善悪の境目

灰螺蛛蜘

前に出る影(脚本)

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〇モヤモヤ
  ・・・・・・・・・
  ・・・・・・
  ・・・
  神崎さんとイベントに行き、俺は違和感のある間や態度を感じ取ったが、食事をして忘れた。
  食事中に神崎さんは、用事が入り突然帰った。
  まあ、社長だし休日でも忙しいんだろうと思っていたのだが・・・
  帰ろうとしたら裕二から連絡があり、裕二に会いに行った。
  裕二は終始楽しそうにしながら、会社倒産の流れや神崎さんに相談してから倒産したと話していた。
  確かに俺は裕二を助けられなかったかもしれない。
  しかし、多大なストレスで楽しそうに話していた裕二と、神崎さんの動きにいよいよ不審に思う。
  神崎さんの狙いとは・・・
  神崎さんの善意ならここまでモヤモヤしないのだが、本当に善意なのか・・・?
  神崎さんとは仕事もあるので、今後の動きに警戒もしなくてはいけないのかと悩む。
  ・・・・・・・・・
  ・・・・・・
  ・・・

〇オフィスのフロア
  ザワザワ・・・・・・・・・
  ザワザワ・・・・・・・・・
  出社すると、始業前なのにフロアがざわついていた。
  後輩が俺に気付いて、話しかけに来た。
「あ、稲荷さん・・・おはようございます。」
稲荷紡「おはようございます。」
稲荷紡「どうしたんですか?」
稲荷紡「このざわつき・・・。」
「え・・・と、ぜ、是非・・・その・・・机見てください・・・。」
  後輩は居心地悪そうにし、その場をそそくさと去って自席に着いた。
稲荷紡(机・・・?)
  後輩を横目で見ながら自席に着こうとしたが・・・
  机の上には新聞が置かれていた。
  不審に思いながら席について、新聞を読みこんでいくと・・・
  『上司は32階の女性社員とホット♡な関係♡』
  『実話!!セクハラ魔の上司の本性!!』
  『上司パワハラ好きか!?逃げろ妻子!!』
  まるで下世話なそういう雑誌のような見出しが目を引く。
  文章を読むと、詳細に生々しく書いてあり、証拠の写真が物語っていた。
  雑誌だと写真はモザイクの筈だが、手元にあるそれはモザイク無しで、
  嫌味な上司と若い新入社員の女性が乱れたスーツの上から、胸を揉まれながら宿泊施設から出てくる写真だった。
  上司の妻子と楽しそうにしている写真や、新入社員と産婦人科から出てくる写真・・・
  すれ違いざまに別の女子社員のお尻を掴む写真、そして・・・・・・
  俺の肩に、右手を伸ばした写真が乗っていた。
稲荷紡(これはまるで・・・。)
  まるで殴られたように見えた。
稲荷紡(こんな写真いつのまに・・・。)
  つい最近の出来事で、その場に居た人間を思い出してもそこにフロアの全員が居た。
  誰が撮ってもおかしくないし、しかし誰がやるんだと思っていた。
  思考を巡らせても答えは出てこなく、答えが見えてこない。
  長考していると、ドスドスと足音を立てながらザワつくフロアにその人は来た。
「なんだなんだ? 今日はやけに皆元気じゃねぇか。」
「そろそろ始業だぞ。 さっさと席について、打刻しろ。」
  ザワつく皆は上司の嫌味に即座に静まり、四方八方から静かにキーボードを叩く音がする。
  何人もの人物が、チラチラと新聞の登場人物である俺と上司を見ている。
  上司は俺に気味の悪い笑みをしながら近付くが、手に持っている紙を見て驚いていた。
  内容を少し確認して、すぐさまひったくった。
「な、なんだこれは!?」
「お前か!?お前なのか!?」
稲荷紡「来る時にはありました。 このフロア全体の机に置かれていたようです。」
「なんだと!?」
「だ、誰だ!?」
「一番最初に来たのは誰だ!?」
  上司は怒鳴り声を振り撒き、ガラス窓を震えさせる勢いだった。
  冷静に上司に答えても、よりボルテージが上がってフロア全体を睨んで叫んでいた。
  床をドンドン踏みつけ、見回している。
「ぼ・・・わたしですけど。」
  後輩が名乗り出た。
「わ、私が会社に到着した時には置いてあり、社報かと思いました・・・。」
「なぜ捨てない・・・!!」
「なぜ捨てなかった!?」
「社報かと、か、勘違いしてそのままにして・・・」
「その、何人かが来て言われて初めて・・・。」
「言い訳か!?」
「言い訳なのか!?」
  泣きそうになる後輩に、上司は執拗に責めていたように見えた。
  時間をチラリと見ると、打刻時間まであと少しなので割って入る。
稲荷紡「始業まで後少しのようですが、打刻されなくてよろしいのでしょうか?」
稲荷紡「この話は後ですればよろしいのではないですか?」
稲荷紡「大事な話かと思われますが、またこちらのフロアへ来て遅刻されては、困りますよね?」
「ぐっ・・・!!」
「くっっっそ・・・!!」
  上司は慌ててフロアを出ていこうとして、何故かいつの間にか居た神崎さんとぶつかり、上司は無言で相手を見ずに去っていた。
稲荷紡「神崎さん・・・?」
神埼豊「稲荷さん、おはようございます。」
神埼豊「上司さん、ご機嫌ななめでしたね・・・。」
神埼豊「こちら、落としていきま・・・」
稲荷紡「あっ・・・!」
稲荷紡「その・・・。」
神埼豊「これは大変ですね・・・。」
神埼豊「場所を移動しますか。」
稲荷紡「は、はい・・・。」
  ・・・・・・・・・
  ・・・・・・
  ・・・

〇綺麗な会議室
  同僚が神崎さんから、今日来る事を聞いていたようで、気を利かせて会議室を予約していた。
稲荷紡(俺は聞いていないのだが・・・。)
神埼豊「まあ、これ。」
神埼豊「これについて話しましょうか。」
稲荷紡「ええ・・・。」
  相変わらず笑顔の神崎さんを見て、何故かゾッとした。
神埼豊「これはこれは・・・ 困りましたね。」
稲荷紡「ええ・・・うちの社員のお恥ずかしい話が・・・申し訳ないです。」
神埼豊「いえ、そういう訳では無いのですよ。」
  神崎さんはゆっくりと頭を横に振り、変わらぬトーンで話し続けていた。
神埼豊「上司さんはここに書いてあるように、たくさん人には言えない事をやっていられているみたいですね。」
稲荷紡「ええ・・・。」
神埼豊「しかも、こんなゴシップ記事を書く人間がおり・・・」
神埼豊「先程一瞬ですが、社内を見たら結構この紙回っていますね。」
神埼豊「社内のお知らせの掲示板にも貼られておりました。」
稲荷紡「えぇっ!?」
神埼豊「ええ、貼られておりましたので、おそらく多くの人に恨まれていると見ています。」
稲荷紡「否定は出来ません・・・。」
神埼豊「・・・・・・。」
神埼豊「こんな人とはこれ以上共に仕事をしたくないので、私としては稲荷さんに仕事を一任していただきたいです。」
神埼豊「なので稲荷さんとは契約しますが、上司が一切関わらないようにしていただきたいです。」
稲荷紡「え・・・えぇ・・・。」
稲荷紡「可能かとは思います・・・。」
神埼豊「”かと思います”では困ります。 可能ではないと契約しません。」
稲荷紡「え、ええ・・・! そのように致します! 御社のご希望通りになるように致します。」
神埼豊「では、よろしくお願い致します。」
神埼豊「今回の件に関して、貴社で話し合って頂いて契約金に関しても、改めて明確にして明日契約に参ります。」
稲荷紡「ええ。 勿論。 明日には契約書を用意し、おうかが・・・」
神埼豊「結構です。」
神埼豊「こちらが、10時ですかね? 再度来ますので、よろしくお願い致します。」
稲荷紡「よろしいのであれば、問題ありません。 その時間までに準備を進めます。」
神埼豊「ええ、よろしくお願いしますね。」

〇モヤモヤ
  社内がザワつく中、俺は平身低頭で神崎さんを会社の出口まで見送り、急いで契約書の作り直しに取り掛かる。
  上司に契約の件を伝えたのだが、「そんなもんお前が勝手にやれ」で終わった。
  本来であれば暴れるのだが・・・
  社内に上司の奥さんが、例の新聞をもって来て騒いでると同僚に聞いた。
  いろんな人を頼り巻き込み、契約書を作り直して会議室の予約を変わってもらい、明日に備えて準備万端にし退勤した。
  フロアをあっちへこっちへ動いている時に、写真に映ってた新人社員が泣きながら走ったのを見かけた。
  大声で泣いて、強い香水の臭いと何かの甘い臭いに、思わず顔を見ると引っかき傷が見えた。
  それどころではなく、そのまますれ違った。
  どっと疲れが来てベッドに入ったのだが、疑問が湧いた。
  全て都合が良過ぎる気がする。
  神崎さんと会ってから・・・?
  上司のパワハラセクハラは、社内のほとんどは知っていた。
  しかもつい最近の出来事も、あの新聞に取り上げられていた。
  今日の出来事なのに、もう奥さんが会社に来ていた・・・
  つまり自宅にも、新聞が届いているのでは・・・?
  ガバッ
  ベッドから出て、部屋からも出て急いで集合ポストを見た。
  やはり・・・
  そこにあった・・・。
  急いで部屋に戻って、内容を見ると全く同じ内容だった。
  ここまで大掛かりにやるのか・・・?
  神崎さんと出会ってから、会社が倒産した話を裕二から聞いたのを思い出す。
  証拠は無いが、神崎さんが全てを行っている気がして怖くなった。
  神崎さんは・・・あの笑顔で何を考えているんだ・・・?

〇綺麗な会議室
  いつの間にか朝を迎えていた。
  気づいたらベッドで朝を迎えていて、通常通り出社していた。
稲荷紡(幽霊現象と違って、人間相手だし気が抜かているのかもしれない。)
稲荷紡(とにかく考えないようにしよう。)
神埼豊「よろしくお願い致します。」
稲荷紡「ええ、よろしくお願い致します。」
  作り直した契約書は、昨日関係者全員でチェックをしたので問題はない。
  上司はもう仕事どころでは無く、こちらのフロアに来る事もなかった。
稲荷紡「では、こちらが契約書です。」
  添付資料と、契約書を共に渡した。
  神崎さんはいつも通りの笑顔で、書類をじっくり見ていた。
神埼豊「問題はないようですね・・・。」
稲荷紡「ありがとうございます。」
  笑顔を崩さず書類にサインを埋めていく。
神埼豊「そういえば昨日のゴシップ記事、家に届いた人もいらしたみたいですね。」
稲荷紡「え・・・。」
  ニッコリ笑いながら書き進めていく神崎さん。
神埼豊「私の家にも来ましたが、とんでもなく恨まれているんですねぇ。」
稲荷紡「あ、そうなんですね・・・。」
稲荷紡「まあ正直に言うと、上司を好きな人は少ないですね・・・。」
神埼豊「確かにそうですね。」
稲荷紡(この人・・・こんな時に・・・。)
  静かな空間に神崎さんの走らせるペンの音だけが聞こえている。
  間があると、ドンドン疑念が膨らんで笑顔に恐怖を感じるが、我慢をする。
  突然真顔になった神崎さんが、こちらを見つめていた。
  社印と朱肉と印鑑マットを取り出して、準備を進めていく。
稲荷紡「こちらでもご用意していましたが、お持ちだったんですね。」
神埼豊「自前のが一番なので、大丈夫ですよ。」
  着々と社印を押していき、こちらをチラリと見ている。
神埼豊「気遣いをされるのであれば、その恐怖心を隠したほうがいいですよ。」
神埼豊「例えば、稲荷ヤスヒコさん・・・」
稲荷紡(え、俺のオヤジ・・・?)
神埼豊「ヤスヒコさん、昔ハマっていた外国系のホステスと子供作って大学行かせているじゃないですか・・・」
神埼豊「しかも妹さんは一線を超えて男性から金品を貰う・・・バイトとか」
神埼豊「妹さんは、高校生ではありませんか。」
神埼豊「大変ですねー。」
神埼豊「誰に似たんでしょうか?」
神埼豊「お母さんが同窓会で出会って、一夜を共にして妊娠した相手でしょうか?」
神埼豊「初恋のユキナカさんですかね?」
神埼豊「悪い人が好きなんですねー。」
神埼豊「あなただけは真面目で潔白なのに。」
稲荷紡(え)
稲荷紡(オヤジ、オフクロ、妹・・・!?)
稲荷紡(妹は・・・オフクロは・・・オヤジは・・・。)
稲荷紡「神崎さん・・・あんた、おかしいよ。」
  悲しくも驚きも辛さも、恐怖を引っくるめて感情がぐちゃぐちゃになる。
稲荷紡「会社のあの新聞もあんただろ!」
神埼豊「あら、バレてましたか。」
稲荷紡「俺んちの事情も調べて、上司やいろんな人の情報を調べてどういうつもりだよ!」
神埼豊「悪気はないんだから、良いじゃないですか。」
神埼豊「そもそも悪い事をしなければ良いんですよ。」
神埼豊「あなたみたいに、仲間外れにされてイジメられた裕二君を助ける人であれば・・・」
神埼豊「こんなに壊して、楽しみませんよ。」
神埼豊「分かりませんか・・・?」
稲荷紡「分かんねーよ!!」
神埼豊「残念ですねぇ・・・。」
神埼豊「あなたの家族の件に関しては、あなた以外の知り合いは今朝知ったのに。」
稲荷紡「はぁ!?」
  どういう事だ。
  どういう事なんだ?
  今朝俺以外知った?
  そして気付いた。
  今回の様に、誰かを破滅させる為に証拠等を振りまいたのだと・・・。
神埼豊「では、契約完了です。」
神埼豊「では、つぐさん・・・。 また会いましょうね。」
  社印を押し終わり、書類を全てこちらに渡してきた。
  神崎さんの控えだけ綺麗に抜き取られている。
  手慣れている行動に、何も言えなくなり書類を見ても全て正しく書かれていた。
  去っていく神崎さんを思い出しながら、俺はこの書類を処理してボーッとしたまま一日を終える。
  携帯を見ると、家族からの連絡や地元の知り合いと裕二から連絡が来ていた。
  裕二の連絡に辛くて涙が出る。
  でも知らなかった俺は、なんて言えば良いのか分からなかった・・・。
  俺は何も出来なかった・・・。
  裕二は昔から妹から、金品の代わりに求められていて断り続けていたこと。
  知らなかった。
  妹が中学生の時からそういうのが始まり、それを聞いたことを黙っていた事・・・。
  俺は・・・
  俺には本当に知っていて、信頼できる人が居ない・・・
  裕二しか居ない事になる。
  ・・・・・・・・・
  ・・・・・・
  ・・・

〇本棚のある部屋
  『あの大手が自社株を買っていた件に関して、分かりやすく伝えますと──』
  テレビで延々と俺が居た会社が倒産した話が聞こえる。
  ニュースキャスターが、小難しい事を言ってより分かりにくくしていた。
  『──なので、これがインサイダー取引となり、これをやってしまうと駄目なのは伝わりましたよね?』
  全くもって伝わらない。
  テレビは専門家達が話し合ったり、キャスターが引っかき回したりしている。
  『闇金に関しても、この件は良くある事なんですか?』
  キャスターがとても興味なさそうに聞いているように見えて、専門家が引きつった笑顔で答える。
  『よく起きることではないです。
  よく起きたら、それこそ普通の事になってしまいますから・・・。』
  精一杯の対応に、大変そうだなぁと思った。
  契約書に関しては、無事処理されるまで後少しの所で、会社の不正や闇金、自社株購入の証拠が全てのテレビ局に届いて大騒ぎに。
  まだ余罪もあり、詐欺グループに自社の商品を無料提供する代わりに、契約を取っている事も発覚。
  回復は不可能となった。
  俺に関わる話だと、上司が昇給の査定を適当にしていた事も発覚し、それ相応の対価を支払われた。
  全てが終わった気がした。
  たった一人の人間が、全てを壊した事に驚愕しつつ、己の無力さに気付いた。
  裕二の状況に異変を感じつつ、俺は助けられなかった。
  神崎さんがあの笑顔で、全てを焼き払っていった。
  両親は離婚して、妹は俺の所か裕二の所に何故か行こうとしたが、オフクロと共に消えた。
  オヤジは仕事をクビになってしまったらしい。
  子供を作った外国人と一緒になろうとしたが、仕事を辞めたのを知って消えたらしい。
  あっさり実家を売って、日雇い派遣をやっているらしい。
  オフクロは、初恋のユキナカさんの奥さんから許されたらしいが、ユキナカさんは元々奥さんと仲がよく、
  奥さんが妊娠している時に、若い頃の鬱憤でオフクロと・・・
  離婚意思はなく、知らない土地に消えたらしい。
  家族からひたすら一方的なメールをもらって、滅多に連絡しないのに弁解しているようで返信はしなかった。
  もうどうでも良くなった。
  俺が家族だと思ってただけで、俺の知らない事ばかりやっていた。
  秘密は否定しない。
  こんな形の秘密は嫌だった。
  胃がムカついてしまう。
  家に居るだけで辛くなる。

〇川沿いの公園
  冬は終わり春も通り過ぎて、夏も来る季節なのに、雨は冷たかった。
  雨のせいか誰も居ない公園が有り、泣きながら椅子に座った。
  泣くしか出来なく、冷たい雨の中涙だけ暖かった。
  俺の生活は一変し、やりがいがあった仕事も失い、家族も失った。
  仕事を探す気にもならず、ただ日々を費やした。
  突然後ろから一本の傘が、隣に置かれた。
  驚いて涙を拭って、顔をあげると・・・
神埼豊「悪気は無かったんですよ。」
神埼豊「悪気はね。」
  傘をさした笑顔の神崎さんが、俺に手を差し出した。
  それに対して俺は・・・・・・
  ・・・・・・・・・
  ・・・・・・
  ・・・
  終わり

コメント

  • 人物描写の生々しさと、じわじわ進行していく不気味さがマッチしていて、最後までドキドキしながら読ませていただきました。タイトルの通り、善悪の判断をどう考えればいいのか、価値観を揺さぶられる思いがしました。重厚なテーマを描き切った筆力に脱帽します、素敵な作品をありがとうございます!

  • 作品にテーマ性が強くて、考えさせられる内容でした。間の作り方など絶妙で、演出も引きこまれます。人物にリアリティがあるのがとても好きでした。最後まで面白く、ノンストップで読みました!

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