異世界転生に本格ミステリぶっこんだら、新感覚ざまぁになりました!

高岩唯丑

エピソード2(脚本)

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〇開けた交差点
ロク「新作早く読みたいなぁ」
  人気のミステリー作家の新刊が出て、やっと手に入れた。その事が嬉しくて、ついつい声を出して、そんな事を言ってしまう。
ロク「どんなトリックだろうか」
  なんとなく、どういう事件が起こるのか、あらすじを読んで知っていた。
  そこからすでにいろいろな妄想をして、新刊が手に入らない時間を過ごした。
  やっと、どんな事件で、どんなトリックが使われるのか、楽しむ事ができる。
ロク「早く靑にならないかな」
  僕は横断歩道に差し掛かって、足を止める。赤になる前に、走ってわたってしまおうかと思ったけど、やめておいた。
  後から来た何人かの人たちが、横断歩道に並び始める。視界の端にトラックのライトが見える。
ロク「あっ」
  一瞬何が起こったか、わからなかった。
  でも迫るトラックが目に入り、それがスローモーションに見えて、妙に頭が冴えて、理解してしまった。僕は後ろから押されたのだ。
  僕は押した人間に視線を送る。暗くてよく見えない。動機は何だろう。恨まれていたか、ただの快楽殺人か。
  どっちにしても、この状況では、事故に見える可能性がある。そう思った時、僕の意識は途切れた。

〇幻想2
ロク「・・・・・・あれ」
  僕は目が覚めると、光が溢れる場所に居た。
「こんにちは」
  僕が視点を定められずにいると、そんな声と共に、誰もいなかったはずの場所から、女性が現れた。
ロク「え?! なに?!」
  僕は身構えて、突然現れた女性に、そう問いかける。女性は優しく微笑んで口を開いた。
モリアテ「あなたは死んでしまったのです」

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