エピソード7(脚本)
大塚さんの運転する車に乗って、
さまようこと15分、とくに会話はない。
神崎 ゆい「・・・」
介護士(大塚さん)「・・・」
車内には気まずい空気が漂っていた。
仕方なく、私は
御手洗さんのファイルを眺めて、
重要そうな単語をメモった。
御手洗しず
94歳、独居
認知症・・・
書いてる途中で車が止まり、
大塚さんは着いたよといって
車から降りた。
〇古いアパート
玄関に着くなり、
大塚さんがマスクを着けた。
さらに靴にはビニール製の
シューズカバーまで被せ始めた。
介護士(大塚さん)「あ、あんたの分の マスクとシューズカバーを忘れた・・・」
介護士(大塚さん)「まあいっか・・・」
なんか嫌な予感がする・・・