エピソード12(脚本)
〇事務所
私たちは署の戻り、土曜日の残業が残らいよう、必死に今日の報告書を必死にキーボードで打ち込んだ。
千頭和 由愛葉「やっと終わった~~!!」
佐々木宙「疲れた~!!」
2人がかりで、3時間かけてすべての作業を終えた。
佐々木宙「明日は休みかぁ~」
佐々ちゃんは、伸びをしながら言った。
千頭和 由愛葉「佐々ちゃん明日何するの?」
佐々木宙「それがなんだが…………………………」
佐々ちゃんは少し顔を赤くした
千頭和 由愛葉「何なに~?私になんか用なの?」
佐々木宙「事件終わったことで―――――――無事に終わりましたということ――その―――」
千頭和 由愛葉「うんうん」
佐々木宙「パンケーキ食べに行かないか?」
千頭和 由愛葉「え?いく!!!!!」
私の答えに迷いはなかった。
パンケーキ。パンケーキと聞いただけでよだれが出てくる。
佐々木宙「そうか、よかった」
千頭和 由愛葉「いやぁ~佐々ちゃんがパンケーキなんて可愛いもんですなぁ」
佐々木宙「いやお前が好きって言ってたから連れってってやろっかなーと」
千頭和 由愛葉「お店はどこにする?パンケーキ評論家の私が教えてあげようか?」
佐々木宙「ここにしようかと」
と、スマホの画面を見せてきた。
千頭和 由愛葉「ここは……………………………………」
そこに映っていたのは、今超超超大人気のパンケーキ専門店だった。
千頭和 由愛葉「ここ人気過ぎて、めっちゃ並ぶよ?大丈夫?私は何時間でも並ぶけど」
佐々木宙「画面の上を見てみろ」
私は、画面右上を見ると「予約済み」と、文字が書かれていた。
佐々木宙「お前は絶対行くと思って予約しといたんだよ。俺有能だろ?」
千頭和 由愛葉「うんうん、有能!結婚したいくらい!!!!」
佐々木宙「へ?……………………………………」
勢いあまって、心の声が出てしまった。
千頭和 由愛葉「あ……………………………………」
沈黙が少し続き、私は自分がどんなに恥ずかしいことを行ったかに気づいた。
そして、顔から湯気を出しながら
千頭和 由愛葉「今のは比喩表現だから―――――――――その、真に受けんな!」
ごまかせるかはわからないが、 また強がってみた。
佐々木宙「お、おう」
千頭和 由愛葉「また明日佐々ちゃん~」
私は逃げるように、事務所のドアを開けた。
佐々木宙「11時だからな~.1分でも遅れたら置いてくからな~」
そんな佐々ちゃんの声は聞こえず、恥ずかしさを隠すのでいっぱいだった。
そして私は、一駅離れた家に向かうのであった。