ミラクルマジカルガール

どんぐり

新たなる力!ミラクルマジカルクローバーアタック!(脚本)

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〇広い公園
  前回のあらすじ。
  ラジオ体操のために公園に集まった一同。
  しかし、突如現れたダークランドの刺客、スケアーが現れ、ディザスターが出現。
  桃子たちは、ミラクルマジカルガールに変身し、戦いを繰り広げるも、手も足も出なかった。
チアフルエレガント「今までの攻撃が通用しないなんて信じられない!」
チアフルスマイル「一体、どうしたらいいの?」
  果たして、ミラクルマジカルガールの運命やいかに。

〇家の廊下
ジョイフル「ハートフルの奴、桃子ちゃんたちが心配であっちに行ったそうだが、心配だな」
グレートフル「僕らも行った方がいいね」
デライト「ですよね」
グレートフル「ハートフルからだ!」
ハートフル「お兄様!スケアーが現れて桃子ちゃんたちが苦しんでるの!」
グレートフル「分かった!すぐに向かう!」
デライト「僕が行きます!」
ジョイフル「なんかあったら、すぐに連絡しろよ!」
グレートフル「店は僕らが何とかする!」
デライト「わかりました」

〇広い公園
スケアー「もはや手も足も出ないですな」
チアフルスマイル「今までの攻撃が効かないなんて!」
チアフルシック「どうしたらいいの!?」
チアフルポップ「このままじゃみんなが危ないわ!」
チアフルエレガント「スケアーを倒さなくっちゃ!」
ハートフル「デライト様!」
デライト「祈りましょう、ハートフル」
ハートフル「そうね!」
(どうか、桃子ちゃんたちを助けてください!)
  その時だった。
ハピネス「ミラクルマジカルガールの皆さん、あなたたちに力を差し上げましょう」
「あなたは?」
ハピネス「私は、チアフルキングダムの女神、ハピネスと申します」
「女神さまですか?」
ハピネス「はい。今あなた方が持ってる、ミラクルマジカルステッキですが、それでハートを描いてみてください」
チアフルスマイル「ステッキで、ハートを描いてますけど....」
ハピネス「実は、4人同時にハートを描くことで、そのハートが四つになり、幸せのクローバーが出来上がります」
チアフルエレガント「なるほど」
ハピネス「その時に、「ミラクルマジカルクローバーアタック!」と4人一斉に叫んでください。強力な力が解き放たれます」
チアフルスマイル「やってみます」
ハピネス「健闘を祈りますよ」
  ハピネスは、その場を去った。
チアフルスマイル「一か八か、やってみよう!」
「そうね!」
チアフルエレガント「私たちは、たとえどんなことがあっても、負けないんだから!」
  桃子たちは、一斉に叫んだ!
チアフルスマイル「チアフルスマイルハート!それっ!」
チアフルシック「チアフルシックハート!それっ!」
チアフルポップ「チアフルポップハート!それっ!」
チアフルエレガント「チアフルエレガントハート!それっ!」
  4人は、一斉に叫んだ。
  その時に出てきた大きなハートがクローバーとなっていく。
チアフルスマイル「やったぁ!ハートが4つになって、四葉のクローバーができたわ!みんな、一斉に叫ぶわよ!」
「オッケー! ミラクルマジカルクローバーアタック!!」
チアフルスマイル「ミラクルマジカルクローバーアタック!!」
「ミンナハッピー.....」
スケアー「うわーっ!!!クライ様ー!!!」
  スケアーは、ジョイというインコに戻った。そう、彼は敵幹部に憑依されていたのだ。そして、ネズミは、その場を去った。
「みんな明るく、」
チアフルスマイル「笑顔♪」

〇魔界
クライ「馬鹿な!スケアーが離反だと!?」
ホリブル「忌々しいあいつらだ!」
トラジディー「こうなったらまた僕ちゃんが行くしかないでしょう!」
クライ「そうだな。我々も対策を練ろう」

〇広い公園
春野桃子「事件解決ね!」
夏木藍衣「ところで、あの鳥はどうするの?」
春野桃子「私、鳥の巣箱作るから、そこを鳥のお家にするの!」
夏木藍衣「いいアイデアね!」
秋月萌黄「私も自由研究頑張ってるわ!」
冬元茜音「私も夏休みの宿題、進めてるわ」
町内会の男性「はい、それではラジオ体操を始めますよ!」
町内会の女性「体操の隊形に開いてください!」
  こうして、ラジオ体操は無事に開催された。そして終了後。
町内会の女性「はい、皆さんまた明日!」
町内会の男性「ちゃんと来てくださいね」
ハートフル「じゃあ私も戻ってショップの開店準備しなきゃ!」
デライト「そうしましょう」
  ラジオ体操を終えた面々は、家に帰って行った。

〇シックなリビング
春野桃子「ただいまー!」
春野雫「お帰り、桃子。その箱に入ってるのは?」
春野桃子「友達からもらった小鳥よ。家族が増えたから里子に出してたの。午後に作る鳥の巣箱に入れて飼ってもいいでしょう?」
春野雫「いいけど、ちゃんと面倒見るのよ。鳥の巣箱ができるまでは、箱の中に入れといてね」
春野桃子「わかったわ。そろそろ「こどもモーニングタイム」の時間ね!」
春野雫「8時になったら、学校へプールに行くんでしょう?終わったら水着とか持たないとね」
春野桃子「帰ってから、お昼ご飯を食べて鳥の巣箱を作るわ!」
  桃子はそういうと、テレビをつけた。
春野桃子「始まったわ!」
  こどもモーニングタイムが始まるよ!
石上宗悟「みんなおはよう!夏休み、有意義に過ごしてるかい?石上宗悟お兄さんだよ!」
ナンシー「グッモーニン!早寝早起きは大切よ!ナンシーお姉さんでーす!」
ジョン「イェース!有意義に過ごしてるか?ジョンお兄さんだ!」
伊東絢音「そしてニコニコ笑顔が自慢の絢音でーす! 朝のうちに勉強や草取りとかをしておくといいわよ!」
石上宗悟「外での草取りの時は、蚊に刺されないように長袖の服を着ること!蚊取り線香も忘れずに!」
ナンシー「まずは、ジョンとナンシーのイングリッシュコーナーよ!」
  桃子は、「こどもモーニングタイム」を楽しんだ。
春野桃子「じゃあ今から支度していくから、小鳥さんのこと、よろしくね」
春野雫「わかったわ。気を付けてね」

〇学校のプール
  学校のプールにて。
大久保樹「それで、あの小鳥はどうしたんだ?」
春野桃子「ママに言ったら、許可してくれたよ!」
三村泰「桃子ちゃん、よかったね!」
春野桃子「夏休みの宿題で、鳥の巣箱作るから、ちょうどよかったわ!」
夏木藍衣「牛乳パックからでも気軽に作れるしね」
秋月萌黄「私も、夏休みの宿題、進めてるわ。昨日は手巻き寿司のレシピを夏休みの宿題にしたの!みんな喜んでたわ!」
冬元茜音「よかったわね、萌黄ちゃん」
  メンバーは、プールでの楽しいひと時を過ごした。

〇リサイクルショップの中
ハートフル「それでね、桃子ちゃん、あの鳥を自分のお家で飼うことにしたって、さっきミラクルマジカルウォッチで教えてくれたの」
ジョイフル「よかったな」
グレートフル「今回の件だけど、ハピネス様に助けられた感はあるな」
ジョイフル「あの女神さまは、俺らのことをずっと見守ってくれてたからな」
グレートフル「しかし、ダークランドも今後戦力を増す可能性はある。警戒しなきゃ!」
ハートフル「何とかして、チアフルキングダムを平和な世界にしないと!」
ジョイフル「俺らも、桃子ちゃんたちも、チームの結束を深めないとな。合宿、検討するか!」
  面々は、合宿をすることで、チームの結束を深めることにした。

〇シックなリビング
  その日の午後。
春野桃子「じゃあママ、お昼ご飯食べたから、牛乳パックで鳥の巣箱を作るわね。そこに来た鳥をテーマにした自由研究もするの」
春野雫「自由研究と工作の宿題ができて、一石二鳥ね」
春野桃子「頑張って作るわ」
春野雫「そう来なくっちゃね。 空になった牛乳パックは、台所の脇にあるから、それを使ってね」
  1時間後。
春野桃子「できたわ!」
春野雫「いいのができたわね」

〇おしゃれなリビングダイニング
  そのころ、夏木家では。
夏木翼「夏休みの宿題、順調?」
夏木藍衣「もちろんよ。自由研究に料理、工作の宿題もあるしね」
夏木翼「そういえば今日からおじいちゃんとおばあちゃんが老人会で旅行だから、家のこともしっかりとやらないとね」
夏木藍衣「兄さんも、スケジュール不規則だもんね。しっかり留守番できるわ」
夏木翼「今日は非番だからいいけどね。父さんと母さんは今勤務中だしね」
夏木藍衣「読書感想文も済ませたし、料理に工作の宿題、頑張らないと!」

〇可愛らしい部屋
秋月萌黄「夏休みの宿題、かなり片付いてきたわ。工作の宿題をしなくっちゃ」
秋月萌黄「誰かしら?」
秋月萌黄「お兄様!」
秋月雄二「宿題、進んでるか?俺は英語の宿題が終わった」
秋月萌黄「実は、工作の宿題で考えてたの」
秋月雄二「しょうがねぇな。俺のスマホ貸してやるから、そこから何を作るか考えてみなよ」
秋月萌黄「ありがとう」
  数分後。
秋月雄二「何か見つけたか?」
秋月萌黄「これにするわ!手作りネックレス!」
秋月雄二「お前らしいな」
秋月萌黄「お姉様と一緒に作ろうかと思うの!」
秋月雄二「じゃ、今夜話してみないとな」

〇綺麗なダイニング
冬元紀彦「夏休みの宿題、進んでるかい?」
冬元茜音「自由研究は、和製英語をテーマにしようと思うの!」
冬元あこ「観察日記も順調よ!」
冬元莉子「それはよかったわ!」

〇おしゃれなリビングダイニング
  その夜。
夏木智也「愛奈のところに行く日はもう決めてるのかい?」
夏木藍衣「兄さんと一緒に行こうと思うの」
夏木さくら「向こうの都合も聞かないとね」
夏木翼「僕も聞いてみるから」
  数分後。
夏木翼「来月なら問題ないそうだ」
夏木智也「じゃあスケジュール組まないとね」
夏木翼「僕のスケジュールも確認しないとね。幸い今日は非番だったけどね」

〇シックなリビング
春野桃子「料理の宿題の件、明日の昼にママと一緒に買い物に行ったときに選ぶ予定なの」
春野雫「麺類がテーマだって言ってたわよね?」
春野桃子「そうよ」
春野雫「じゃあ明日の昼、一緒に行きましょう」
春野桃子「今日手に入れた小鳥は樹君に見てもらうわ」
春野正幹「じゃあ昭雄に頼み込んでみる」
  数分後。
大久保昭雄「問題ないよ」
春野正幹「ありがとう、昭雄」
春野桃子「よかったわ!」

〇魔王城の部屋
クライ「スケアーの殉職を受けて我々も対策を強化せねばなるまい!」
サッドネス「ま、うるさいあいつがいなくなり、ほっとしてるぜ」
クライ「お前、なんてことを言うんだ!仲間を失ったんだぞ!この前のダークプリンセスとメランコリーの離反の時も笑ってたろう!」
クルエル「わらわに汚名返上のチャンスをお与え下され」
クライ「いいだろう」

〇店の事務室
ファイン「何してるの?」
ジョイフル「チーム強化合宿の計画書だよ」
ジョイン「合宿をすることで、チームの結束を深めるんでしょう?」
ジョイフル「正解。俺たちの慰安旅行も兼ねてる」
グレートフル「兄さん、だいぶ店長が板についてきたな」
ジョイフル「当り前じゃないか。俺はこの店のオーナーだからな。中学校の時の職場体験活動事業にも協力したぜ」

〇リサイクルショップの中
  回想。
ジョイフル「城之内ショップへようこそ。店長の城之内譲二です」
グレートフル「今日一日、この店のことをよく学んでくださいね」
城之内花江「体験中は、携帯電話をカバンの中にしまって、ロッカーに入れて下さいね」
城之内珠璃「何かあったらすぐ、スタッフに行ってください」

〇店の事務室
ジョイフル「中学生たちにちゃんといいところも見せられて、よかったな」
グレートフル「そうだね」
ファイン「だから安定した売り上げになったのね」
ジョイン「ポスター作り、私達も手伝ったから、宣伝活動も功を奏したわね」
ジョイフル「さてと、区切りもつけたし、そろそろ風呂入って寝るか」
グレートフル「そうだね。明日も早いし」
  彼らは、寝床についた。

次のエピソード:夏休みのプール!やってきたのは大学生!

コメント

  • まさか自由研究の伏線をそう回収してくるとは……

  • 敵を倒した(ダークランド側から見れば仲間を失った)事により、両陣営が戦力拡大へ力を入れ始めましたね。

    それにしても元の小鳥に戻った敵を自由研究として飼育するとは……。
    桃子ちゃん優しい子ですね。

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