ロボットの恋

ハルミ

エピソード1(脚本)

ロボットの恋

ハルミ

今すぐ読む

ロボットの恋
この作品をTapNovel形式で読もう!
この作品をTapNovel形式で読もう!

今すぐ読む

〇公園のベンチ
A「今日もきのうと変わらないいい天気だなぁ。」

〇公園のベンチ
  ボクは「A」
  時代遅れの旧式アンドロイド。
  今の世界を回しているのは
  ニューアンドロイドと呼ばれる者達。
  
  生産から事業までの全てをひとに代わって引き受けている。
  旧式のボクにはとてもマネ出来ない。
  なら、なぜボクは存在しているのか?
  それはボクがコレクションタイプの
  アンティークアンドロイドだから。
  人々はアンドロイドにコレクション性を求めなくなり、実用性を高めたから。
  だからボクは「お人形」なんて呼ばれる。
  ヒトと同じ程度の事は可能だけど、
  それ以上の働きは出来ない、
  お人形なのだ。

〇公園のベンチ
A「あっ、サンクト。」
  彼はサンクト。
  現在のボクの所有者。
  彼はボクをおじさんから引き継いだ。
  遺産とは言っても、ボクは負の遺産だ。
  何しろ旧式アンドロイドだからね。
サンクト「こんなところにいたのか。 いつもの場所にいなかったから 探しちゃったよ。」
A「あ、ゴメンナサイ。 心配をさせてしまって。」
サンクト「あ、別に怒ってる訳じゃないんだ。 あの日まであと一週間だろ?」
  あの日。
  サンクトがボクの処分を決める日だ。
  ニューアンドロイドにボクを作り替えるか
  それとも...
  スクラップしてボクを金属の塊にするか
  決定する日だ!

次のエピソード:エピソード2

成分キーワード

ページTOPへ