虹架かるセカイは愉快に歌う

宇野木真帆

11話:威流楓の果たしたい目的(脚本)

虹架かるセカイは愉快に歌う

宇野木真帆

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〇城の救護室
  ─それからさらに20年が経つ頃─
  ついにシャーロットは
  俺に会いに来なくなった
マッテオ「お願いだ!!シャーロットに!! 彼女に会わせてくれ!!」
医師「い、いけません! マッテオ様!」
医師「あなたの病は!! 民に不安を与えます!!」
医師「外に出ることは・・・!!」
マッテオ「うるさい!!どけっ!!」

〇西洋の住宅街
マッテオ「シャーロット!!シャーロット!? 俺だよ!!マッテオだ!!」
シャーロット「はーい!今開けますから!」
シャーロット「そんなに慌てて、どなた?」
マッテオ「シャーロット!!やっと会えた!!」
マッテオ「俺だよ!!マッテオだ!!」
シャーロット「やだ!!こっちに来ないで!?」
シャーロット「あなた!本当に”不老”なのね!」
シャーロット「惨めだわ!!私ばっかり!! こんなにシワだらけで!!」
マッテオ「君は、今でも美しいよ、シャーロット」
シャーロット「そんなわけないでしょ!? 二度とここには来ないでちょうだい!!」
マッテオ「シャーロット、お願いだ、少しだけ話しを・・・」
シャーロット「やだ!?来ないでって言ってるでしょ!! あっちへ行け!! この!!バケモノ!!バケモノーーー!!!」

〇黒
  それからまた時が経てば
  俺を不憫に思う女性や
  俺を憐れむ人が現れて

〇白
恋人「嘘でしょ!?これって結婚指輪!?」
  ー俺と結婚しよう
恋人「えぇ!!もちろんよ!!」

〇黒
  そしてまた俺から離れていく
恋人「やだ!!こっち来ないで!?」
恋人「あなた!本当に”不老”なのね!」
恋人「やだ!?来ないでって言ってるでしょ!! あっちへ行け!! この!!バケモノ!!バケモノーーー!!!」

〇白
  懲りもせず
「嘘でしょ!?これって結婚指輪!?」
  ー俺と結婚しよう

〇黒
「あなた!本当に”不老”なのね!」
「やだ!?来ないでって言ってるでしょ!! あっちへ行け!! この!!バケモノ!!バケモノーーー!!!」

〇城の救護室
団員「こんなに安らかな顔で・・・」
団員「あぁ、1人目を失ってしまえば、我々は・・・」
団員「おお!主よ!! まさに!!神が賜りし方!!」
ーーー「俺は、死んだはずじゃ・・・」
団員「えぇ!!そうですとも!! 蘇ったんですよ!!」
団員「あなた様は”不死”です!!」
団員「不老に加えて!!不死までも!! なんと素晴らしい!!永遠だ!!」
  安らかな眠りさえ訪れない。
  神が虹を架けし世界に死を望む。
  そうか
  俺が死ぬ為には
  犠牲を続けないと終わらないんだ
  2人目、そして3人目を・・・

〇黒

〇おしゃれなリビングダイニング
威流 楓「おれの目的はね、死ぬことなんだ」
威流 楓「生きている人間は、こんなに穏やかじゃないよ」
威流 楓「君はしっかり今を生きている」
威流 楓「さっきは笑っちゃったけど」
威流 楓「おれも見逃したことがあるんだ、2人目を」
威流 楓「だから君の気持ちも分かってるつもり」
威流 楓「好きなんでしょ?」
威流 楓「栗木田さんのこと」
威流 緋雨「ま、まぁ・・・」
威流 楓「ライバルがいるみたいだけど頑張ってね~」

〇黒

〇一人部屋
威流 楓「たしか、この辺りに、 しまってあった・・・」
威流 楓「あった!!」
威流 楓「はい。あげる」
  ─1-A 栗木田真衣─
威流 楓「彼女のこと、色々書いてあるよ」
威流 緋雨「い、いらない!」
威流 楓「せっかく弟の為に、一肌脱ごうと」
威流 緋雨「そうだ。3人目を見逃してほしいなんて、わざわざ話をしたのは、」
威流 緋雨「あんたの力を貸してもらいたくて」
威流 楓「え~♡ 緋雨が俺にお願いなんて! は・じ・め・て♪」
威流 楓「君の為ならなんでも」
威流 緋雨「文化祭実行委員”長”の力を使いたい!」
威流 楓「あれあれ~? いいのかな~?」
威流 楓「真面目な君が、文化祭に裏工作なんて♪」
威流 緋雨「ち、違う! 文化祭に使うんじゃない!」
威流 緋雨(栗木田の名前を出したら、またからかわれそうだな)
威流 緋雨「必要な時に、また話す」

〇教室
  ─10月上旬・文化祭ラストスパート─
  ─㊙進捗管理表─
威流 緋雨「前田!! ぶどうは確保できそうか!?」
1-A(前田)「オールOK!! 今年は海外に輸出できなくて! たくさん余ってるって!」
岸野 俊介「うわー! ひっさ大変だなー!」
岸野 俊介「あ、田中さんが、手伝いに」
岸野 俊介「え!?栗ちゃん!?」
威流 緋雨「教室デザイン担当!! 進捗は!?」
1-A「図案OK!! 制作に取り掛かれるよ!!」
愛田 星乃「あ、あの、」
威流 緋雨「つ、次は・・・」
愛田 星乃「威流くん!」
威流 緋雨「な、なんだ?」
愛田 星乃「少しは休まなきゃ。 もう、ずっと、皆に声を」
威流 緋雨「休んでる暇はない! 文化祭まであと1週間だ!」
栗木田 真衣「ひっさ~! 私やろうか?」
栗木田 真衣「それ、確認していけばいいんだよね?」
威流 緋雨「頼む! 俺はダンス部の所にいるから!」
栗木田 真衣「了解!!」
威流 緋雨「何かあったら連絡しろ!!」
愛田 星乃「ごめんなさい、私がしっかり、」
愛田 星乃「威流くんのサポートをしないといけないのに」
栗木田 真衣「え、ううん! 私、ちょうど手が空いてたから!」
愛田 星乃「進捗の確認、私がするわ」
栗木田 真衣「え、えーっと、」
愛田 星乃「ね♪栗木田さんはレシピ班見てあげて」
愛田 星乃「田中さんが変な事しようとしているから」
栗木田 真衣「は、はーい!」
岸野 俊介「あ!栗ちゃんお帰り!」
栗木田 真衣「進捗管理はね、愛田さんがやってくれるって」
岸野 俊介「まぁ、愛田さんなら、任せておいて大丈夫だろ!」
田中 よしこ「うぃっひっひっひ、これぞ究極の組み合わせ♡」
田中 よしこ「ナメコとブドウのこらぼれーしょん・・・」
岸野 俊介「た、田中!? ひっさに怒られるから!!」

次のエピソード:12話:ちょっと!うちの子が帰って来ないんですけど!?

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