地獄のチワワの実験的宇宙

小潟 健 (こがた けん)

実験1 「ママを探して三千歩」地の文絶無のお話(脚本)

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〇教室
フリードリヒ「あぁっ・・・くっそぉっ・・・!」
マリリン「何? どしたのフリードリヒどん?」
マリリン「ウンコなら我慢しないでトイレに行ってきなー 先生にはマリリンから言っておいてやるよ」
フリードリヒ「ちっくしょおおおおおおぉっ!!!!」
フリードリヒ「女性から優しくされたいッ!!」
フリードリヒ「俺にはママが必要だぁッ!!!!」
マリリン「コイツ、末期だったのか・・・」
フリードリヒ「俺を甘やかすママはどこだああっ!?」
マリリン「野郎、日直なのに・・・」

〇教室
巨乳の教師「さぁて、答えは何か解るかい?」
まともな学生「ハイ! 魔女狩りです!」
巨乳の教師「そう、正解だ──」
フリードリヒ「ママはここか!?」
巨乳の教師「うわぁ! ビックリした! アンタ、一組のフリードリヒじゃないか? いったい何だってんだい?」
フリードリヒ「ママ=スキャン、開始──」
巨乳の教師「な、何だい? ジロジロと」
フリードリヒ「ママ度、八十九!! 一発目で大当たりだ!!」
フリードリヒ「貴女が俺のママなのか?」
巨乳の教師「はあ? アンタを産んだ覚えは無いよ!?」
まともな学生「フリードリヒ、君はいったい何を言っているんだ?」
フリードリヒ「俺のママに近付くな! 変質者め!!」
まともな学生「痛っ!?・・・くない? うわ、非力・・・」
まともな学生「でも関わりたく無いから俺は逃げる!」
フリードリヒ「ママ! ママを付け狙う変質者は俺が追い払ったよ! 褒めて!」
巨乳の教師「フリードリヒ! アンタ暴力を振るったね?」
フリードリヒ「マ、ママ!? どうして大きな声をだすの? なんで怖い顔をしているの?」
巨乳の教師「アンタ! 職員室で説教だよ!!」
フリードリヒ「え? ええっ!?」

〇教室
フリードリヒ「ううっ、グスン・・・」
マリリン「アレ? 今のカラスの声おかしくなかった?」
アデライーデ「え? そうかい? そんなことより、フリードリヒってどうしたの? あんなにボロボロになって?」
マリリン「うむ──それはだね カクカクシカジカ、マルマルウマウマ──」
マリリン「そしてそんな事があったのに懲りもせずに学校中のママ度の高い先生やらセンパイやらにバブり散らかしたらしく・・・」
マリリン「いろんな人にボコされたんだって」
アデライーデ「ママ? でもさ、フリードリヒのお母さんって?」
マリリン「ウン、別居も死別もして無いんだなこれが」
フリードリヒ「──何を言っているんだい君たち?」
フリードリヒ「母親とママは別物だろう?」
マリリン「コイツやっぱ格が違うなぁ・・・」
アデライーデ「何が別物って言うのさ?」
フリードリヒ「母親については言わずもがな」
フリードリヒ「ならば、ママとは何か? 全てを話すにはまずこの宇宙の誕生、ビッグバンと呼ばれる事象から始ま──」
マリリン「一言でよろしく」
フリードリヒ「俺を甘やかす女性だ」
マリリン「だってさーw」
アデライーデ「はー、呆れた」
アデライーデ「心配して損したよ」
フリードリヒ「うん? 何か言ったかい?」
アデライーデ「もう遅いから帰ろうって言ったのさ」
アデライーデ「ほら、手ぇ握ってあげるからさっさと立ちな」
フリードリヒ「うわっと!?」
「きゃっ!?」
「痛ったたぁー」
「────ママ?」
マリリン「──やれやれだね」

次のエピソード:実験2 むさ苦しい地の文オンリーでも10タップに1回水着の女の子とか出せば行ける

コメント

  • バブりちらかすイケメンに笑いましたw フリードリヒくん、勿論「ママ」と認識するのは女性だけじゃないよね? 雄っぱいバキバキの包容力のある漢もまたママ……あ、ママの定義は優しくしてくれる女性でしたねw(^^

  • ママ=スキャンで吹きました😂www

    何を吹いたかというと
    丸おろしピーチというお酒です❗
    (誰もそんな事聞いてない😱)

    このシリーズ面白くて病み付きになりそうです🤣

  • 普通にエフェクト上手くて、
    話も普通に面白くて、
    普通に大好きです♥️
    (褒め言葉)

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