ばあちゃんレスキュー!きゅん♡クエスト

羽遊ゆん

3.嫌われちゃった?(脚本)

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〇女性の部屋
香坂瑠奈「はぁ・・・ 間宮さんを怪我させて1週間、なんの音沙汰もなし、かぁ」
香坂瑠奈「これは、幻滅されちゃったってこと? 今日もずっと気になって、気づいたらもう夜・・・ぐすっ」
香坂瑠奈「わ! びっくりした。 あ、萌乃からだ」
萌乃「やほやほー♪ 萌乃だよん!」
香坂瑠奈「うん。どしたの?」
萌乃「瑠奈っちさ、急なんだけど明日ヒマ? 一緒に買い物行かない?」
香坂瑠奈(買い物かぁ・・・ 今は特に買いたいもの、ないけど 気分転換になるかな?)
香坂瑠奈「ヒマしてるから、いいよ! どこに行く?」
萌乃「駅に隣接してるショッピングモールに行きたい! 現地集合ね♪ 待ち合わせ場所はまたLINEする!」
香坂瑠奈「オッケー! じゃあまた明日ね」

〇渋谷マークシティ
香坂瑠奈「・・・・・・」
香坂瑠奈(・・・遅い)
香坂瑠奈(・・・萌乃が遅ーい!)
萌乃「ごっめん、ごめーん! 瑠奈っち!」
香坂瑠奈「やっと来た。 萌乃~、遅いよ!」
萌乃「ごめんって♪ とりあえず、お腹減ったからランチ食べよ!」
香坂瑠奈「もう、相変わらずなんだから」

〇テーブル席
萌乃「わ~い♪ 食べよ食べよ!」
香坂瑠奈「うん! 美味しそう♪」
香坂瑠奈「ねえ、萌乃? 今日は何を買いに来たの?」
萌乃「んっとねぇ、コスプレの衣装! コスプレイベントに誘われてて」
萌乃「あ♪ 瑠奈っちも一緒にどう?」
萌乃「きっと楽しいよ~」
香坂瑠奈「あ、う~ん。 楽しそうなんだけど、実はね・・・」

〇黒
  私は萌乃に、志津ばあちゃんの病気のことと、
  今までの間宮さんとのことを話した。

〇テーブル席
萌乃「ええ!? おばあちゃん大丈夫なの?」
香坂瑠奈「うん、まぁ。 私次第って、感じ?」
萌乃「そんな状況じゃコスプレイベントなんて出られないよね」
香坂瑠奈「せっかく誘ってくれたのに、ゴメン。 また落ち着いたら誘って♪」
萌乃「うん! もちろん!」
萌乃「それはそうと・・・」
萌乃「間宮さんって、カッコいいの?」
香坂瑠奈「ええ!?」
萌乃「気になって仕方ないんでしょ~? 私もどんな人なのか気になる!」
香坂瑠奈「初めて会ったときは全然カッコよくなくて、絶対ときめかないって思ったんだけど」
香坂瑠奈「デート当日は、別人みたいになってて、驚いた」
萌乃「へぇ~。 ギャップにやられちゃったんだ」
香坂瑠奈「ど、どうかなぁ?」
香坂瑠奈「私を楽しませようと、いろいろと考えてくれて」
萌乃「うんうん♪ いいじゃん!」
香坂瑠奈「なのに・・・ 私ってば、怪我させちゃって~!」
萌乃「あー・・・」
萌乃「でもさ、疑似恋愛するってことは接触からは逃れられないよぉ。早く知ってもらえてよかったじゃん?」
香坂瑠奈「そう・・・だね。 でも、もう1週間も連絡がないの」
萌乃「瑠奈っちから、LINEくらい送ってみればいいのにぃ」
香坂瑠奈「で、できないよ! 私のせいで怪我してるのに!」
萌乃「ん~まぁ、でもさぁ」
萌乃「瑠奈っち・・・間宮さんのこと、好きになりかけてるんだね~♪」
香坂瑠奈「え! なななんでぇ!?」
萌乃「だってぇ、表情がなんか違うし♪ 連絡がなくて、そんなに気になるのは そういうこと、なんじゃない?」
香坂瑠奈「き、気になるのは、私が怪我させちゃったからで!」
萌乃「あは! まあまあ♪ 恋愛初心者なんだし、ゆっくりでいいんじゃない?」
萌乃「ついに瑠奈っちとも、恋バナができるようになって、私も嬉しいよ~♪」
香坂瑠奈「も~! 萌乃ったら!」

〇試着室
香坂瑠奈「萌乃ー! 着替えたー?」
萌乃「ほぉーい!」
萌乃「どーだぁ! ご主人様~♪」
香坂瑠奈「わ~♪ 可愛い! 萌乃っぽい!」
香坂瑠奈「でも、インパクトはないかも」
萌乃「そう? じゃあ次!」
香坂瑠奈(どんな衣装かなぁ)
萌乃「巫女~♪ どう?」
香坂瑠奈「似合ってるけど、暑くないかな?」
萌乃「・・・そっかぁ。じゃあ次!」
香坂瑠奈「わくわく♪」
萌乃「じゃじゃーん!」
香坂瑠奈「ええ!?」
萌乃「ダーメかぁ~」
萌乃「瑠奈っち、どーよ♪」
香坂瑠奈「う~ん・・・季節感は?」
萌乃「あ~ん」
萌乃「もう、これしかな~い!」
香坂瑠奈「萌乃~! すっごくいいじゃん!」
萌乃「じゃあ、これに決ーめた♪」

〇ショッピングモールのフードコート
香坂瑠奈「も、萌乃~・・・今日はコスプレじゃなくってもいいんじゃない?」
萌乃「え~? だってさぁ 人の目に慣れときたいじゃん?」
少女A「ママ~! あの人なんで羽がついてるの~?」
女性A「え! えっと なにかのイベントかしらねぇ」
香坂瑠奈(うわ~ん 目立ちすぎだよぉ・・・)
萌乃「瑠奈っち、たくさん衣装着て疲れたから、少し休もうよぉ」
少年A「あ! あれ悪魔だよ!」
少女A「え~、こわ~い・・・」
少年A「僕が退治してやるよ!」
萌乃「はーっはっは! キミに私が退治できるかなぁ?」
少年A「出たな! 悪魔!」
萌乃「ノンノ~ン♪ 悪魔じゃなくて、小悪魔だよん! キミなんて手のひらで転がしちゃうんだから♪」
少年A「転がるの!? 僕、転がりた~い!」
萌乃「よーし! じゃあ一緒に~♪」
「コロコロ~♪ コロコロ~♪」
香坂瑠奈「ちょ! ちょっと、萌乃~」
香坂瑠奈(ひゃ~! めちゃくちゃ、注目浴びてるし~!)
香坂瑠奈(・・・ん?)
香坂瑠奈「あれ!? もしかして」
香坂瑠奈「え! 間宮さん!?」
間宮貴史「瑠奈さん!」
香坂瑠奈(こんなところで、会えるなんて・・・)
香坂瑠奈「お、お買い物ですか?」
間宮貴史「ええ。仕事関係の本を買いに」
間宮貴史「瑠奈さんも買い物ですか?」
香坂瑠奈「えっと・・・私は付き添いで」
萌乃「ふぅ。ちびっ子の相手するのも疲れるわぁ」
萌乃「あれ? 瑠奈っち、この人知り合い?」
香坂瑠奈「この人が・・・間宮さん」
萌乃「ええ!」
萌乃「この人がぁ?」
香坂瑠奈「・・・そう、なんだよね」
間宮貴史「こんにちは。瑠奈さんのお友達ですか?」
萌乃「は、はい! 萌乃と言います! 今日は、瑠奈っちに買い物に付き合ってもらって・・・」
萌乃「あ! あぁー、今、サタンの兄貴から招集命令が来たでごわす! 急いでいかねばならぬので、あっしはドロンするぞよ!」
香坂瑠奈(萌乃・・・テンパりすぎてキャラ渋滞してる)
萌乃「じゃあ瑠奈っち、頑張って♪」
香坂瑠奈(・・・萌乃ってば)
間宮貴史「はは・・・楽しいお友達ですね」
香坂瑠奈「はい♪ 大切な親友です。 すみません。慌ただしくて」
間宮貴史「いえいえ」
間宮貴史「あの、瑠奈さん。 お時間あれば、少しお話しませんか?」
香坂瑠奈「あ、はい」

〇休憩スペース
香坂瑠奈「あのぅ、間宮さん」
香坂瑠奈「怪我の具合は?」
間宮貴史「ああ、怪我っていうほどのものじゃなかったから、すぐに良くなりましたよ」
香坂瑠奈「はー・・・そうでしたか」
香坂瑠奈「よかった・・・。1週間連絡がなかったから、怪我の具合が良くないのかと」
間宮貴史「ああ! それはすみません。 ひとことお伝えしとくべきでしたね」
間宮貴史「心配させてしまったようで」
間宮貴史「どうも気が利かなくてダメですね」
香坂瑠奈「あ! いいえ、お元気ならいいんです」
間宮貴史「実は、この1週間仕事を前倒しで片づけてまして」
香坂瑠奈「前倒し? どうしてですか?」
間宮貴史「瑠奈さんとの時間を増やすためですよ」
香坂瑠奈「え!」
香坂瑠奈「そ、そうだったんですね」
香坂瑠奈「私、連絡がないのは、怪我も、ですけど、てっきり嫌われてしまったのかと・・・」
間宮貴史「私は・・・ずっと瑠奈さんのことを考えていましたよ」
間宮貴史「その証拠に・・・これ」
間宮貴史「あ! きちんと包んでもらえばよかったですね!」
香坂瑠奈「中、見てもいいですか?」
間宮貴史「もちろん!」
香坂瑠奈「わ! かわいい♪ ブローチですか?」
間宮貴史「ええ。さっき雑貨店で見かけて・・・瑠奈さん、ひまわり好きでしたよね?」
香坂瑠奈「はい♪」
香坂瑠奈(ひまわり好きなの、覚えててくれたんだ)
間宮貴史「うさぎも瑠奈さんぽくて可愛くて、つい買ってしまいました」
香坂瑠奈(こんなの・・・嬉しすぎて、ホントに好きになっちゃうよ~!)
  ー To Be Continued ー

次のエピソード:4.あなたを受け止めます

コメント

  • 瑠奈は恋愛経験ゼロだからなのかな😂
    自分から!連絡していいんだよ~!
    間宮さんものんびりやさん😂
    二人とも似たペースだから、相性はいいのかもしれないですね。でもおばあちゃんが気になる……ペース上げてこー!👊⭐️

  • いい。すごくいい!
    純粋な恋愛大好きなのでニマニマしながら読んでいました!
    願わくばこのまま上手くいって欲しいのですが、そうは問屋が卸さないならぬ、そうは作者が許さない!のでしょうね😁

  • 安心して見られるキュン!
    お友達も楽しくていいですね😆

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