ばあちゃんレスキュー!きゅん♡クエスト

羽遊ゆん

9.花火大会の夜に…②(脚本)

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〇射的コーナー
射的屋スタッフ「お客さん、やるなぁ。 いやぁ、今までで一番かもしれんぞ」
ツネオ「へ、へへ♪ それほどでも、ありますよ」
香坂瑠奈「すみませ~ん! 1名、お願いします!」
射的屋スタッフ「お! はいはい! どうぞ!」
ツネオ(ちっ・・・なんなんだよ、またコイツか)
間宮貴史「瑠奈さん、射的も?」
香坂瑠奈「射的、大好き!」
香坂瑠奈「集中集中~! はっ!」
香坂瑠奈「やったぁ! 全部当たった!」
射的屋スタッフ「はっはっは! こりゃすげーや! 嬢ちゃんがダントツだ!」
香坂瑠奈「おじさん、すみません。このお菓子以外の景品は元に戻してもらってもいいですか?」
射的屋スタッフ「お? 嬢ちゃん、いいのかい?」
ツネオ(アイツ・・・俺の見せ場をかっさらいやがって!)
ツネオ(許さねぇ・・・)

〇お祭り会場
香坂瑠奈「あー、楽しかったぁ!」
香坂瑠奈「いつの間にか、暗くなってたね」
間宮貴史「瑠奈さんには驚かされっぱなしだったよ!」
香坂瑠奈「だって、好きなんだもん」
香坂瑠奈「あっ、痛っ・・・」
間宮貴史「ん? どうかした?」
香坂瑠奈「足が・・・慣れない下駄で靴擦れしちゃったみたい」
間宮貴史「ええ!? ちょっと僕につかまって。 座れる場所を探そう」

〇丘の上
間宮貴史「瑠奈さん、ちょっとここで座ってて。 絆創膏探してくるから」
香坂瑠奈「貴史さん、ありがとう」
間宮貴史「すぐ戻るから、待っててよ?」
香坂瑠奈(はぁ・・・はしゃぎすぎちゃった。 もうすぐ花火、始まるのかな?)
ゴウ「・・・で、ツネオの記録を全部、その女が越えちゃったってこと?」
ツネオ「ああ、俺に向けられるべき称賛を全部かっさらって行きやがった!」
ゴウ「女に負けるなんて、ざまぁねーな!」
ツネオ「ゴウ! 面白がってんじゃねーよ!」
ツネオ「・・・ったくよー」
ツネオ「・・・あの女」
ツネオ「おい・・・ゴウ。例の女がいた」
ゴウ「へー? どこどこ? 結構、かわいいじゃん」
ツネオ「怖い目にあわせてやるか」
ゴウ「ツネオー、ワルだねぇ」
香坂瑠奈「まだかなぁ、貴史さん」
香坂瑠奈「あ、貴史さん?」
ツネオ「残念だったな、俺だ」
香坂瑠奈「・・・どちらさま、ですか?」
ツネオ「覚えてねーのかよ!」
ゴウ「ぎゃっはっは! ウケるぜ、ツネオ」
香坂瑠奈「すみません・・・本当にわからないんです」
ツネオ「ヨーヨーとか! お前があとからきて、記録更新したせいで、俺への注目をお前が全部横取りしたんだろうが!」
香坂瑠奈「え・・・そんな。私は、ただ楽しんでいただけです。記録更新とか興味ないですし」
ツネオ「あ゛? てめー、俺のことバカにしてんのか!?」
香坂瑠奈「え!? バカになんて・・・」
ツネオ「ま、いーや。こっち来いよ!」
香坂瑠奈「え!? やめてください!」
ツネオ「いってーな! おいゴウ、そっちつかめよ」
ゴウ「はいはーい」
香坂瑠奈「きゃ! やめて!」
ゴウ「いって! なんだこの女!」
香坂瑠奈(どうしよう。しつこいから、コテンパンにしちゃおうか・・・)
香坂瑠奈(あ! 痛っ! 足が痛くて攻撃できない・・・)
「おらぁ! こっちに来やがれ!」
香坂瑠奈「・・・貴史さん! 貴史さん!」
ツネオ「うるせー黙れ!」
間宮貴史「瑠奈さん!」
間宮貴史「大丈夫!?」
香坂瑠奈「・・・貴史さん」
間宮貴史「君たちはなんだ?」
ツネオ「こっちはその女のせいで、むしゃくしゃしてんだよ!」
間宮貴史「よくわからないけど、女性に乱暴するのは見過ごせないな」
ツネオ「はぁ? カッコつけやがって! ゴウ! やっちまうぞ!」
ゴウ「めんどくせーなぁ」
間宮貴史「おっと!」
間宮貴史「え、こんなもん?」
「くっそぉぉぉぉ! いくぜ!」
間宮貴史「あは! 二人いてこれ?」
間宮貴史「申し訳ないけど、その程度でイキがるのはどうかと思うよ?」
「こいつ・・・マジでフルボッコにしてやる!」
間宮貴史「ほいっと♪」
間宮貴史「ほいほいっと♪」
間宮貴史「全然、本気出す気にならないな」
ゴウ「ぜぇ・・・ぜぇ・・・ コイツ・・・」
ツネオ「はぁ! はぁ! つえー!」
間宮貴史「・・・では、ここから僕のターンですね!」
ツネオ「うぐぅ!」
ゴウ「ぐへぇ!」
「う!”#%’ひ!@<で!~=ぶ!」
間宮貴史「これで最後です!」
「ひぇ! も、もうやめ・・・」
間宮貴史「問答・・・無用!」
「ぎゃ!」
ツネオ「やべぇ・・・強すぎる・・・」
ツネオ「ゴウ! ずらかるぞ!」
ゴウ「お・・・おう」
間宮貴史「二度とこんなことするなよ!」
間宮貴史「瑠奈さん、大丈夫だった?」
  私は、隣に座った貴史さんに、思わず抱きついた
香坂瑠奈「貴史さん・・・貴史さん!」
香坂瑠奈「よかった・・・無事で。 貴史さんが負けるわけないってわかってたけど・・・不安で」
間宮貴史「僕なら大丈夫だよ!」
香坂瑠奈「私、こんな気持ち、はじめてで・・・」
香坂瑠奈「私、自分でいうのもなんだけど、強いから・・・今まで守ってもらったこと、なくて・・・」
間宮貴史「ふふっ、そっか。でも、これからは僕が瑠奈さんを守るから」

〇花火
間宮貴史「あ! 花火始まった!」
香坂瑠奈「やっぱり貴史さんは、私の運命の人なのかも」
間宮貴史「ん? なにかいった?」
香坂瑠奈「ううん。貴史さん・・・大好き♡」
間宮貴史「・・・瑠奈さん」
間宮貴史「僕も・・・大好きだよ」

〇黒

〇総合病院
  ― 同時刻、志津の入院する病院 ―

〇大きい病院の廊下

〇黒
  ― To Be Continued ―

次のエピソード:10.女同士で話しましょう

コメント

  • ツネオ……た~まや~!
    花火より豪快な散りざまでしたw
    この雰囲気は……いけ、いけー!!と応援していたら、無事にシルエットが😆💕このときめきでばあちゃんも目を覚ます!?

  • 花火のシーンのシルエットのスチル素敵です…☺️
    ご馳走様でした🥰

    おばあちゃんはどうしたんだろうか?気になります

  • そういえば物理的に最強カップルでしたね、二人(笑)
    無敵すぎて笑っちゃいました🤣
    そして花火にいいムードと思いきやおばあちゃんが!
    この先どうなっちゃうのか、ドキドキです!

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