Re:セカンド

肝臓終わってる人

エピソード1(脚本)

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〇学校の校舎
  目が覚めた。
  目の前には校門。俺、こんなところで寝てたのか?
  頭がぼやけていて、昨日何があったのかよく覚えていない。
  自分の服を確認する。
  制服を着ていた。
  時間も分からない。
  とりあえず、教室に向かうか。

〇教室
  教室にやってきたのはいいものの、
  誰もいない。
  今日って休み?
  そもそも、今日って何曜日だよ?
  日曜日とか?
  あれ、昨日何曜日だっけ・・・・・・?
「大和くん」
  聞き覚えのある声に、俺の名前を
  呼ばれて、後ろに振り向いた。
橘麻衣子「大和くん、待ってたよ〜〜」
大和「おおお。麻衣子じゃねぇか! 今日は学校は休み?」
橘麻衣子「誰もいないでしょ。 今は私たちだけ」
大和「俺さ、なんか校門とこで寝ててさ 学校誰もいねぇし、 麻衣子と会えてよかったわ」
  橘麻衣子──
  俺の幼馴染。
  物心ついた頃から、今の高校までずっと
  一緒にいる、俺のことをよく知っている
  気の許せる人物。
橘麻衣子「多分学校にいると思ってさ。 迎えに来たんだよ」
大和「まじかよ。 俺さ、昨日の記憶あんまりなくて」
橘麻衣子「覚えてないの? でもまあ、仕方ないかな」
橘麻衣子「でも大丈夫。 部活のみんなも一緒にいるから」
大和「お! あいつらも学校きてんのか!!」
橘麻衣子「うんっ みんな一緒。いつもの場所行こう!」

〇学校の屋上
  ──屋上。
  いつもの場所っていうのは、屋上。
  俺と麻衣子が所属している観測部の
  活動拠点
かずさ「あら、大和くんじゃない!」
大和「かずさ先輩!!」
橘麻衣子「やっぱり大和くん学校に来てましたよー!」
かずさ「麻衣子ちゃんありがとう〜!!」
大和「他のみんなは?」
かずさ「みんなは探索中。 外にいるわよ」
大和「探索? 何か活動ありましたっけ?」
橘麻衣子「大和くん絶賛活動中だよ! そういうところまで忘れちゃったの?」
かずさ「仕方ないわよ。 喜助くんだって、同じだったし」
  ──佐々木かずさ先輩。
  我らが観測部の部長。
  気さくで話しやすくて、みんなをまとめる
  良い人であり、俺も麻衣子も信頼している
  人物だ。
橘麻衣子「じゃあ、私たちも探索行く?」
かずさ「いいんじゃない? 私はここで待ってるから、二人も 行ってきたらいいわ」
大和「探索?」
橘麻衣子「そう! 探索! って言っても、散歩みたいなものだけど」
かずさ「きっと、喜助くんたちや 他のみんなとも会えるんじゃない?」
  こうして俺と麻衣子は、屋上を後にして
  探索? に向かった。

〇住宅街の道
橘麻衣子「とりあえず、駅に向かおうっか」
大和「電車でも乗るのか?」

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コメント

  • どうして都心に人が居なくなったのか…
    気になりますので第二話見ますね👍

  • 一体なんで誰もいないんだ…。
    気になる点が多くて、謎が多くて、早く続きが読みたいです!
    普段はどんな活動をしている部活なんだろう…。

  • 大和くんは、現実をみているのか、それとも幻想の中にいるのか!? わからないなりに、彼女達の誘導に引きずられ右往左往しているようすに、こちらも引き込まれた気分です。

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