日本、老人のせいで若者が疲弊する国

望月 風花

エピソード5(脚本)

日本、老人のせいで若者が疲弊する国

望月 風花

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〇荒廃した国会議事堂の大講堂
  新制度が始まれば
  国の予算が問題になるはずだ。
  しかし、元からの計画だったのか、
  国は新たに『積み立て税』
  なるものを作った。
  この税金は若いときに
  国に対して所得の一部を積み立てておき・・・
  年を取って働けなくなった際に
  支給されるというものだった。
  名前こそ違えど、
  国民年金そのものだった。

〇渋谷の雑踏
  新しい税金制度ができようものなら、
  たいていデモ活動が起こるだろう。
  だが、積み立て税では
  「 若いときに国に対して所得の一部を
  積み立てておく 」が前提の税金なので・・・
  『再雇用の老人たちからは徴収しない』
  という公約が掲げられた。
  そのため、老人たちは満足し、
  若者はもはや反対運動を起こす
  気力すらわかなかった

  このままでは老人達に潰される。

次のエピソード:エピソード6

コメント

  • 介護保険の40歳以上の負担については、その年齢はいつでも2号被保険者になり得るという妙な理屈で押し切られてますが、若者からの積立というのは、、、生々しさに溢れていますね!

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