランドのボス、クライが襲撃した!
クライ「今日がお前たちの最期だ!行け!ディザスター!」
「ディザスター!!!!」
桃子たちは、ミラクルマジカルガールに変身して戦った。
チアフルスマイル「行くよ、みんな!」
「オッケー!!!」
しかし、歯が立たなかった!
チアフルエレガント「嘘でしょ!?」
チアフルポップ「今までの攻撃が通じないなんて!」
チアフルシック「あり得ないわ!」
チアフルスマイル「どうしたらいいの!?」
クライ「お前たちは俺には勝てない!これからは不幸と悲しみが世界を染めるのだ!」
ミラクルマジカルガールは、クライに勝てるのだろうか?
〇魔界
荒れ地と化したチアフルキングダム。
ダーク「人間界を支配下における日も遠くない気もするぜ」
ソロウ「あのボスの戦闘力の前に彼女たちがひれ伏すのも確実」
サッドネス「全世界を僕らダークランドが乗っ取る日は、もうすぐそこさ!」
〇神社の本殿
クライ「もはや手も足も出ないな!」
チアフルスマイル「格段にレベルアップしてるわね!」
チアフルシック「一体どうすればいいの!?」
チアフルポップ「このままじゃ負けちゃうわ!」
チアフルエレガント「何とか突破口を見つけないと!」
その時だった。
〇キラキラ
ハピネス「ミラクルマジカルガールの皆さん、あなた方に力を授けます」
チアフルスマイル「女神さま!」
ハピネス「確かあなたは誕生日にハートのブレスレットをもらったでしょう?」
チアフルスマイル「はい。そうですけど...」
ハピネス「いつも宝物にしているハートのブレスレットに、不思議な力を与えます」
桃子のブレスレットに、不思議な力が宿り始めた!
チアフルスマイル「すごい!私のブレスレットが!」
ハピネス「そう。ミラクルマジカルブレスレットですよ」
チアフルスマイル「すごいですね!」
ハピネス「このブレスレットを手首にはめなさい。このブレスレットは、他の皆さんにも差し上げます」
チアフルスマイル「ありがとうございます!」
チアフルシック「このブレスレットにどんな力が宿るんですか?」
ハピネス「このブレスレットを併用することで、強力な力が発揮されるのです」
チアフルポップ「なるほど」
ハピネス「使用前に、「ミラクルマジカルブレスレットよ、私たちに力を!」と叫びながら、そのブレスレットに触ってください」
チアフルエレガント「わかりました!」
ハピネス「健闘を祈りますよ」
女神さまは、その場を去った。
チアフルスマイル「これで逆転するわよ!」
「オッケー!!」
〇神社の本殿
クライ「どうした?俺にひれ伏したくなったのか?」
チアフルスマイル「私は、何があっても負けないわ!」
チアフルシック「ダークランドの野望、砕いて見せるわ!」
チアフルポップ「私は、チアフルキングダムを助け出したいの!」
チアフルエレガント「あなたの思惑通りにはさせないわ!」
チアフルスマイル「みんな、私に合わせて!チアフルスマイルハート!」
チアフルシック「チアフルシックハート!」
チアフルポップ「チアフルポップハート!」
チアフルエレガント「チアフルエレガントハート!」
やがて、4つのハートが完成した!
チアフルスマイル「ミラクルマジカルブレスレットよ、私たちに力を!」
「ミラクルマジカルブレスレットよ、私たちに力を!」
4人が一斉に叫ぶと、4つの大きなハートが、クローバーとなり、さらにパワーアップしたのだ!
クローバーからあふれ出る無数のハート。
チアフルスマイル「行くよ!ミラクルマジカルクローバーアターック!」
「ミラクルマジカルクローバーアターック!」
無数のハートとクローバーが、衝撃波とともに、クライ達をめがけて襲撃した!
クライ「馬鹿な!」
「ミンナハッピー....」
「みんな明るく、」
チアフルスマイル「笑顔♪」
クライ「貴様ら、覚えてやがれ!今度会う時こそ、貴様らの最期だぞ!」
チアフルスマイル「やったわ!」
チアフルポップ「事件解決ね!」
チアフルシック「また女神さまに助けられたわね!」
チアフルエレガント「そうね!」
メンバーは、元に戻った。
仏僧「あれ?私は一体、何をしてたんだろうか?」
町内会の男性「皆さん、けがはありませんか?」
町内会の女性「それにしても、あの子たちは一体?」
春野桃子「一件落着ね」
その後メンバーは、入浴を済ませた。
〇神社の本殿
次の日は、よく晴れた日だった。
仏僧「皆様、おはようございます」
「おはようございます!」
仏僧「これから境内の掃除を行います」
夏木藍衣「わかりました」
秋月萌黄「まずは、どこをやるんですか?」
冬元茜音「教えてください」
仏僧「雑巾や箒を使って掃除をするんですよ」
三村泰「一緒に掃除しような」
三村まこと「うん!」
メンバーは、掃除に励んだ。
掃除が終了したのち、メンバーは朝食を摂ることになった。
〇畳敷きの大広間
仏僧「朝食後は、神社のお仕事を体験してもらうプログラムを立てました」
春野桃子「具体的には、何をするんですか?」
仏僧「神社での仕事を体験していただきます。今回は、特別講師も招いてますよ」
神主「こんにちは。私はこの神社の神主の杉浦と申します。よろしくお願いします」
巫女「こんにちは。私はこの神社で巫女をしている大和と申します。よろしくお願いします」
メンバーは、手ほどきを受けることになった。
〇神社の本殿
手ほどきを受けた面々は、さっそく仕事を体験することになった。
巫女「それでは、さっそく実践してみましょう」
神主「手元にあるメモを参考にしてもかまいません」
桃子たちは、きちんとこなしていった。
〇畳敷きの大広間
桃子たちは、無事に体験を終わらせることができた。
仏僧「皆様、お疲れさまでした」
巫女「今回の体験のお土産に、お守りを差し上げます」
神主「絵馬は明日の朝、飾っていってくださいね」
南俊「判りました」
江口充「お守りは家に帰ったら見せようっと」
飯塚歩夢「絵馬に書く内容、考えないとね」
面々は、精進料理を食し、入浴を済ませ、就寝した。
〇神社の本殿
翌朝。メンバーは早起きして境内の掃除をした。
舞田敦「境内の掃除も板についてきたけど、こんなに奥が深いとは思わなかったよ」
久保田彩「神様のためにも、きれいにしないといけないわね」
仏僧「そうですよ」
掃除を終えたメンバーは、各々が書いた絵馬を奉納した。
春野桃子(みんなが明るく笑顔でいられますように)
大久保樹(桃子と一緒にいられますように)
奉納を終えた後、住職たちが話をした。
仏僧「皆様、お疲れさまでした」
町内会の男性「それでは、住職さんにお礼を言いましょう」
ありがとうございました!
町内会の女性「それではこれよりバスで移動します」
メンバーは、バスで移動した。
〇広い公園
バスは、公園に到着した。
町内会の女性「以上で、町内会のキャンプはおしまいです。それでは解散となります」
町内会の男性「車に気を付けて、寄り道しないように帰りましょうね」
メンバーは、帰路についた。
〇白い玄関
春野桃子「ただいまー!」
春野雫「お帰り、桃子。そのお守りはどうしたの?」
春野桃子「お土産だよ!」
春野雫「桃子、少ししたら、お昼ご飯にしましょう。キャンプに行ってた間のテレビ番組、ちゃんと録画しておいたわよ」
春野桃子「ありがとう!」
〇リサイクルショップの中
その日の午後。
ジョイフル「何、キャンプの最中にボスのクライが襲ってきたのか!?」
春野桃子「そうなの。圧倒的なパワーだったわ」
夏木藍衣「これまでとは格が違う強さだったの」
グレートフル「案の定、やつらも強くなってるな!」
秋月萌黄「そしたら、ミラクルマジカルブレスレットを女神さまがくれたの!」
冬元茜音「それを付けたらパワーアップしたのよ!」
ジョイン「それで、どうなったの?」
春野桃子「強力なパワーで、クライ様を倒すことができたの」
ファイン「ボスが参戦した以上、私達も対策をしなきゃいけないわ!」
春野桃子「もっと頑張らないと!」
ハートフル「そんなわけで、この度チーム強化合宿のしおりが完成したわ!」
デライト「遅くなってごめんね」
春野桃子「来週水曜からの3日間ね」
夏木藍衣「その日は特に問題ないわ」
秋月萌黄「海水浴は合宿前に家族で行くから、助かったわ」
冬元茜音「こっちも問題ないわ」
ジョイフル「お前たちの家族には、俺からちゃんと伝えるよ。「知り合いの店の手伝いだ」ということにして」
グレートフル「集合場所は、この店の前で、朝8時に集合だ」
ハートフル「時間厳守よ。忘れ物もしないでね。 このしおりはとても大切なものよ」
メンバーは、合宿に関する話をしていった。
〇魔王城の部屋
クライ「畜生!あと一歩のところで!」
ソロウ「こちらも対策を練りましょう」
ダーク「今後の対策に関する会議もしなければ!」
クライ「とにかく、ワンチームであいつらをコテンパンにせねば!」
ダークランドとミラクルマジカルガールの抗争は、続く.....
誕生日に貰ったブレスレットがここで役目を果たすとは。それが無かったら敗北でしたね。
ということは今回神社で貰ったお守りも、もしかして……。
夏合宿でミラクルマジカルガール達はいかに成長するか。
クライ達、ダークランドの連中はどう対策するか。
これからも見守らせて頂きますね。