エピソード4(脚本)
〇車内
佐々木宙「現場着いたぞー」
女の子「んぅ~ん、つぅいた?」
目を開けると、目的地についていた。
私とこころちゃんは車に乗った瞬間、眠りに落ちていたらしい。
女の子との添い寝は、実にぐっすりと眠れた。
目覚めは最悪だが。
千頭和 由愛葉「佐々ちゃん。こころちゃんぐっすり寝てたじゃん。チョットは考えな?」
私は、親切に教えてくれる佐々ちゃんに逆切れした。
佐々木宙「有難く思えこのドジっ子!俺はコーヒー買ってくる」
と、不機嫌そうに車のドアを閉めた。
千頭和 由愛葉「ごめんね~こころちゃん。佐々ちゃんが起こして~。普段は優しいんだけど」
私が、佐々ちゃんをフォローしながら説明すると、
女の子「千頭和ちゃんって、佐々ちゃんって人好きなの?」
千頭和 由愛葉「――――――――――――――――――なっ!」
私は、めちゃくちゃ動揺した。
だって図星だから。
千頭和 由愛葉「イヤイヤイヤイヤ、私は違うよ?あんなカッコよくて、頭良くて、しっかりしてて、優しい人。好きじゃないよ?」
私は必死に説得したが、
女の子「やっぱあの人が言ってた通り、ドジっ子だね」
こころちゃんにもドジっ子判定されてしまった。