虹架かるセカイは愉快に歌う

宇野木真帆

3話:どうしても兄さんって呼んでほしい♡(脚本)

虹架かるセカイは愉快に歌う

宇野木真帆

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〇教室
威流 緋雨(二度とあいつには作らせない!!)
岸野 俊介「ひっさ、コレは・・ww」
栗木田 真衣「や~♡すてき~♡」
威流 緋雨「さっさと食うぞ」
「はーい!」
栗木田 真衣「そういえばさ、皆は何の部活にするの~?」
岸野 俊介「俺はサッカーだったからな~」
岸野 俊介「栗ちゃんはどうするの?」
栗木田 真衣「私はまたバスケにしようかな!」
岸野 俊介「いいね~アメリカン~♪」
栗木田 真衣「ひっさは?」
威流 緋雨(お、俺!? 何だっていいだろ!?)
威流 緋雨「俺は・・・」
栗木田 真衣「ちゅーがくは何部?」
威流 緋雨「さ、サッカー部・・・」
岸野 俊介「俺と同じか~ ま、俺はほぼ幽霊だけど~」
岸野 俊介「あ、新しいことを始めるのもいいよな~」
威流 緋雨(な、なんで俺を見る!?)
岸野 俊介「ひっさ!一緒にバスケしようぜ!」
威流 緋雨(目的に関係ないことはごめんだ!!)
栗木田 真衣「いいね!一緒にやろうやろう!」
岸野 俊介「そしたら!!さっそく今日から!!」
威流 緋雨「俺はやらない!!」
岸野 俊介「そっ、そんなに!! 拒否んなくてもいいじゃねーかー!!」
威流 緋雨「すまん。そんな強く言うつもりは・・・」

〇学校の廊下
  ー放課後ー
栗木田 真衣「ひっさ~! 帰らないの?」
威流 緋雨(またコイツか・・・)
威流 緋雨「に、兄さんを待とうかと思ってて・・・」
威流 緋雨「やっぱり兄さんの教室に行ってみるよ。 じゃっ!」
栗木田 真衣(せっかく一緒に帰ろうと思ったのに)
1年生「美術部のモデルに髪の長いイケメンがいるらしいよ~!」
佐藤 広美「面白そうね。 私も美術部にしようかしら」
吾妻 緋色(ターゲットNO.1は完了)
吾妻 緋色(あとは3年生の教室か・・・)
吾妻 緋色(あいつに頼るのは癪だが、早く終わらせる為だ)

〇学校の廊下
3年生「部員ふえるかな~」
3年生「それな~」
威流 緋雨「たしかあいつは、3ーB・・・」
威流 楓「うわさをすれば緋雨だ」
3年生「あれが弟くん!?」
威流 楓「そ。可愛いでしょ♪」
3年生「ほんとだ~!猫っぽい~♪」
威流 緋雨(すっごい近づきたくない・・・)
3年生「あれ~? 弟くん動かないよ~?」
威流 楓「緋雨は恥ずかしがりやだからね」
3年生「お兄ちゃん迎えに行ってあげたら~♪」
威流 楓「緋雨!」
威流 楓「こっちおいでよ」
3年生「あっはは!!」
3年生「お兄ちゃん逃げられてんのー!!」
3年生「かわいそ~」
3年生「よしよししてあげる~」
威流 緋雨(思わず逃げてしまったが、どうしよう・・・)
威流 緋雨「こ、こんにちは」
篠田 祥子「威流くんの弟くん~」
威流 緋雨「な、なんで分かるんですか?」
篠田 祥子「からかったら面白そう~」
篠田 祥子「その節は~ お世話になりました~」
篠田 祥子「人前苦手なんだ~」
威流 緋雨「部活紹介のことですね」
威流 緋雨「こちらこそ、兄がお世話になりました」
篠田 祥子「礼儀正しいのも本当だ~」
威流 緋雨(あいつは何をどこまで話しているんだ!?)
篠田 祥子「興味あったら映研入ってね~」
威流 緋雨(まぁ、これでターゲットNO.3も確認できた)
威流 緋雨(よしっ!残りあと一人!)
威流 緋雨(ダンス部がいそうな所にでも行ってみるか・・)
威流 緋雨(って、どこだ!?)
威流 緋雨「・・・」
威流 緋雨(仕方ない。 やっぱり3-Bにもう一度行ってみよう)
3年生「こっちに来るのは・・・ さっきの弟くんかな~?」
3年生「だね~! 弟くん真面目だな~ww」
威流 緋雨「い、威流先輩はいらっしゃいますか?」
3年生「わ~!ほんとだ~! めっちゃ礼儀正しい~!」
3年生「いりゅっちは~ 教室で泣いてるよーww」
威流 緋雨(な、なぜ!?)

〇教室
3年生「いりゅっち泣くなよ~」
3年生「ほら!弟くん来てくれたよ! 良かったじゃん!」
3年生「じゃぁ、ちゃんと仲直りするんだよ~!」
威流 緋雨(こいつのキャラ設定は一体・・・)
威流 楓「ひどい!」
威流 楓「お兄ちゃんから逃げるなんて!」
威流 緋雨(ほ、ほんとに泣いてる・・)
威流 緋雨「ご、ごめん。兄さん。緊張しちゃ」
威流 楓「わぁ!やっと兄さんって呼んでくれたね!」
威流 緋雨「やっ、やめろ・・・」
3年生「ついに~!?」
威流 緋雨(な、なんだ!?)
3年生「噂の弟くんが~!?」
「兄さんって呼んだー!」
3年生「一皮剥けたな~!弟くん!」
3年生「念願叶ったね~!いりゅっち~!」
威流 楓「ねぇねぇ!おべんとう!」
威流 楓「どうだった!? ほんとは一緒に食べたかっ」
威流 楓「まっ、待ってよ~!」
「あれ~?」
「こりゃ前途多難ですな!!」

〇学校の廊下
威流 楓「ごめんってば~!」
威流 緋雨(もう帰ろう。さっさと終わらせて帰ろう)
威流 緋雨(そう!あと一人なんだから!!)
威流 楓「そんな本気で逃げなくても」
威流 緋雨「ターゲットNO.4に会わせろ」
威流 楓「こらこら。 誰もいないからって、口の利き方・・・」
威流 楓「会わせる!会わせるから~!」
威流 楓「待って~!」
威流 緋雨「早くしろ。俺はもう帰りたい」
威流 楓「もう。人使いがあらいんだから~ ダンス部なら体育館裏で練習してるよ」
威流 緋雨「わかった」
威流 楓「おれも行くってば~!」

〇体育館裏
赤木 里香「ほら!!もっと元気よく!!」
「はい!!」
赤木 里香「リズムにのって~!!」
赤木 里香「あら、弟くんも入部希望?」
威流 緋雨「い、いえ・・・」
威流 楓「緋雨はシャイなんだ~ 本当はおれと一緒に踊りたいって♪」
赤木 里香「いいじゃん!!いいじゃん!! twinダンサーばえるよ!」
威流 緋雨「ダンスなんてやったこと」
赤木 里香「いいのいいの! 最初は皆そんなもんなんだから~」
赤木 里香「さぁ!弟くん! こっちでLet's ダンシング!!」
威流 緋雨「いっ、いいです!!遠慮します!!」
赤木 里香「ほら!お兄ちゃんもでしょ!」
威流 緋雨「こいつとなんて絶対いやだぁぁぁーー!!!」

〇住宅街の道
威流 緋雨(はぁ。やっと家だ・・・)
威流 楓「楽しい1日だったね~♪」
威流 緋雨「もう二度とごめんだ!」
威流 楓「まったく。 真面目なんだから」
威流 楓「おれは、楽しかったよ」
???「今度はこの家か・・・」

〇男の子の一人部屋
威流 緋雨「1mmも、うごけない・・・」
威流 緋雨「いませ」
威流 楓「ひ・さ・め~♡ おやつ~♪」
威流 楓「おれもとなりに寝て」
威流 緋雨「な、何の用だ!?」
威流 楓「なにって。おれのお手伝い。 どうだったかな~って」
威流 緋雨「それならもう全員確認した」
威流 楓「真面目すぎ」
威流 緋雨「それで次は何するんだ?」
威流 緋雨「その3人目をどうする?」
威流 楓「どうって、あれ?」
威流 楓「怒ってないの?」
威流 緋雨「な・に・が・だ? また何か怒られることを?」
威流 楓「い、いや! そういうわけではないんだけど・・・」
威流 楓「とりあえず! 答え合わせしてみよっか!」
威流 楓「それじゃぁいくよー!」
威流 楓「3人目は~」
「いない! 田中よし子」

次のエピソード:4話:3人目登場!!

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