STLIMAN

小松朋喜

エピソード1 さらばストライマン(´;ω;`)(脚本)

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〇荒廃したセンター街
ブリリアンス「いいぞ!やってしまえ!」
ウォリアン「・・・」
???「僕の獲物 横取りするなよ ジ・ブラック」
ブリリアンス「出たなストライマン!」
イッシュン・デ・シーヌー「へぶ!」
ストライマン「またね!」
ブリリアンス「ストライマンめ・・・」
ウォリアン「奴と戦わせろ!」
ブリリアンス「いけません!ウォリアン様が自ら・・・」
ウォリアン「ふん!」

〇教室
林杏子(ストライマンめ!次こそ俺様が・・・)
林杏子「うるせ~・・・」
中野葉月「井上卓 あなたと同じ2年生で学園のアイドル」
中野葉月「人は彼を史上最高の高校生という!」
林杏子「はぁ・・・」
中野葉月「誰にも渡さない! 井上卓ファンクラブ会長であるこの中野葉月の目の黒いうち・・・」
中野葉月「いや~ん!井上卓~❤」
林杏子(人間どもめ)
林杏子(どいつもこいつもくだらんゴミばかり! 皆殺しにしてやる! そして最後に教えてやるよ! このか弱い少女の正体が・・・)

〇荒廃したセンター街
ウォリアン「レジスタンスの総統! ウォリアンだという事を! がっはっは!」
ブリリアンス「ご・・・ごきげんがよろしいようで・・・」
ウォリアン「ブリリアンス!次こそ俺様とストライマンを戦わせ・・・」
ブリリアンス「最強の怪人を生み出しました!」
ウォリアン「優秀だぞブリリアンス! 優秀過ぎるぐらいだちくしょうめ!」
ブリリアンス「お喜び下さいウォリアン様! あの怪人は強力な再生能力を備えどんな攻撃もすぐに治癒する最強の・・・」
サイキョウマン「ぎえ~!」
ブリリアンス「サイキョウマンが~!?」
ウォリアン「やはり俺様が!」
ブリリアンス「え~い自爆だ~!」
ウォリアン「・・・え」
ウォリアン「あの・・・もしかしてさ」
ブリリアンス「ストライマンを倒した!」
ウォリアン「ええー!?」
  破壊されたサイキョウマンの細胞は
  ゆっくりと再生している

〇教室
中野葉月「ストライマンが死んで 井上卓は原因不明の不登校 ・・・どうなっちゃうのこれから」
林杏子「レジスタンスが世の中を変え素晴らしい国と生まれ変わるだろう!」
中野葉月「ダークレジスタンスが?」
林杏子「ダークではない!それは人間がつけた不名誉な名だ!」
中野葉月「・・・元気でいいなぁ」

〇怪しい研究所
林杏子「何で俺様が・・・」
教師「男子はダークレジスタンスを怖がってガクブル状態 女子は井上の住所を知りたいと目がハートモード」
教師「っというわけで林しかいないの 井上の家にプリントもってってー」
林杏子(いない? ・・・開いてる)

〇研究装置
林杏子「ここは!?」
ムーチー博士「私はムーチー博士 新たな生命体を研究し完成させた これはその記録映像だ」
ムーチー博士「この生物は人間を超えた新しい生命体」
  頭脳、筋力、あらゆる面で人間を大きく上回る究極の生物
ムーチー博士「素晴らしいのは細胞が常に活性し、体中のあらゆる箇所が恐ろしいスピードで成長し続けているという事!」
  もしかしたらこの先
  核をも上回る力を身につけるかもしれない
ムーチー博士「そうなれば悪を滅ぼすという私の夢が叶うぞ!」
  強い!ストロング!
ムーチー博士「生物の王!ライオン!ストライマンと名付けよう!」
林杏子「ださ」
林杏子「映像はここで終わり・・・」
林杏子「まさか井上卓がストライマンだったなんて・・・ あんなに近くにいて気づかなかったとは・・・ち!」

〇荒廃したセンター街
ブリリアンス「ふははは!逃げろゴミ共!」
ウォリアン「ブリリアンス・・・ 貴様怪人を生み出しているな?」
ブリリアンス「さようですが?」
ウォリアン「これを見てくれ」
ブリリアンス「すごい!?・・・誰がこれを!?」
ウォリアン「・・・親戚だ」
ブリリアンス「親戚!?ウォリアン様にそのような・・・」
ウォリアン「うるさい!いいからこの生命体の生み出し方を俺様に教えるのだ!」
ブリリアンス「ウォリアン様がお作りになると!?」
ブリリアンス「か!かしこまりました!」

〇研究装置
ウォリアン「ふふふ!不運な男よ! 復活してすぐ俺様に破壊されるとはな!」
ウォリアン「でもまぁ・・・姿を変えておこう」
ウォリアン「ビビってないぞ! 核と同じ力とか言うからちょっと様子見ようと思っただけだもんね!」
井上卓「おはよう」
林杏子「よう・・・ 同じクラスの林杏子だ」
井上卓「はじめまして!」
林杏子「・・・井上卓だな?」
井上卓「それ僕の名前?」
林杏子「なんだと!?ぎゃ!」
林杏子「抱きつくな~~!」
井上卓「ママー!」
林杏子「な!何だママとは!?」
井上卓「はじめて見た人はママ!そうでしょ?」
林杏子「ひよこか!ママと呼ぶな!」
林杏子「ふ!服を着ろ!」
林杏子(なんだこの気持ち・・・)
井上卓「着替えた~」
林杏子「では行くぞ」
井上卓「どこに?」
林杏子「学校」
井上卓「ガッコ?」

〇教室
林杏子(記憶喪失?いや!そもそも新しい生命体・・・前のストライマンとは別の生物? 失敗作か!?)
井上卓「ガッコって何ママ?」
林杏子「私は林杏子!学校では絶対にママと呼ぶなよ貴様!」
井上卓「わかったママ」
林杏子(まずい、この状態の井上卓とクラスメイトが接触する事を避けねば・・・)
中野葉月「井上卓!?」
中野葉月「どこに行ってたの井上卓❤️」
井上卓「何で腰にヒラヒラしてるのつけてるの?」
林杏子「スカートめくりすなー!」
林杏子(のっけからこれか・・・やはりもう少し様子を見てから学園に・・・)
中野葉月「意外と肉食・・・悪くないわ❤」
林杏子「うるせーどっかいけ!」
林杏子「おい貴様!何もするな!1人で動くな!ずっと俺様のそばにいろ!」
井上卓「うん!僕ずーっとママのそばにいる!」
林杏子「わ、わかればいい」
林杏子(何を言っているんだ俺様は・・・)
林杏子「来たか・・・おい井上卓」
林杏子「戦うのだ」
井上卓「戦うって?」
林杏子「殴って蹴って相手をボコボコにする事だ!」
井上卓「ええ!?無理だよ!怖いし可哀そう・・・」
林杏子「やれ!お前はヒーローだ!」
井上卓「ヒーロー?」
林杏子「悪者から人間を守る者だ」
井上卓「・・・守る」
林杏子「皆殺されてもいいのか!」
林杏子「いやなら戦うんだ!お前はヒーローだ! 人間を守るために戦え!」
林杏子(俺様はさっきから何を・・・)
井上卓「わかった・・・やってみる」
林杏子「俺様は行く所がある」
井上卓「ええ!?いてくれないの!?」
林杏子「いいか!お前はストライマンだ」
井上卓「ストライマン?」
林杏子「そうだ」
井上卓「ストライマンは・・・ヒーロー?」
林杏子「ああ 井上卓はヒーローだ 俺様を・・・ 自分を信じろ」
井上卓「・・・うん」

〇学校の校舎
井上卓「やめろ!」
リモートン「なんだお前は?」
井上卓「ヒ、ヒーローだ!」
リモートン「はは!ぬかせ!」
井上卓「いだい・・・」
リモートン「弱いヒーローさんだなおい!」
ウォリアン「すまん遅れた!ブリリアンス!言った通りあの怪人はコントロール式だな?」
ブリリアンス「今は自動操縦ですが・・・」
ウォリアン「そいつをかせ!」
ウォリアン(復活したストライマンの力を試すためコントローラー式にしたが・・・)
井上卓「いたいよぉ」
リモートン(こいつ何がしたいんだ?)
リモートン(体が動かない?リモートモード?なぜ今?)
ウォリアン(やれ井上卓!)
井上卓「あれ?動かなくなったぞ?何だかわからないけど・・・よーし!」
井上卓「い!?手が痛い!」
ウォリアン(それほど強い怪人ではないが・・・)
ウォリアン(新しい井上卓は人間よりも弱い!?)
井上卓「ママ~!」
ウォリアン「ママじゃない!」
ウォリアン「コントローラー握りつぶしちゃった!」
リモートン「体が動く?なんだ一体?まぁいい」
リモートン「次はお前だ!」
ウォリアン(いいぞ!今のうちに逃げろ!)
井上卓「その子に手を出すな!」
ウォリアン「バ!?」
リモートン「まだ力の差がわかんねぇのか?」
井上卓「それでも守らなければならないんだ! だって僕は」
井上卓「ヒーローだから!」
井上卓「ぐ!やっぱり歯が立たない!?」
リモートン「どんなにがんばっても無理なもんは無理なんだ!」
リモートン「終わりだ!」
井上卓「君は何のためにそんな事をするの?」
井上卓「悪って何?なんで皆を傷つけるの?」
井上卓「できればやめてくれない? 誰も望んでないよこんな事・・・」
リモートン「何を言うかと思ったら! 悪に理由なんかねぇ!しいて言えば・・・」
リモートン「悪は楽しい!」
井上卓「大丈夫!?」
中野葉月「ええ・・・」
リモートン「心配するな!ちょこっと斬っただけ! からかったんだよ!」
リモートン「腹が立つか?また相手になるぜヒーロー へへ!」
井上卓「違う!僕はストライマンだ!」
ブリリアンス「ストライマンだと!?」
井上卓「覚悟しろ!」
井上卓「うぉ~!!!」
リモートン「うらぁ!」
リモートン「だはは!ついに気絶しやがった!本物のバカだ!」
ブリリアンス「そいつを殺せ!」
ウォリアン「まて!」
ウォリアン「あの・・・トイレ行くから待ってろ!」
ブリリアンス「やれ」
林杏子「俺様が行くまで死ぬな井上卓!」
中野葉月「来ないで!」
リモートン「死ね~!!」
ジ・ブラック「そこまでだ・・・」
リモートン「ジ・ブラ・・・!?」
ブリリアンス「ストライマンと共に破壊されたと思っていたが!?今までどこに!?」
井上卓「うう・・・あなたは?」
ジ・ブラック「自分を信じろ」
ジ・ブラック「そうすればもっと強くなる」
井上卓「・・・」
中野葉月「い・・・井上卓・・・」
林杏子「大丈夫か井上卓!?」
井上卓「・・・怖かったよー!」
  抱きしめ合う二人
中野葉月「・・・く!」
井上卓「悔しい・・・ 何もできなかった・・・ 強くなりたい・・・」
林杏子「・・・すまない 貴様を1人にさせて・・・」
井上卓「強くなって・・・ ヒーローになりたい!」
  ママ・・・
井上卓「僕を強くして欲しい・・・」
井上卓「人々を守りたい!」
井上卓「僕をストライマンにしてくれ!」
井上卓「お願い・・・」
林杏子(ふ・・・)
  震えてやがる
  怖かっただろうに・・・
林杏子「わかった・・・俺様が貴様を・・・ 最強のヒーローに育てよう!」
井上卓「ありがとうママ!」
  抱きしめる卓
林杏子「ママじゃないと言っているだろ」
  抱きしめ返す杏子

〇草原の一軒家
林杏子(何だこの気持ち)
林杏子(俺様は男だぞ!男に興味など・・・!?)
林杏子(男・・・なのか俺様は? 正義・・・悪・・・レジスタンス? ・・・なんだっけ?)
林杏子「ただいま!」
林ゆかり「遅い!何をしてたんだ貴様!!!」
林杏子「ごめんお母さん!ちょっと・・・」

〇荒廃したセンター街

次のエピソード:エピソード2 1/1の純粋な単純

コメント

  • 度々出てくるストライマンの影が格好良すぎました!!それから、出てくる登場人物たちのやりとりが、面白すぎます。しかも…気になる終わり方で…続きが読みたいです。

  • やはり誰よりもママが強いということはわかりました。
    今も昔も変わらないですね笑
    これからどんな敵と戦うことになるかわかりませんが、いずれはママと呼ばなくなるのでしょうか…。

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