乙女ゲームの世界に転生したけど大炎上したクソ乙女ゲームだからもう帰りたい!!

cha

エピソード1(脚本)

乙女ゲームの世界に転生したけど大炎上したクソ乙女ゲームだからもう帰りたい!!

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  異世界転生すれば、チートな能力が手に入って無双できる。──そう思っていた時期が、私にもありました・・・

〇可愛い部屋
早乙女 透子「んん・・・もう、朝・・・?」
早乙女 透子「って、わぁ!?会社に遅刻しちゃ・・・って、ええっ!?」
早乙女 透子「何・・・この可愛いパジャマ・・・声も何だかいつもと違うような・・・」
  ──いつものように飛び起きたはずなのに、何かが違う。不思議に思って近くにあった鏡を覗いてみた
早乙女 透子「えっ・・・これ、私、じゃない!!この顔、この声・・・まさか!?」
  この顔だけじゃない。このやたらとファンシーな部屋にも見覚えがあった。そう、ここは──
早乙女 透子「・・・大炎上した、伝説のクソ乙女ゲーム。どよめき学園。──通称『どよがく』」
早乙女 透子「えっ、ちょ何で!?もしかして、今はやりの異世界転生ってやつ!?なんでよりにもよってここなのぉおおおお!?」
早乙女 透子「えっ!?異世界転生って基本はイケメンといちゃいちゃ出来る世界が定番でしょ!?なんでここなの!?」
早乙女 透子「と、とにかく、まだ異世界転生したって決まったわけじゃないし、夢かも!!」
早乙女 透子「と、とりあえず部屋から出てみよう!!」

〇シックなリビング
母「あら、おはよう。早いわね。今日は入学式だからかしら?」
父「おはよう。もうそんな時期か。時が経つのは早いな。頑張っておいで」
早乙女 透子「えっ・・・入学式・・・??」
早乙女 透子「・・・ってことは、ニューゲームからじゃんやだ、どうしよう!?」
父「何を訳分からないことを言っているんだ?まだ寝ぼけてるのかい?」
母「ほら、顔洗ってスッキリしてらっしゃい!!そうそう、幼馴染のあの子と一緒の学校だから、迎えに来てくれるって言ってたわよ」
早乙女 透子「幼馴染のあの子──ま、まさかもう攻略キャラとご対面しなきゃいけないの!?」
母「ちょっと、まだ寝ぼけてるの?そろそろ迎えに来てくれるだろうから、さっさと支度しちゃいなさい」
早乙女 透子「う、うん・・・」
  事態がなかなか飲み込めないけれど、とりあえずこちらの世界の母の言うとおり、部屋に戻って支度することにした

〇可愛い部屋
早乙女 透子「とりあえず、これでよし・・・っと」
  あらかじめ用意してあった制服に着替え、今の状況を整理してみる
早乙女 透子(夢かもしれないけど、いま私は大炎上したクソ乙女ゲームの主人公の『可愛エミナ』で)
早乙女 透子(入学式・・・ようはニューゲームからのスタートで、幼馴染が迎えに来る序盤ってわけか・・・)
早乙女 透子「いや、飲み込めないんだけど!!冷静に考えてられないわコレ!!」
  そう、夢でも何だか嫌だけど転生だったらもっとまずい。どうしてかというと──
早乙女 透子「えっ・・・まさか、迎えにきた・・・!?」
  どうやら、夢?が覚めるまで、まだまだ時間がかかりそうだ

次のエピソード:エピソード2

コメント

  • 乙女ゲームという事は、
    百合も期待して良いのでは?

  • 元の彼女はどういう人物でどういう生活状況なのかと好奇心がわくほど、この転生してしまったか夢の中にいるのかギャップが過ごそうな新世界の彼女の反応がおもしろかったです!

  • 乙女ゲーの世界って、全体的にしっかり世界観が作り込まれていて楽しいですよね。
    ただ、彼女が転生した先は…いったいどうなるんでしょう!?
    無事ハッピーエンドを迎えて欲しいところです。

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