STLIMAN

小松朋喜

エピソード3 ストライマンって…(脚本)

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〇研究装置
井上卓(かわいい・・・)
林杏子「っという事で!」
林杏子「井上卓がヒーローになるためのスーパー練習メニューだ!」
井上卓「腕立て、腹筋1000回!?他にもまだまだ・・・こ、こんなにやるの!?」
林杏子「甘ったれるな!世界を守るヒーローになりたいんだろう!これでも足りないぐらいだ!」
林杏子「そこに書いてあるのがワンセット!それを朝昼夜とやれ!わかった・・・」
井上卓「やったぁ!」
井上卓「こういうの待ってたんだよ!よっしゃー!やるぞ!」
林杏子「や、やる事多くてやっべぇ~なとは思わないのか?」
井上卓「ぜんぜん!ヒーローになるためなら何でもする!ってかしたい!」
林杏子「そうか・・・」

〇学校の校舎

〇家庭科室

〇グラウンドのトラック
井上卓「いやーははは!転んじゃったね~」
林杏子「笑うな!お前人間共からバカにされてるんだぞ!悔しいと思わぬか!」
井上卓「へへへ!スポーツって難しいね!」

〇白い校舎
中野葉月「いやーんカッコいい井上卓―!」
中野葉月「コラ林杏子!変な事するんじゃないよ!」
林杏子「するかバカタレ!」
中野葉月「色目でも使ってみなさい!あんたをギッタンギッタンのバッタンバッタンに・・・」
担任教師「座りなさい中野!生徒会長が何をやっとるか!」

〇教室
教師「この前の小テストの採点 満点はまたまた林杏子だ!」
小島美咲「さすが杏子!スポーツも勉強もぜーんぶトップ!ほんとすごいよね!」
林杏子「簡単すぎるだけだ」
井上卓「ママやるぅ!」
教師「そして99点は井上卓!今回のテストは林の勝ちみたいだな!」
小島美咲「最近の井上は前みたいに運動神経とか色々ダメダメだけど 頭の良さだけは変わんないみたいだね!」
林杏子「な!?井上卓は俺様と同じような頭脳と身体能力を持っていたのか!?」
小島美咲「そうっす・・・相変わらず学園生活に興味ないっすね・・・もっとエンジョイしなよ」
林杏子(頭脳だけは元の井上卓から引き継いだ? それともこいつの才能? いずれにしても前の井上卓も今の井上卓も意外な発見だ・・・)
教師「そして最下位は・・・今の時代順位をつけると色々アレだから言わないが、心当たりのある生徒はもう少しがんばるよーに!」

〇教室
井上卓「お腹すいたー!」
林杏子「おい井上卓 今日はどのパンが食いたい?」
小島美咲「いや~んラブラブ~❤」
林杏子「な!やめろ貴様ら!俺様はただメシをこいつにだな!」
小島美咲「かわいいやつめぇ!」
林杏子「った!貴様何をする!」
林杏子「あ!おい!」
井上卓「ママのも買ってくるね!」
林杏子「貴様らいい加減にしろ!」
中野葉月「林杏子!井上卓から離れなさい!」
林杏子「もう離れてるわドアホ!」

〇学校の屋上
井上卓「おいしそー!いただきまーす!」
井上卓「はは!ジョーダンだよ!え?笑えない?」
佐藤達彦「何のよう」
井上卓「この前はありがとね!君のおかげで怪人を倒す事ができた!って僕倒してないけど!」
佐藤達彦「ありがとうって 僕は何もしてない」
井上卓「君のおかげで強くなれた!絶対に君を守ろうって思えた!僕を成長させてくれてありがとね!」
井上卓「ねぇねぇチョコってうんちみたいな色だよね!チョコってうんちなの?」
佐藤達彦「友達ヅラするな!ずっと僕を見下してたくせに!」
井上卓「見下す・・・って前の井上・・・僕が?」
佐藤達彦「とぼけんな!お前は皆からチヤホヤされて!スポーツも勉強もできて!学園のヒーローで!良いやつ気取って!だけど裏では・・・」
佐藤達彦「これがあの時お前のあとをつけていた理由だ!」
井上卓「どういう事?」
佐藤達彦「自分の胸に聞いてみろ!」
佐藤達彦「ヒーローだって?は!笑わせるな!」
佐藤達彦「お前みたいな悪い奴がヒーローなわけがあるか!」

〇秘密基地の中枢
ウォリアン(くそ・・・井上卓の野郎 自分の分だけパンを買いやがって もううどんおごってやらんぞ!)
ウォリアン「ブリリアンス!」
ウォリアン「今日の俺様は非常にとさかにきている!指示通りの怪人を生み出してなければただじゃすまさないぞ!」
ブリリアンス「もちろんでございます!出てこい!」
ブリリアンス「ご!ご安心下さいウォリアン様!見た目は美しいですが能力はうんちでございます!」
ウォリアン「優秀!」
ウォリアン「うんちがしたい!貴様と怪人は指示した場所に行け!」
ブリリアンス「なんですと!?」
ウォリアン「漏れる!」
ブリリアンス「なんてお下品なタップノベルだ!」

〇荒野
林杏子「いいか!次の怪人は動きが遅い!素早く動けば攻撃をかわせる!隙を見て倒せ!」
井上卓「うん・・・」
林杏子「なぜ貴様の方が元気がないのだ!俺様はお前のせいで腹を空かせているのだぞ!こっちの身にも・・・」
林杏子「来たか!指示通りにするのだぞ!俺様はあの岩陰で様子を見ているからな!」
林杏子「ち!なんだというのだ!シャキッとしろ!」
ブリリアンス「また貴様か!しつこい奴め!消してしまえ怪人!」
林杏子「バカ!来るぞ!」
林杏子「よーし!いいぞ井上卓!」
ブリリアンス「やはり怪人の能力を弱くしすぎたせいで攻撃が・・・」
「あたっとる~!!」
ブリリアンス「ふはは!驚かせおって!」
林杏子「油断するなバカタレ!俺様の言った通りにしろと言ったろ!」
林杏子「またいつものパターン💦 もうええわ!ええかげんにせぇよわれぇ!」
ブリリアンス「とどめだ!」
ミタメ・ダ・ケ「またいつものパターン💦 もうええわ!ええかげんにせぇよわれぇ!」
ブリリアンス「ブラックめ!やはりあいつを倒す怪人を早急に作る必要が・・・」
林杏子「コラ井上卓!」
林杏子「俺様の言う事が聞けんのかわれぇ!」
ブリリアンス「あいつは・・・」
井上卓「ごめん・・・」
林杏子「ごめんじゃないごめんじゃ!ストライマンだろ!ピシッとしろ!」
林杏子「邪魔をするな」
林杏子「おい貴様 殺すならちゃんと殺せ」
ブリリアンス「・・・!?」
井上卓「すごいねママ・・・なんでもできるんだね」
林杏子「あたり前だ!俺様に敵う奴はいない!」
ジ・ブラック「おい」
ジ・ブラック「力だけじゃなく心も強くなければヒーローではない」
林杏子「は?わかっとるわ!説教か!」
ジ・ブラック「困っている人間の気持ちがわからないで何がヒーローだ」
林杏子「あん!俺様はヒーローじゃ・・・」
ジ・ブラック「弟子が花になるか毒になるかは師匠次第だ」
ジ・ブラック「師匠なら師匠らしくメンタルのケアも忘れるな」
ジ・ブラック「体は大人だが心はまだ生まれたばかりの子供なんだぞ」
林杏子「待てまっくろくろすけ!」
林杏子「むむむ・・・」
林杏子「うどん食うか?」
井上卓「いらない」
林杏子「パンがいいか?」
井上卓「お腹すいてない」
林杏子「そうか」
林杏子(俺様が腹減ってるんだよ! めんどくさい!だから人間は! いや・・・厳密には井上卓が人間かどうかも・・・)
林杏子(くそ!なぜ俺様がこいつのためにここまで考えなくちゃならんのだ!こんなアホで単純な奴のために!)
林杏子(単純・・・そうか)
林杏子「元気がないみたいだな 気分でも悪いのか?何かあれば言え 俺様が聞いてやる」
井上卓「ありがとうママ・・・うう・・・」
井上卓「うわぁーん!」
  林杏子に抱きつく井上卓
林杏子「泣くな泣くな!まったくすぐ泣きおって!」
井上卓「あのね!あのね!うんとね!」
林杏子「わかったから落ち着いて話せ!」
井上卓「うんとね!・・・僕、というか前の僕ってどういう人だったの?」
林杏子「元祖井上卓の事か?さぁな 興味ないから知らん」
井上卓「あのね 今日お友達がね 前の僕にひどい事をされていたみたいなんだ・・・」
林杏子「そんなはずはない 奴はヒーロー!ストライマンなのだぞ? 誰だそんな事を言う奴は」
井上卓「前ここで怪人に襲われた 佐藤くん?だっけ?」
林杏子「あいつか」
井上卓「なんか佐藤くんね 前の僕にすごく頭に来ているみたいで、だから僕の後をつけて、それで、刃物を僕に・・・」
林杏子「なんだって!?」
井上卓「ねぇママ!前の僕・・・ 井上卓は正義の味方なの? ストライマンは本当にヒーローなの!?」

次のエピソード:エピソード4 絶対教えないもん!

コメント

  • 私はラルク派でした!グレイも好きでした。
    ソフィアは街とリトルクラウド
    黒夢はミスムーンライトが好きでした〜

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