天真爛漫 ×『論語』

ましまる

三十而立、、、他2つ(脚本)

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〇古い本
  『論語』
  
  孔子(B.C.552?-479)および
  その弟子たちの言行を記した書物。
  日本には應神天皇の世に伝来し、
  聖徳太子の「十七条憲法」の「以和為貴」は
  『論語』学而篇が典拠とされている。

〇教室
せんせー「それじゃ、今回もまた 『論語』について授業はじめるよー」
るる「はーい!」
せんせー「・・・ということで『論語』は、 千数百年前には日本に伝わっていて、 近代の知識人にも読まれていた書物だから」
せんせー「かの渋沢栄一も愛読し、 『論語』をテーマとした本を記してるのも 最近は有名になってきたね」
るる「はーい、せんせー!」
るる「しぶさわえーいちって誰ですか?」
せんせー「次の1万円冊の肖像画に選ばれた、 とってもえらい爺様だよ」
るる「じゃあ『論語』をいっぱい読んだら、 1万円札の肖像画になれるのかな?」
せんせー「そんなのなりたいの?」
るる「だって、金額を言うとき、 「ユキチ3人」みたいに「るる3人」って 言われたらカッコよくない!?」
せんせー「・・・全くわからない」

〇古い本
  子曰、吾十有五而志乎學、三十而立、
  四十而不惑、五十而知天命、六十而耳順、
  七十而従心所欲、不踰矩
  ──『論語』為政第二

〇教室
せんせー「「子曰わく、吾れ十有五にして学に志す。 三十にして立つ。 四十にして惑わず。 五十にして天命を知る」
せんせー「六十にして耳順(したが)う。七十にして心の欲する所に従って矩(のり)を踰(こ)えず」」
せんせー「長いけど、読み下すとこんな感じね」
るる「「子曰わく」で「吾」って言ってるから、 これって孔子の話なんですよね?」
せんせー「そだね、70歳のことも話しているので、 晩年に自身のことを顧みてのことだろうね」
るる「じゃあ、孔子って30歳になるまで、 ずっとイ〇ポだったんですか?」
せんせー「違う違う、そーいう意味じゃないって」
るる「でも、30歳で初めて勃ったんですよね?」
せんせー「「勃つ」じゃなくて「立つ」ね! 一人前として独立するって意味だから」
せんせー「これが勃起の意味だとしたら、 「四十にして惑わず」の意味が変わるから 40歳エロまっしぐらって文脈になるから!」
るる「ほぇー、そうなんですね・・・」
せんせー「ちなみに、孔子の息子の孔鯉は 20歳のときに誕生してるみたいだから 10代からバッキバキに勃ってたみたいよ!」
るる「えっ、バッキバキ!?」
せんせー「10代なんて勃ってナンボじゃない! そこいらの男子なんて(以下表現規制)」

〇古い本
  子曰、過猶不及也。
  
     ──『論語』先進第十一

〇教室
せんせー「「子曰わく、過ぎたるは猶お及ばざるがごとし」ね」
るる「これ、聞いたことあります! 大きすぎるのも小さすぎるのも どっちもダメってことだよね?」
せんせー「それ何のサイズのこと?」
るる「おっ〇いとか、ちん〇んのことだよね?」
るる「胸のサイズでマウントとる女子には、 これで言い返してます!」
せんせー「違う違うっ! そういったサイズの話じゃないから」
せんせー「これは孔子が弟子2人について聞かれて、 1人が「過ぎたる」って評価で、 もう1人が「及ばず」だったの」
せんせー「で、どっちもどっちっていう意味で この言葉を使ったって話!」
るる「ほぇー、そうなんですね・・・」
せんせー「でも、孔子が弟子2人を膨張させて そのサイズを比較したって話だとすると すっごい興奮するわね!!」
せんせー「誰か「薄い本」にしてくれないかな~」

〇古い本
  子曰、唯上知與下愚不移。
  
     ──『論語』陽貨第十七

〇教室
せんせー「「子曰わく、唯(た)上知と下愚とは移らず」ね」
るる「上知と下愚・・・ あっ、何かわかった気がします!」
せんせー「なになにっ、聞かせてみて」
るる「上が知で、下が愚ってことだから・・・」
るる「頭は理性的なんだけど、 下半身がだらしないってこと!?」
るる「よく、上半身と下半身は別人格って 言う人もいるから!!」
せんせー「一体どんな人の話を聞いてるの!?」
せんせー「これは「上知」こと最も賢い人と、 「下愚」こと一番愚かな人は、 どうやってもその地位は入れ替わらない ってことだから!」
せんせー「それ以外の人は、努力をすれば、 充分に可能性はあるっていうことね!」
るる「ほぇー、そうなんですね・・・」
せんせー「でも、その解釈もアリかもしれないね!」
せんせー「理性では抗っても性欲に溺れる美少年たち」
せんせー「その愚かな下半身は制御不能になり・・・」
せんせー「想像するだけで興奮してきちゃう・・・」
るる「ふぇっ!?」

〇教室
せんせー「じゃあ、今日の授業はここまでね」
るる「つかれたー!」
せんせー「今度の授業も『論語』の続きを行うから」
せんせー「ちゃんと予習復習しておいてね」
せんせー「・・・とは言っても、需要がなかったら アッサリ打ち切られる可能性もあるから」
せんせー「ただでさえ閲覧者のいないポンコツ作者」
せんせー「それが東アジアの大教典たる『論語』を こんな風に扱ったりして・・・」
せんせー「こんな木っ端作者なんて抹殺されても当然 火炙りにされても当たり前だから・・・」
せんせー「コイツが無事なら続くかもねっ」
るる「ふぇーーーん!!!」
  ──────続く・・・かも

次のエピソード:【特別授業】性善説と性悪説

コメント

  • さすがの解釈!2人とも、キレキレですね。
    上と下が入れ替わる話しで、私は受けと攻めが入れ替わるのもアリねってBL先生なら言うかな〜と、妄想してしまいました。(それは私の解釈です。)
    復習しますので、是非授業を続けてください!

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