地球戦士マモルンダー

町村英雄

エピソード9(脚本)

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〇ラブホテルの部屋
高島守「会社を、クビになった」
「ええ!」
高島良子「・・・・・・」
高島弘美「なんで?」
高島守「先月、人事部に呼ばれて・・・」
高島守「お前は・・・お前は会社に必要ない人間だって」
「・・・・・・」
高島守「今はもう人工知能の時代だって。 営業マンはいらないって」
高島守「俺は・・・俺は今の会社に23年も貢献してきたのに・・・」
  拳を強く握りしめる高島。
高島良子「質問!」
高島弘美「どうぞ」
高島良子「退職金は?」
高島守「・・・もらった」
高島弘美「いくら?」
高島守「・・・1400万」
高島良子「よし!」
高島良子「ギリギリローンを完済できるわ」
高島守「・・・・・・」
高島弘美「まー、いーんじゃない?」
高島守「いいことあるか」
高島守「これからみんなを養うためにもっと金が必要なんだから」
高島弘美「あ! それじゃあ、私、大学行かない方がいいじゃん」
高島守「それとこれとは話が別だ」
高島愛菜「愛菜、バレエの衣装いらない」
高島愛菜「月曜日、恵梨香ちゃんに返してもらう」
高島弘美「私ももうお小遣いいらないよ。 自分の分は自分で稼ぐから」
高島守「お前たち・・・」
  愛菜、あくびをして目をこする。
高島良子「はい。続いてママの番です」
高島良子「ママ、来週から北友スーパーでパート始めまーす!」
高島守「何!?︎」
高島弘美「ウソ! どこのコーナー?」
高島良子「フルーツのコーナーよ。 もう面接は受かりました」
高島守「どうして? お前、まさか」
高島良子「ふふ。 最初はへそくりしようと思ってたんだけど」
高島良子「私もパパと一緒に経済面で家族を支えまーす」
高島守「・・・そうか。すまない。みんな」
高島弘美「まー何とかなるでしょ」
高島守「それと、もう一つ大事な話がある」
「?」
高島守「おい。愛菜、起きろ」
高島守「起きろったら」
高島良子「あら、もう3時半よ」
高島守「・・・でも」
高島良子「あなた、続きは明日にしましょ」
高島守「・・・そうだな」

〇ラブホテルの部屋
高島守「おい。起きてるか?」
高島良子「ええ」
高島守「俺のこと、いつから気付いてたんだ?」
高島良子「たぶん、人事部に呼ばれた日から」
高島守「・・・そうか。黙っててすまなかった」
高島良子「ふふ。侮らないでよ。 もう20年も妻やってるんですから」
高島守「迷惑かけて悪いな。稼ぐのが俺の役目なのに」
高島良子「何言ってるのよ。 家族に役目なんてあるわけないでしょ」
高島守「・・・・・・」
高島良子「それに、いつも助けてもらってばかりだもの」
高島良子「たまには私を頼ってね」
高島守「・・・・・・」

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