ミラクルマジカルガール

どんぐり

一大事!ダークランドのボス・クライ参戦!(脚本)

ミラクルマジカルガール

どんぐり

今すぐ読む

ミラクルマジカルガール
この作品をTapNovel形式で読もう!
この作品をTapNovel形式で読もう!

今すぐ読む

〇魔王城の部屋
ドクター・フィアー「またしても惨敗です。パワーアップしてたものですから」
クライ「もういい!お前らの敗北に俺は業を煮やした!」
バッド「どういうことですか!」
クライ「もういい!ここは俺が行く!」
ソロウ「ですが、クライ様、あなたがいない間、私たちは何をしろというのですか?」
バッド「ソロウ、お前はばかだなぁ。クライ様はチアフルキングダムを制圧して住民らを奴隷にしてるんだぞ!」
クライ「そうだぞ!俺が今まで行かなかった理由は、支配を強めていたからなのだ! 俺がいない間、自分らで何とかやりくりしろ!いいな!」
ダーク「確かにボスは、武力で支配してるもんなぁ」
サッドネス「その割には僕らを出陣させて、自分はいかなかったもんなぁ、ボス」
クライ「別に俺が臆病なわけじゃない。様子見だ。お前らの失態から戦略を練ってたからだ」
ダーク「で、潮時ってわけか」
クライ「そういうわけだ。これからあいつらをコテンパンにしてくる!」
  部下の前でそう宣言したボスのクライは、出陣した。
サッドネス「ボスはああ言ってたけど、本当はビビってたんじゃないのかなぁ?」
マリシャス「その割には自信満々だった」
ダーク「ボスは緻密に計画を練る慎重な性格の戦略家だ。 あえて自分が行かなかったのは、臆病なわけじゃない」
サッドネス「ま、ボスの動きから、僕らも勉強するかな」
マリシャス「私も、今後の参考にするかね」

〇白い玄関
春野雫「町内会のこどもキャンプ、いい天気でよかったわね」
春野桃子「神社での宿泊もいい経験になりそうね!」
春野雫「小鳥の面倒は、私に任せてね」
春野桃子「ありがとう!行ってきまーす!」

〇広い公園
  町内会主催の子供キャンプは、公園が集合場所だった。
町内会の男性「全員いますね?」
町内会の女性「それでは出発です!バスに乗り込みますよ!」

〇神社の本殿
  やがて、メンバーを乗せたバスは、山の中の神社に到着した。町内会主催のこどもキャンプは、神社での開催となった。
町内会の男性「全員いますね?」
町内会の女性「それでは、今回の宿泊先の神社の住職さんに挨拶をしましょう」
山下理沙「きちんと礼儀正しく行動してくださいね」
仏僧「みなさん、おはようございます」
  おはようございます!
仏僧「私は、この神社の住職です。宜しくお願いします」
  宜しくお願いします!
山下俊樹(姉さんが来てくれてよかった)
夏木藍衣「神社での体験、いい思い出になりそうね」
春野桃子「油断禁物よ。ダークランドに警戒して!」
秋月萌黄「判ったわ。アイテムは隠し持ってる」
冬元あこ「お姉ちゃんと一緒に出れるなんて嬉しいわ!」
冬元茜音「あこ、ちゃんと言うことを聞くのよ」
冬元あこ「わかったわ」
南俊「樹君じゃないか!」
大久保樹「南、お前も来てたのか!宿題は終わってるか?俺は日記以外終わらせてるよ」
南俊「もちろん!」
冬元茜音(南くんとはよく話す機会は前からあったわ)
飯塚歩夢「春野さん、久しぶりね」
春野桃子「歩夢ちゃん!」
南俊「飯塚ってそういえば社長令嬢だったよな」
飯塚歩夢「そうよ。私の両親は会社経営してるのよ。家には妹と弟もいるわ」
春野桃子「パパやママには会えてるの?」
飯塚歩夢「パパとママは世界をまたにかけて活躍してるから、なかなか会えないわ。でも、執事とメイドが面倒を見てくれてるの」
大久保樹「今度遊びに行っていいか?」
飯塚歩夢「構わないわ」
  一行は、まず座禅に励むことになった。
仏僧「それでは、私についてきてください」
神主「静かに移動しましょう」

〇祈祷場
  早速、座禅が始まった。住職は、読経をしながら歩いている。
  静かに目を閉じて、瞑想をする桃子たち。
三村まこと(しびれてきちゃった!)
三村まこと(痛い!)
三村泰(まずい、僕もだ!)
  数分後。
仏僧「以上で、座禅を終了します。次は、滝行です」

〇滝つぼ
  メンバーは、神社の裏にある滝へとやってきた。
仏僧「それでは、滝行を始めます」
  既に桃子たちは白装束を着ていた。
仏僧「全員終わりましたね?それでは、食事になります」

〇畳敷きの大広間
  メンバーは食事を摂ることになった。
南俊「精進料理って寂しいメニューだなぁ」
飯塚歩夢「贅沢言わないの!住職さんに失礼でしょ!」
仏僧「昼食後、写経を行い、夜は肝試しです」
  昼食後、メンバーは写経を始めた。
春野桃子「写経って、簡単そうで難しいわね」
仏僧「無理せず進めていっても構いません」
江口充「お経って、奥が深いなぁ」
仏僧「仏様の教えは我々の生活にも関係しています。カレンダーの六曜も関係してますよ」
三村まこと「そうなんですね」
  やがて、夕食の時間となった。
飯塚歩夢「精進料理も、慣れれば美味しいものね」
春野桃子「野菜の天ぷらも美味しいわね」
仏僧「精進揚げといいます」
大久保樹「草花の天ぷらに関する話を学校で習ったこと、あるんです」
仏僧「食べられる草花にも感謝しましょうね」

〇神社の本殿
  夕食後。
仏僧「さて、肝試しを始めたいと思います。神社の隣の広い墓地の中を一周して、ここに戻ってくるルールです」
秋月萌黄「私、お化け苦手なの.....」
夏木藍衣「萌黄ちゃん、私がついてるから安心して」
冬元茜音(お願い、ダークランド、出てこないで....!!!)
大久保樹「じゃあまずは俺たちから行くか、桃子」
春野桃子「そうね!」

〇墓石
大久保樹「桃子、離れるなよ」
春野桃子「うん、わかったわ」
冬元茜音「あこ、今のところは問題ないわよ」
冬元あこ「本当なの、お姉ちゃん?」
秋月萌黄「お願い、私お化け嫌いなのよ!」
夏木藍衣「大丈夫よ。私を信じてついてきて!」
  メンバーは、何とか肝試しを終えた。

〇神社の本殿
仏僧「はい、皆様お疲れさまでした。この後は、お風呂に入って早く寝ましょうね。明日は、朝早くから掃除ですよ」
飯塚歩夢「私は朝早く起きるのに慣れてます」
仏僧「それは頼もしいですね」
春野桃子「今のところは大丈夫ね」
  その時だった!
春野桃子「何なの!?」
クライ「楽しい時間もそこまでとさせてもらうとするか!」
春野桃子「いきなり来るなんて卑怯よ!」
クライ「黙れ!俺様はダークランドのボス・クライ様だ!今日こそお前たちの最期だ! 出て来い、ディザスター!」
ディザスター「ディザスター!!!!」
クライ「今回お前が取りつくのはこいつだ!」
仏僧「うわーっ!!!」
クライ「さらにもう1体!出て来い、ディザスター!」
ディザスター「ディザスター!」
クライ「次はあいつだ!」
  ディザスターは、今度はクモに取りついたのである!
クライ「やっちまえ!あいつらを倒すんだ!」
「ここは早く安全な場所へ!」
  メンバーは、逃げ出した。
春野桃子「みんな、変身よ!」
「オッケー!!!」
  4人はパフュームを手に、変身した!
春野桃子「ミラクルマジカルチェーンジ!」
「ミラクルマジカルチェーンジ!」
チアフルスマイル「チアフルスマイル、可愛く登場!」
チアフルシック「チアフルシック、可憐に登場!」
チアフルポップ「チアフルポップ、元気に登場!」
チアフルエレガント「チアフルエレガント、美しく登場!」
「私達、ミラクルマジカルガール!」
チアフルスマイル「みんなの笑顔と幸せ、守ってみせる!」
クライ「やっとお出ましか。やっちまいな!」
「ディザスター!!!!」
チアフルスマイル「行くよ、みんな!」
「オッケー!!!」
チアフルスマイル「チアフルスマイルハート!」
  しかし、びくともしなかった。
チアフルスマイル「ウソ!?どうなってるの?」
クライ「俺様は部下の失態から研究を重ね、この日を待っていた。お前たちの最期をな! やっちまえ!」
ディザスター「ディザスター!!!!」
チアフルスマイル「イヤーッ!!!」
チアフルシック「スマイル!」
チアフルポップ「タァーッ!」
  しかし、ちっとも通用しなかった。
チアフルポップ「完全に読まれてるわ!」
チアフルエレガント「何とかディザスターを倒さないと!」
クライ「無駄だ!お前たちを倒し、この世界を不幸と悲しみに染めるのだ!」
  クライは、一撃を放った!
チアフルシック「イヤーッ!!!」
チアフルポップ「シック!」
チアフルエレガント「チアフルエレガントハート!」
クライ「無駄だ!喰らえ!」
チアフルポップ「危ない!」
  ポップのおかげで何とか攻撃を避けたエレガント。
チアフルエレガント「ちっとも攻撃が当たらないわ!」
チアフルスマイル「格段に強いわ!」
クライ「これが俺の真の力だ!貴様らは俺にひれ伏すのがお似合いだ!」
チアフルスマイル(このままじゃ、負けちゃうわ!)
  かなり強力なクライ。ミラクルマジカルガールは、彼に勝てるのだろうか。
  次回へ続く!

次のエピソード:パワーアップ!ミラクルマジカルブレスレット!

コメント

  • ついに来てしまった、クライ出陣。
    前回臆病とか言ってしまいましたが、撤回します。
    彼は慎重だったみたいですね。
    攻撃が全く通じず大大大ピンチ。逆転なるか。
    楽しみにしてます。

成分キーワード

ページTOPへ