エピソード4(脚本)
介護実習をカリキュラムに組んだことで、
校則も変化してきた。
ブラック校則で有名だった
『茶髪を黒染めに強要』も・・・
『茶髪はお年寄りが
怖がる危険があるから』という
大義名分のもと合法となった。
これまで時代と共に
自己表現とされてきたことが
次から次へと禁止になっていった。
すべてはお年寄りのためだった・・・
意識の高い高校生たちが動いた。
「奨学金とバイト代で授業料を
賄っている。介護をしている時間はない」と
必死に署名活動を行った。
〇テレビスタジオ
当時はニュースでも取り上げられた。
SNSを利用して、
五万人分の署名をかき集め、
文部科学省に提出した。
〇タワーマンション
しかし、文部科学省は
『自分達が歳をとったときに
ありがたみがわかるから』と一蹴した。
このことで高校生たちは
戦う威力を失った・・・
そこまでしてもダメだったから
何をしても無駄だという風潮が
厚い雲のように高校生たちの心を覆った。
今では不満を漏らすだけで精一杯だ。
学生へのボランティア(自発的活動)の義務化など、崇高な理念はわかるけど実態としてどーよと思うものが多々存在してますよね。介護も自発的に学び行うもののはずが、、、ですね。