カイジンノグルメ

ハマチノセナカ

カイジンノグルメ(脚本)

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〇黒
  次の目標はこちらがよろしいかと・・・・・・
総帥「なるほど・・・地球ですか・・・・・・」
総帥「よろしい 先遣隊隊長フランメ、貴殿の活躍には期待している」
  はっ・・・!

〇地球
  惑星「地球」
  この星には数々の自然があり、生物たちが住み、歴史がある
  いまその地に白羽の矢が立った

〇SHIBUYA109
焔星皇フランメ「ほう・・・ここが日本か・・・・・・」
  フランメ様!
  この街をいかに侵略する予定で!?
焔星皇フランメ「副官フンケよ、この街を破壊し尽くすには中々手が掛かりそうだ!」
副官フンケ「そうでありますな!」
副官フンケ「フンケにご命令いただければ今この瞬間にも火の海に・・・!」
  そのフンケの左手には火焔が燃えたぎっていた
焔星皇フランメ「何をしようとした!」
副官フンケ「な、なにをとは・・・・・・」
焔星皇フランメ「待つのだフンケよ このような街など我々にとっては一瞬で壊滅できるのだ」
焔星皇フランメ「もう少しその愉悦に浸ろうではないか」
副官フンケ「なるほど・・・! これはフランメ様申し訳ございません・・・・・・」
副官フンケ「わたくしめにそのような粋な機会をいただけるとは恐悦至極に存じます・・・!」
  おい、なんだよあれ・・・・・・
  今日コスプレイベントでもやってるの?
  あのスーツめっちゃよくできてんなぁ
焔星皇フランメ「なにやら騒がしくなってきたようだな」
焔星皇フランメ「場所を移そうではないか」
副官フンケ「はっ!」

〇立ち食い蕎麦屋
焔星皇フランメ「着いたぞ、ここだ」
副官フンケ「ここは・・・・・・」
焔星皇フランメ「日本の立ち食いそばというものだ」
副官フンケ「立ち食いそば・・・と言いますと・・・・・・」
焔星皇フランメ「入ってみれば分かる!」
副官フンケ「も、申し訳ございません・・・・・・」
焔星皇フランメ「これも先遣隊の仕事なのだ!ゆくぞ!」
副官フンケ「このフンケ、フランメ様の勇姿しかと目に焼き付けます!」
  そのフンケの目には火焔が燃えたぎっていた

〇黒
  へいらっしゃい!

〇立ち食い蕎麦屋の店内
  はい、お後さんたぬき天抜き一丁!
  ご新規二名様でーす!
  はい、ご注文どうぞ!
焔星皇フランメ「限定の肉まぜにえび天とかき揚げトッピングで!」
焔星皇フランメ「あ、かき揚げは別皿で分けておいてください!」
  あいよ!
  お後さんは?
副官フンケ「・・・・・・・・・・・・」
焔星皇フランメ「・・・・・・・・・・・・」
焔星皇フランメ「早く答えろ!」
副官フンケ「え、わたくしなのですか!」
副官フンケ「そもそもなんですかここは!?」
焔星皇フランメ「ここはこの日本の様々な生物たちの腹を満たす為の場所だ!」
焔星皇フランメ「現地生物たちの腹を満たす場所は早急に潰さなければならない重要な地点だ!」
焔星皇フランメ「重要な地点は何があるか分からん・・・ 調査し尽くさなければならない!」
焔星皇フランメ「侵略し破壊し尽くしてしまえば、この飯を食べる機会もなくなってしまうのだからな!」
副官フンケ「そのような崇高なお考えをお持ちとはおみそれ致しました・・・!」
副官フンケ「しかし私には何をすれば良いのか分からず・・・・・・」
焔星皇フランメ「そんな時のこれだ!」
  メイダイコモンソバ
  ホシ 3.4 ・・・・・・
  ゲンチセイブツ ノ ヒョウカ
  タヌキ テンヌキ ソバ ガ ゼッピン
焔星皇フランメ「だそうだ」
副官フンケ「なんですかこれ?」
焔星皇フランメ「早く注文しろ!」
副官フンケ「いたいっ!」
  そのフンケの目から火焔は消えかかっていた

〇立ち食い蕎麦屋
焔星皇フランメ「いやー食った食った!」
副官フンケ「・・・・・・・・・・・・」
焔星皇フランメ「やっぱね、ツユが違うよねツユが!」
副官フンケ「・・・・・・・・・・・・」
焔星皇フランメ「天ぷらもサクサクでかき揚げも野菜が具沢山でなんのって・・・・・・」
副官フンケ「・・・・・・・・・・・・」
焔星皇フランメ「どうしたのだフンケよ・・・何か言いたそうだな?」
副官フンケ「どういう事なのですかこれは・・・・・・」
焔星皇フランメ「どういうこととは・・・?」
副官フンケ「どういうことなのかと言っている!!!!!!!!!!」
焔星皇フランメ「・・・・・・・・・・・・」
副官フンケ「たぬきの天抜きが絶品・・・?」
副官フンケ「麺しか入ってないじゃないですか!」
焔星皇フランメ「安々と評価を鵜呑みにするものではないな」
副官フンケ「たしかにツユは美味しかったですよ・・・ちょっと濃かったですけど・・・・・・」
副官フンケ「だがわたくしも食べたかった・・・ サクサクの「天」というものを・・・・・・」
副官フンケ「なのに! フランメ様は「天」を二つも注文され1つも分けてくださらなかった!」
焔星皇フランメ「・・・・・・・・・・・・」
副官フンケ「これは総帥に報告する義務があります」
焔星皇フランメ「待つのだフンケよ」
焔星皇フランメ「まだこの地での調査は終了していない!」
焔星皇フランメ「調査対象はまだまだあるのだ」
焔星皇フランメ「それからでも遅くはなかろう・・・!」
副官フンケ「まだ調査すべき対象があるというのですか」
焔星皇フランメ「あぁ、あるぞ! ゆくぞ!フンケ!」
副官フンケ「・・・はっ!」
  そのフンケの目には再び火焔が燃えたぎっていた

〇黒
  ここだ
  なんですかここは・・・・・・

〇メイド喫茶
  お帰りなさいませ、ご主人様!
副官フンケ「ここは一体・・・!」
焔星皇フランメ「メイド喫茶だ」
副官フンケ「メイド喫茶・・・!」
メイド「今日はコスプレイベント的な奴ですか〜?」
焔星皇フランメ「そうなんだよね! 特注スーツ暑くて困っちゃいますよ〜!」
副官フンケ「・・・・・・・・・・・・」
焔星皇フランメ(お前も合わせろ)
副官フンケ「そ、そうなんですよね〜」
メイド「このクオリティでできたら超楽しいですよねわかります!!!!!」
焔星皇フランメ「でしょ〜! あ、注文良いですか?」
メイド「大丈夫ですよ〜!」
副官フンケ(コスプレってなんだろう・・・・・・)
焔星皇フランメ「ぼくはハンバーグと・・・そっちのはオムライスでお願いします!」
メイド「分かりました〜!」
副官フンケ(そっちの・・・・・・)
焔星皇フランメ「あとでお姉さんとツーショットのチェキ1枚良いですか?」
メイド「私で良いんですか〜? ありがとうございます!」
焔星皇フランメ「では以上で〜!」
メイド「かしこまりました!」
副官フンケ(何が何だか分からない・・・・・・)
焔星皇フランメ「ここが重要な局面だ・・・堪えるのだフンケよ!」
副官フンケ「はっ・・・!」
メイド「お待たせいたしました!」
メイド「こちらハンバーグと・・・」
メイド「こちらオムライスになりまーす!」
副官フンケ(これがオムライス・・・!)
メイド「何をお描きしますか?」
副官フンケ「・・・・・・・・・・・・」
焔星皇フランメ「・・・・・・・・・・・・」
焔星皇フランメ「早く答えろ!」
副官フンケ「またわたくしですか!?」
焔星皇フランメ「あ、じゃあ「フンケちゃん」にハートマークで」
メイド「かしこまりました!」
副官フンケ(わたくしの名前・・・・・・)
メイド「おいしくな〜れ!おいしくな〜れ!」
  オムライスの上に「フンケちゃんへ」とその横にハートマークが見事にケチャップで描かれる
副官フンケ「こ・・・これは・・・・・・!」
焔星皇フランメ「わっ、いいなぁ!美味しそうだなぁ!」
メイド「美味しくなる魔法がとけないうちに召し上がれ!」
副官フンケ「・・・・・・・・・・・・」
副官フンケ「申し訳ありませんでした!!!!!!!!!!!」
副官フンケ「フランメ様のお考えもツユ知らず・・・不服なような態度をとってしまい・・・・・・」
焔星皇フランメ「早く食べるのだフンケよ・・・『魔法』がとけぬうちにな・・・・・・!」
副官フンケ「はっ!!!!!!!!!!!」
  そのフンケの目には火焔が燃えたぎっていた

〇商店街
副官フンケ「フランメ様ずるい!!!!!!!!」
焔星皇フランメ「何がだ」
副官フンケ「チェキなるもの、わたくしも撮りたかった!」
焔星皇フランメ「チェキは隊長にならねば撮れぬものなのだ! わきまえろ!フンケ!」
副官フンケ「ずるい・・・・・・!」
警察官「あのーもしもし」
焔星皇フランメ「頭が高いぞフンケ!」
副官フンケ「フランメ様ずるいですぞ!」
警察官「ちょっといいかな?」
焔星皇フランメ「なんだ?」
副官フンケ「なんですか?」
警察官「ちょっと通報がありましてね、不審者の」
警察官「ちょっとその刀剣みたいなのも検査したいから近くの署まで来てもらえますか?」
焔星皇フランメ「それはならん」
副官フンケ「現地生物め・・・フランメ隊長に近づくでない!」
警察官「現地生物・・・・・・ ぱっと見だけども模造刀でもないよね?」
警察官「ちょっとそれ地面に置いてもらえる?」
焔星皇フランメ「それはできない」
警察官「・・・・・・・・・・・・」
警察官「至急、至急、先、通報の不審人物2名発見 商店街内で刀剣類所持、応じず、応援車両願います」
副官フンケ「現地生物が何か言い出したようですが・・・・・・」
焔星皇フランメ「まずい・・・・・・」
副官フンケ「まずいと言いますと?」
焔星皇フランメ「現地生物の最高権力に見つかってしまった」
副官フンケ「なるほど・・・!」
副官フンケ「つまりここが最終局面・・・!」
  フンケの身体から火焔が燃え盛る
警察官「貴様!何をしている!やめろ!」
  警察官が拳銃を空へ構えて一発発砲する
警察官「それ以上動くな!」
  警察官は火焔が噴き出しているフンケに拳銃を構える
副官フンケ「フランメ様、こいつ武器を持っています! 最早これまで!」
焔星皇フランメ「やめろフンケ!」
  フンケの放った火焔は壁となり警察官との隔たりを作る
警察官「うわっ!」
  警察官の弾丸はフンケの右肩に命中するも装甲は貫けなかった
副官フンケ「そんなもの効かぬわ!」
焔星皇フランメ「ひとまず本部へ帰還する!」
焔星皇フランメ「いいな!」
副官フンケ「しかしながら本作戦の目的が・・・・・・」
焔星皇フランメ(今度一緒にチェキを撮りに行ってやるから・・・!)
副官フンケ「はっ!!!!!!!!!!!」
  ワープドライブ キドウ シマス ・・・
警察官「い、一体俺は何を見たんだ・・・・・・?」

〇研究装置
総帥「報告ご苦労様です」
焔星皇フランメ「はっ!」
総帥「先遣隊隊長として地球はいかに見えましたか?」
焔星皇フランメ「今までの星にはない強力な側面がございます」
焔星皇フランメ「やすやすと攻め落とせるものではないと確信いたしました・・・・・・」
総帥「そうですか・・・分かりました」
総帥「下がりなさい」
焔星皇フランメ「はっ!」
総帥「あのフランメを手こずらせるとは・・・ 地球・・・・・・中々手強そうですね・・・」

〇黒
  ドンッ

〇近未来の通路
???「おっと失礼」
???「おや、落ちましたぞフランメ殿・・・・・・」
焔星皇フランメ「これはすまない」
???「地球への侵略はいかがですかな?」
???「フランメ殿のことですからもう明日には焦土と化していることでしょうなぁ!」
???「はっはっはっはっ!」
焔星皇フランメ「総帥の甥だからと良いように言いおって・・・」
焔星皇フランメ「はぁ・・・推しが尊い・・・!」

〇黒
???「先ほどの小娘とフランメの写真は一体なんなのだ・・・」
???「この気持ちも一体・・・!」
???「ええい地球め・・・小賢しい・・・・・・!」
???「・・・・・・・・・・・・」
???「我も先遣隊に志願して確かめる他ないであろう・・・」

〇黒
  ──同時刻
  コンコン
  失礼いたします

〇豪華な社長室
???「担当巡査からの聴取を終えましたので、報告書をお持ちいたしました」
  カイジン01号事件か
???「そうです」
???「炎を発する「カイジン」1人と刀剣で武装したもう1人の「カイジン」2人組の謎の事件・・・・・・」
???「現場に居合わせた巡査は拳銃を二発発砲」
???「初弾は空砲でしたが二発目は命中」
???「ですが致命弾には至らずそのまま逃走・・・・・・」
???「逃走というより目の前で消えたと聴取には答えておりますが」
  なるほど・・・・・・報告ご苦労
???「はっ!」
???「失礼いたします、総監殿」
  いわゆるテレビに出てくるような怪人風の見た目の「カイジン」が現れて騒動を起こした謎の事件・・・・・・
  犯人は逃走したということだが証言はその巡査のみ・・・・・・
  これから忙しくなりそうだな・・・

〇近未来の通路
  ハックシュン!
焔星皇フランメ「誰か我の噂をしておるのか・・・・・・」
焔星皇フランメ「まぁよい・・・・・・」
焔星皇フランメ「次はどのお店に行こうかな〜!」

〇黒
  果たしてこの「カイジン」こと焔星皇フランメの胃を・・・・・・
  いや、支配欲を満たせる星はあるのだろうか・・・!
  つづく・・・?

コメント

  • 私利私欲ばっかやんけ!(=^▽^)σ
    地球と辛うじて平和な均衡を保っているのが、ちょっとリアル

  • たぬきの天抜きって…って思っていたら、やっぱりただの具なしソバでしたか。笑
    二人とも地球というか、日本の文化に馴染んでますね。
    でも、天ぷらが二つもあれば一個あげてもよかったのでは。笑

  • まずは副官、そして総帥に至るまで突っ込みをいれたくなる。この作品は壮大なコントのようでした。
    ただ、楽しく美味しい食が満たされるならば争いもおきない、そんな深いストーリのようにも感じました。

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