愛天使世紀 ウェディングアップル

ウェディングアップル・シナリオ制作チーム

第3話 愛天使華麗に登場③(脚本)

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〇水玉2
アップル「新郎、博さんのほんの些細な妬み心に取り憑いて・・・愛を壊す魔霊は許せない」
アップル「このウェディング・アップルが不滅の愛を教えてあげるわ」

〇森の中
  アップルが口上を言い終えた瞬間、世界が白黒に変化した。

〇森の中
  アップルと魔霊以外の人々は、時間が止まったかのように固まっている。
魔霊「な、なんだ、この世界は?」
魔霊「グオォォォ~ッ」
  魔霊は世界の変化に驚きつつも、再びアップルに攻撃の狙いを定めた。
アップル「わっ」
  後方にジャンプして攻撃を避けるアップル。しかし魔霊は突進を続ける。
  右へ左へとジャンプして攻撃を避けるが、思わず転んでしまう。
  その隙を突いて魔霊が飛びかかるが、転がってなんとか攻撃を避けた。
  そのとき、アップルの腰にあるベルがリンリンと鳴った。
アップル「ウエディング・ベル!」
  リン、リン、リン
魔霊「ウオォォォ~~」
  魔霊の意識の中に、椿の記憶が流れ込む。

〇ラブホテル
雪代椿「ごめんなさい」
雪代椿「わたくし、行けませんわ」
雪代椿「わたくし、結婚を約束した・・・好きな人がおりますの」

〇森の中
魔霊「嘘だ・・・こんな幻覚に惑わされるものか」
魔霊「俺は・・・間違ってなどいない・・・はずだぁ!」
  リンリンリン
アップル「椿さんを信じてあげて!」
魔霊「ウオォォォ~ッ」
女神「いまです!」
女神「そのラブリィ・ショットを使って、人の体に入った魔霊を追い出すのです」
アップル「ラブリィ・ショット・・・?」
  アップルは腰にぶら下げていたカメラ型のアイテムを手に取った。

〇水玉2
アップル「こっちを向いて、はい、LOVEポーズ」

〇森の中
アップル「悪霊、消滅~~!」
魔霊「ウオォォォ~ッ」
三田村博「・・・・・・」
三田村博「・・・・・・」
アップル「以上をもちまして、本日の事件は滞りなく解決し、お開きでございます」

〇森の中
  アップルが言葉を言い終えると、白黒の世界は再び元の鮮やかさを取り戻した。
  林檎が手にしていたラブリィ・ショットの中から、一枚のプリクラシールが現れる。
朝陽林檎「これはいったい・・・?」
三田村博「俺は・・・何をしていたんだ?」
三田村博「そうだ、椿!」
  博は椿の元へ駆け寄ると、彼女をしっかりと抱き締めた。
雪代椿「博さん・・・」
  キラキラと光る木漏れ日の下で、抱き合う椿と博。
  林檎もそれを見て思わず笑顔になった。
朝陽林檎「あっ、いけない! 椿さんに渡すティアラを持って来なくちゃ」

〇綺麗な教会
  結婚式場内を包んでいた黒い妖気が、みるみる千切れて消えていく。
  倒れていた人々が、意識を取り戻して立ち上がり始めた。
人々「私達、どうしていたのかしら?」
青年「・・・?」

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次のエピソード:第4話 麗しの桃色吐息①

コメント

  • これ、絶対アニメ化されるべきです

  • このストーリーの流れのオチ。ビックリしました!
    ヒロインモノの場合は対象者が仲直りしてハッピーエンド♬と、なりがちですが、本当の意味でのハッピーエンドになりましたね。「そう来たか!」と、思わず膝を打ちました。
    続きが楽しみです!

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