星売りのメテオシスター

オカリ

5.隕石ハンター【番外編・R-15】(脚本)

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〇黒背景
  隕石ってのはカネになる
  気づいたのはクソッタレな
  ゴミ溜め暮らしのおかげだった

〇埋立地
  1987年
少年の声「うわっ! またガス爆発か!?」
ゴミ暮らしの少年「なんだろ、コレ」
ゴミ暮らしの少年「キレイだな・・」
ゴミ暮らしの少年「神様の贈り物みたいだ」
ユーラシア研究員「うーむ、落下予測地点は 確かにこの辺りだが・・」
ユーラシア研究員「むっ!そこのキミ!」
ゴミ暮らしの少年「オレのこと?」
ユーラシア研究員「そうだ!キミだ! その石、どこで見つけた!?」
ゴミ暮らしの少年「さっき空から落ちてきた だから拾ったけど・・」
ユーラシア研究員「なんだって!? やはりそうか!」
ユーラシア研究員「キミ!その石を譲ってはくれまいか!」
ゴミ暮らしの少年「・・オッサン、アンタ誰?」
ユーラシア研究員「おっとスマナイ申し遅れた!」
ユーラシア研究員「私は『ユーラシア共華団』の一員だ 地球外物質を専門に研究している」
ユーラシア研究員「地球に落ちた隕石を集め調べる オッサンと思ってくれ!」
ゴミ暮らしの少年「ふぅん、研究者・・」
ゴミ暮らしの少年「「譲って欲しい」ってことは・・ これも隕石なんだ」
ユーラシア研究員「まさしくその通り!」
ユーラシア研究員「もちろんタダとは言わん!! 今は手持ちが少ないが・・」
ゴミ暮らしの少年「うわ、すっげー金持ち!」
ゴミ暮らしの少年「・・この石にそんな価値があるのか」
ユーラシア研究員「どうかね?この財布の中身全てと 交換ということで如何かな?」
ユーラシア研究員「足りなければ部下に頼んで もっともっと持ってこよう!」
ゴミ暮らしの少年「いや、交渉が下手すぎる・・」
ゴミ暮らしの少年「こんなゴミ捨て場で 暮らしてるガキだぞ?」
ゴミ暮らしの少年「札の1枚渡せばすぐ 差し出したってのに」
ゴミ暮らしの少年「・・・」
ユーラシア研究員「ダ、ダメかね!? こうなったら今着てる服も・・」
ゴミ暮らしの少年「いいよオッサン あげるよ、コレ」
ユーラシア研究員「うっそぉ、いいのぉ!?」
ユーラシア研究員「──ゴホン、失礼 取り乱してしまった」
ユーラシア研究員「しかし、タダで貰うには忍びない 何か受け取ってくれんかね?」
ゴミ暮らしの少年「マジ?じゃあさ・・」
ゴミ暮らしの少年「アンタの部下に・・・いや、」
ゴミ暮らしの少年「こっちのがいいか オレをアンタの──」
  弟子にしてくんない?

〇砂漠の基地
  ──30年後、2017年
  中央アジア・某国にて
隕石ハンター「アレから30年・・ 俺も歳食ったな」
隕石ハンター「最近、昔のことばかり 思い出しやがる」
隕石ハンター「初めて隕石を見つけた感動 高額で売れると知った興奮」
隕石ハンター「いくらゴミ溜めから離れようと 俺の原点はアソコにあるんだな・・」
正門警備兵「何をブツブツ呟いてる・・ 気味の悪いヤツだ」
正門警備兵「ご当主様から謁見の許可がおりた くれぐれも無礼のないように」
隕石ハンター「おお、ありがたい」
隕石ハンター「さて・・・本業に戻るか ほらコッチ来な」
貴族風の子供「・・・」
  第5話・番外編
  隕石ハンター

〇豪華な社長室
正門警備兵「カラガンダ様、例の隕石商人が・・」
カラガンダ当主「入れッ!」
正門警備兵「失礼します、こちらに」
隕石ハンター「はじめましてカラガンダ殿 お目通し頂き感謝します」
カラガンダ当主「ふん、全くその通りだ 感謝が足りん」
カラガンダ当主「我が時間は黄金の価値がある 十全に理解した上で発言しろ」
隕石ハンター「ハッハッハッハ! では世間話は略しましょう!」
隕石ハンター「先月、ご当主の領内に落ちた 隕石を譲って頂きたい」
隕石ハンター「隕石ハンターの名の通り・・・ 私は隕石専門の商人でしてね」
カラガンダ当主「いいだろう、いくら持ってきた?」
カラガンダ当主「我は金に不自由しとらん 生半な額では首を縦に降らんぞ?」
隕石ハンター「でしょうな ゆえにカネではありません」
隕石ハンター「私が提示するのは『愛』です」
カラガンダ当主「『愛』だと・・?」
カラガンダ当主「まさかっ・・!?」
隕石ハンター「ボーイ、入りなさい」
貴族風の子供「・・コンニチワ」
隕石ハンター「先日、南の方で紛争が あったでしょう?」
隕石ハンター「領主である高貴な血族が ジェノサイドされました」
カラガンダ当主「その件は知っている 人道から外れた紛争だった」
隕石ハンター「この子はその遺児です 一時的に引き取りました」
カラガンダ当主「なんだとっ!?」
カラガンダ当主「ふぅむ・・・ どれ、顔を見せてごらん?」
貴族風の子供「ハイ・・・」
カラガンダ当主「うむうむ、大変だったのだなぁ」
カラガンダ当主「・・・警備兵! しばらく席を外せ」
正門警備兵「ええっ!? いや警護は・・」
カラガンダ当主「不要だ!さっさと出ろ!」
正門警備兵「しょ、承知いたしました〜!」

〇洋館の廊下
正門警備兵「は〜〜追い出されちまった」
邸内警備兵「どうした? ご当主さま、お怒りかい?」
正門警備兵「・・例のご病気だよ」
正門警備兵「あの隕石商人、よりにもよって 『美少年』を連れて来やがった」
邸内警備兵「あ〜、そりゃご当主さまの ツボを心得てるなぁ・・」
邸内警備兵「この前は『少女』だっけ? ま〜た地下に穴を掘らねぇと・・」
正門警備兵「前の少女より今回は 2、3歳幼く見えたな」
正門警備兵「次は長持ちして欲しいが・・ 夜の激しいお方だ」
正門警備兵「気の毒だが仕方がない 我々は我々の仕事をしよう」
邸内警備兵「そうするのが一番だな」
邸内警備兵「しかし、前回の『少女』に続き 今度は少年か・・・」

〇豪華なベッドルーム
邸内警備兵「・・・」

〇洋館の廊下
邸内警備兵「また、子供か・・」
邸内警備兵「あ〜ぁ、ご愁傷様」

〇豪華な社長室
隕石ハンター「・・ではこれで 譲渡証明の方、確かに頂きました」
隕石ハンター「隕石を『無償』で寄贈頂き ありがとうございます」
カラガンダ当主「売り先はユーラシア共華団か? せいぜい役立てることだ」
カラガンダ当主「現物は後ほど持って来させる 帰り際に受け取るがいい」
カラガンダ当主「しかし、一つ疑問が残る なぜ我の嗜好を知っていた?」
隕石ハンター「・・東の島国に『三方よし』という 格言があります」
隕石ハンター「売り手・買い手・世間── 三方全てが満足する商いを 心がける精神でしてね」
隕石ハンター「これに倣い、カラガンダ殿が 満足頂けるモノを調べました」
隕石ハンター「私も表立って言えない職業・・ 裏の繋がりは多い方です」
隕石ハンター「調べたらちょうど、半年ほど前に 『愛』を引き取った噂を知りまして」
隕石ハンター「私は『隕石』が欲しい カラガンダ殿は金ではなく 『愛』を求めている・・」
隕石ハンター「そしてこの少年は──」
隕石ハンター「天涯孤独、戦災孤児となり 『家族』に飢えた哀れな子供だ」
隕石ハンター「これが私なりの『三方よし』です ご理解頂けましたか?」
カラガンダ当主「なるほど、立派な哲学だ」
カラガンダ当主「我と貴様だけでなく・・ 少年も含めて『三方よし』 win-winならぬwin-win-win・・」
カラガンダ当主「ならば、少年の期待に応えるよう たっっっぷりと可愛がらねばな」
隕石ハンター「ええ、では私はこれで・・」
カラガンダ当主「うむ、よき商談であった」
カラガンダ当主「警備兵!客人がお帰りだ! お土産を忘れるなよ!」
正門警備兵「ハッ!了解いたしました!」
カラガンダ当主「さて・・・」
貴族風の子供「・・・」
カラガンダ当主「キミは・・そうだな 風呂でカラダを清めてから 寝室に来なさい」
カラガンダ当主「たっっっっぷりと 愛してあげよう・・・!」

〇砂漠の基地
正門警備兵「おらよ、隕石商人 ご当主さまよりお土産だ」
隕石ハンター「ありがとう、確かに隕石だ」
正門警備兵「・・・」
隕石ハンター「どうした? 何か言いたげだね」
正門警備兵「──外道だな、アンタ」
隕石ハンター「さて、何のことかな?」
正門警備兵「とぼけるな ご当主様の愛し方は苛烈極まる」
正門警備兵「以前もあったよ 似たような少女が引き渡された」
正門警備兵「数ヶ月で動かなくなったがね ・・凄惨な最期だった」
正門警備兵「ご当主さまの激しい『愛』に あの少年が耐えられるハズもない」
正門警備兵「近いうちに死ぬぞ アンタが殺したようなもんだ」
隕石ハンター「・・キミはプロ意識が足りないな」
隕石ハンター「雇い主のプライベートを ペラペラ喋るもんじゃないよ」
正門警備兵「ハッ、そうかい」
隕石ハンター「ひとつ言っておこう 私の信条は『三方よし』でね」
隕石ハンター「今回の場合、私とカラガンダ殿・・ あと少年も望んだことなんだよ」
隕石ハンター「・・行き先が地獄と知ってても、ね」
正門警備兵「ハァ?」
隕石ハンター「気にするな、独り言だ」
隕石ハンター「ではさらばだ門兵くん もう会うこともないだろう」
正門警備兵「・・・」
正門警備兵「プロ意識が足りない・・・か そりゃ口も軽くなるさ」
正門警備兵「『死人に口なし』ってな さて・・」
正門警備兵「えー、こちら正門前 お客様がお帰りです」
正門警備兵「予定通り、すみやかに処理したあと 隕石を回収してください」
  了解、頃合いを見て処理します
正門警備兵「恨むなよ隕石商人 ご当主は隕石に興味はないが・・」
正門警備兵「人身売買の履歴はキレイに 消しとかなきゃな」

〇荒野
  予定─り、すみや──処─したあと
  隕石を回収し──ださい
  了解、頃─いを──処理しま──
隕石ハンター「ハッハッハ、感度良好 筒抜けだよキミたちぃ」
隕石ハンター「そして俺もしくじったな・・ 何が『三方よし』だ!」
隕石ハンター「このままでは処理されてしまう!」
隕石ハンター「さぁて・・」
隕石ハンター「おっ! あったあった」
隕石ハンター「バイクごとボンッ! ・・ってとこかな」
隕石ハンター「まあいい これでお互い様だ」
隕石ハンター「──頑張れよ、少年!」

〇豪華なベッドルーム
貴族風の子供「・・・」
カラガンダ当主「なんと愛らしい・・! 金髪金眼の少年よ!」
カラガンダ当主「さぁ〜〜て、早速味見を・・・」
貴族風の子供「カラガンダ、サマ」
貴族風の子供「ノド カワイテ ナイデスカ?」
カラガンダ当主「ふむ、喉の渇きか? 多少はあるが・・」
貴族風の子供「・・ドウゾ」
カラガンダ当主「口移しでか!?」
カラガンダ当主「まったく・・・ヤラシイ子だ!」
カラガンダ当主「う〜む、うまいな どれ、今度は別のモノを注いで・・」
カラガンダ当主「んん?なんだ、急に動悸が・・」
貴族風の子供「もう一杯、飲め」
カラガンダ当主「な、ぐっ・・これは・・・?」
カラガンダ当主「ゴホッ!!」
カラガンダ当主「ちっ・・血ぃ!?」
貴族風の子供「よかった、ちゃんと効いた」
貴族風の子供「──ッゴホッ!!」
貴族風の子供「あーほんとに即効性なんだ ボクも死ぬかも・・」
カラガンダ当主「──おま、え なぜ、我を・・・」
貴族風の子供「そだね、もう変装はいいか」
ある少女の弟「カツラとカラコンはずせば こんな顔だよ」
ある少女の弟「どうかな、ピンと来た?」
カラガンダ当主「あ、あっ・・! オマ・・エは・・・・!」
ある少女の弟「そうだ、その顔が見たかった」
ある少女の弟「オマエがボロ雑巾のように 使い潰したヒトは、ボクの姉だ」
ある少女の弟「たった1人の肉親だった それをオマエが奪った」
カラガンダ当主「南の、領主の生き残り・・・ という話は──・・」
ある少女の弟「ウソに決まってんじゃん ブランディングだよ」
ある少女の弟「浮浪の子供じゃ話にならん 気品ある子を愛したい・・って」
ある少女の弟「そうボヤきながら次を 探してたらしいね」
カラガンダ当主「なぜっ・・そんな──コト、まで──」
ある少女の弟「全身の痙攣が始まった 息絶えるのも近い──」
ある少女の弟「・・あのロンゲには感謝だな」

〇荒廃した市街地
  ──1ヶ月前
隕石ハンター「ほぅ、カラガンダ殿は 子供を特に好むと・・・」
人材派遣の商人「又聞きだがな 最近もどこぞの少女を・・」
ある少女の弟「カラガンダ・・?」
人材派遣の商人「あん?なんだコイツ」
ある少女の弟「姉さんを奪った男の名だ! 絶対に許さない!!」
ある少女の弟「カラガンダの居場所を教えろ! 罪を償わせてやる!!」
人材派遣の商人「汚ねぇ手で触んじゃねぇ! このクソ浮浪児が!!」
「うっ、ぐぅ・・・」
人材派遣の商人「ハッ!もう一発食らわせて・・」
隕石ハンター「まあ待て、充分だろう」
隕石ハンター「情報感謝する ささやかだがお礼だ」
人材派遣の商人「おいおい!アルコールかよ!」
「最高だぜ、アンタ! あばよぉ〜!」
隕石ハンター「ふふっ・・さて」
隕石ハンター「立てるか?少年」
ある少女の弟「うっ・・・」
隕石ハンター「先ほどの話、詳しく聞こうか」
隕石ハンター「恨みがあるようだが・・ 仇討ちのプランはあるのかい?」
ある少女の弟「場所さえわかれば忍び込んで 喉笛を掻っ切ってやる!」
隕石ハンター「要はノープランか それじゃ勿体無いな」
隕石ハンター「勝負も仇討ちも仕込みが全て 出たとこ勝負は愚の骨頂だ」
ある少女の弟「でも・・他に方法が・・・」
隕石ハンター「悲観することはないよ 幸運なことに、私も困っている」
隕石ハンター「隕石譲渡の交渉材料を探しててね 高貴な子供をご所望らしい」
隕石ハンター「適当に見繕うことも考えたが・・」
隕石ハンター「いくらか恨みのある子供なら 役作りも懸命になるだろう?」
ある少女の弟「・・・・・・」
隕石ハンター「設定に衣装、立ち居振る舞い、暗殺道具 全て私が整える」
隕石ハンター「キミの身体と命を引き換えに 仇討ちのチャンスを与えよう」
隕石ハンター「さぁ・・・どうする?」
隕石ハンター「フフ・・きっと良い商談になる」

〇荒地
隕石ハンター「もし少年が成功したなら・・ カラガンダ殿は今ごろ天上か」
隕石ハンター「ささやかだが、冥福を祈ろう──」
隕石ハンター「しかし世間のため、という面では これもまた『三方よし』か?」
隕石ハンター「ふぅむ」
隕石ハンター「──この格言、飽きたな 次は兵法家から探すか・・」
邸内警備兵「やっと追いついたぞ隕石商人」
邸内警備兵「爆発しねぇと思ったら 解除しやがって・・」
隕石ハンター「ああ、これかな?」
隕石ハンター「起爆装置を外しただけでね まだ使えるハズだ」
邸内警備兵「そうかい」
邸内警備兵「生憎、俺も雇われの身でね」
邸内警備兵「後始末も仕事のうちだ ・・・言い残すことはあるか?」
隕石ハンター「なら言わせてもらおう」
隕石ハンター「もっと周囲を警戒すべきだ」
隕石ハンター「見晴らしの良い平原だが 隠れ場所は意外と多い」
隕石ハンター「次は意識するように」
邸内警備兵「あ?なんだそのゆいご・・・」
邸内警備兵「アバババババババババッッッッ!!!?」
隕石ハンター「悪いね、業務外だったかな?」
運び屋ちゃん「・・・・・・・・・・・・モウマンタイ」
隕石ハンター「なら良かった」
隕石ハンター「今回の隕石だ、確認してくれ」
運び屋ちゃん「・・・・・・・・・・・・・コレハ」
運び屋ちゃん「・・・・・・・・・・・・ハラショー♪」
隕石ハンター「報酬はいつもの口座に頼む」
運び屋ちゃん「・・・・・・・・・・・・ハラショ」
隕石ハンター「さて、今回の仕事は長かった しばらく休ませてもらう・・・・」
隕石ハンター「・・予定だったんだがな」
運び屋ちゃん「・・・・・・・・・・・ビンボーヒマナシ?」
隕石ハンター「次の獲物の相談だ この動画をご存知かな?」

〇源泉
長岡茉莉「これ、オークションにかけます」
長岡茉莉「目標額は3億」
長岡茉莉「全国でご覧の皆様 奮ってご参加下さい!」

〇荒地
隕石ハンター「どう思う?」
運び屋ちゃん「・・・・・・・・・・・・コトバワカラン」
隕石ハンター「そうだったな 要約すると日本に隕石が落ちた」
隕石ハンター「それをこの嬢ちゃんが3億円、 つまり約1.5億ルーブル・・・」
隕石ハンター「北米換算だと300万ドルで 売るって宣言したそうだ」
運び屋ちゃん「・・・・・・・・・・・・ボッタクリ」
隕石ハンター「おや、さてはユーラシアじゃ 議題にすら挙がってないな」
隕石ハンター「なら上に言っといてくれ ・・・この隕石は匂う」
隕石ハンター「30年隕石を探し集めた男の勘だ ノーマークは勿体無いぞ?」
隕石ハンター「すでに北米のお手つき って可能性もあるが・・」
隕石ハンター「──うまく掠め取るさ」
運び屋ちゃん「・・・・・・・・・・・・ツタエトク」
隕石ハンター「・・・それに乗って帰るのか」
隕石ハンター「ふっ・・・まあいい 良い仕事だった」

〇東京全景
  次の目的地は日本
  獲物は、輝ける隕石
  さぁて、まずは
  「長岡 茉莉」
  彼女の身辺から調べてみようか──

次のエピソード:6.スクープトラブル

コメント

  • こんにちは!
    次の話は番外編、主人公の正体がますます気になりました。一つの隕石をめぐって様々なキャラクタ―達が思考を巡らせていることが伝わってきました。キャラクターが大勢なのに一人一人に個性があって面白いです!

  • 読めば読むほど面白い…!隕石を巡って新しい勢力が登場する展開!ムネ熱です!

  • 様々な勢力の思惑が交差する、その予兆とも言える番外編でした。世界観がどんどん広がって、もはや1話からは想像も付かない展開です。すごく、次が気になる。

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