ミラクルマジカルガール

どんぐり

ついに襲来!ダークプリンセス!(脚本)

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〇魔王城の部屋
クルエル「ボス、二人を奇襲に行かせて大丈夫でしょうか」
クライ「なに、二人もいればあいつらも歯が立たないはずだ」
マリシャス「ならいずれは私にも汚名返上のチャンスを」
クライ「近々な」
クルエル「わらわにもそのチャンスを」
サッドネス「で、僕の汚名返上のチャンスは?」
クライ「大丈夫。そのうち与える」
サッドネス「今度こそあいつらを倒してやるからな!世界は、ダークランドの手に!」

〇教室
  七夕まつりは無事に終了した。そんな週末明けの月曜日のことだった。
榎木麻衣「さて皆さん、おはようございます」
  おはようございます!
榎木麻衣「七夕まつりはどうでしたか?」
春野桃子「七夕そうめんもおいしかったし、七夕の飾りつけもきれいでした」
大久保樹「その日は満天の星空でした」
夏木藍衣「今度、私の両親が帰国するというニュースもその日、ありました。しかも、私の誕生日と同じ時期にです!」
榎木麻衣「それはよかったですね!」
夏木藍衣「両親はイギリスで働いていたんですが、この度日本への転勤が決まったそうです。ちなみに誕生日は、今週金曜です」
秋月萌黄「それと、間もなく夏休み!」
榎木麻衣「そうですね。来年は皆さん中学生ですから、しっかりプランを立てて夏休みを過ごしましょう」
冬元茜音「そうですね」
榎木麻衣「先生も、森月先生と七夕祭りへ行き、お互いがずっと幸せであってほしいと祈りました」
冬元茜音「先生の結婚式、今でも忘れられません!」
榎木麻衣「もう、恥ずかしいですよ.....」
  みんな大笑いした。

〇教室
森月正彦「えー、皆さま、おはようございます」
  おはようございます!
森月正彦「実は先生も七夕祭りへ行き、榎木先生と同じ願い事を書いたんですよ。「ずっとお互いが幸せでいられますように」と」
冬元あこ「私は、「水泳がうまくなりたい」と短冊に書いたんです」
霧矢ジョー「オイラなんて「柔道がうまくなりたい」と書いたんだぜ」
冬元あこ「ジョー君、柔道やってるんだね」
霧矢ジョー「当たり前だ!ヒーロー夢見てるからな」
紫吹ワタル「で、何帯?」
霧矢ジョー「緑帯だ!」
紫吹ワタル「凄いね!きっと、君なら黒帯になれるはず!」
森月正彦「霧矢君はすごいですね。紫吹君は?」
紫吹ワタル「僕は、「絵を描く人になりたい」と書きました。お母さん、漫画家だから」
霧矢ジョー「オイラ、その漫画、毎回読んでるよ」
相川みく「私は、恥ずかしいけど、「お姫様になりたい」と書きました.....」
森月正彦「悪くないと思いますよ」
宮田あきら「僕は、「絵本を描く仕事がしたい」と書きました」
  あこのクラスも大盛り上がりだった。

〇シックなリビング
  その夜のこと。
春野桃子「それでね、藍衣ちゃんの誕生日の次の日に、藍衣ちゃんの家で両親の歓迎会があるの!」
春野正幹「藍衣ちゃんへのプレゼント、何にするんだい?」
春野桃子「バスケ部に入ってるって言ってたから、タオルを贈ろうかと思うの」
春野雫「実用的なものなら、喜ばれるわね」
春野正幹「歓迎会も楽しみだね」

〇綺麗なリビング
大久保樹「というわけで、今度夏木の誕生日なんだよ。しかも、誕生日に両親が帰国するんだぜ。歓迎会もやるってさ!」
大久保昭雄「そりゃよかったね」
大久保美来「夏木ちゃんへのプレゼント、ペンダントがいいと思うわ」
大久保昭雄「いいかもね。明日の帰りに買おうか、一緒に待合せよう」
大久保樹「ありがとう!」

〇おしゃれなリビングダイニング
夏木藍衣「お父さんとお母さんに会えるの楽しみ!」
夏木翼「僕もさ。藍衣が生まれてしばらくしてからイギリスへの転勤だったし、今回の転勤で、ずっと日本での仕事になるって」
夏木藍衣「兄さんは誕生日、仕事大丈夫そう?」
夏木翼「だといいね」

〇おしゃれな居間
秋月萌黄「というわけなの。今度藍衣ちゃんの誕生日があって、さらに藍衣ちゃんの両親も帰国するから、歓迎会もやるって!」
秋月俊「じゃ、プレゼント、選ばないとね」
秋月輝子「映画のチケットなんてどうかしら?」
秋月雄二「きっと喜ぶぜ」
秋月響「家族分のチケットだから、6枚用意しないとね」
秋月萌黄「そうね!」

〇綺麗なダイニング
冬元紀彦「そうか、友達の誕生日か」
冬元莉子「そうなの。茜音ったら、「あこと一緒にプレゼント買いに行く」と張り切ってるもの」
冬元茜音「お父さん、お母さん、聞こえてるわよ」
冬元あこ「お姉ちゃんと放課後買いに行くんだもん!」
冬元紀彦「何を買うんだい?」
冬元莉子「藍衣ちゃんが好きなものを買うんでしょう?」
冬元茜音「うん!あの子、猫が好きだって言ってたから、猫の絵本を買う予定なの!」
冬元紀彦「それは喜ぶね」

〇学校の校舎
  水曜日の放課後。
大久保樹「じゃあな、桃子!また明日!」
春野桃子「樹君、また明日ね!」
夏木藍衣「今日は、お父さんとお母さんが帰ってくるから、これから兄さんと車で空港へ行くのよ」
秋月萌黄「そういえば、もうすぐ藍衣ちゃんの誕生日だったわね」
夏木藍衣「誕生日前に帰ってくるって言ってたから、楽しみよ!」
冬元茜音「誕生日と歓迎会も楽しみね!」
冬元あこ「お姉ちゃん、一緒に帰ろう!」
冬元茜音「もちろんよ、あこ!」
夏木藍衣「車が来たわ!」
夏木翼「藍衣、お待たせ!駅まで車で行くぞ!」
夏木藍衣「オッケー!」
  藍衣と翼は駅まで車で行った。

〇駅前広場
  彼らは駅近くの駐車場に車を止め、駅に入った。
夏木翼「急いで、空港行の電車に乗るぞ!」
夏木藍衣「了解!」

〇駅のホーム
  間もなく、1番線に、エアポート快速急行、中央空港行きが参ります。
夏木翼「はぐれないようにね」
夏木藍衣「わかったわ」
  二人は、空港へ行く電車に乗った。

〇走る列車
夏木藍衣「この電車で行くんでしょう?」
夏木翼「そうだよ。終点で降りるからね」

〇空港の外観
  やがて、電車は中央空港駅に到着した。
夏木翼「駅に着いたよ」
夏木藍衣「早かったわね」
夏木翼「案内板に従って到着ロビーに行こう!」

〇空港のロビー
  二人は、空港の到着ロビーに入った。おやつを食べながら、到着を待つ。
夏木翼「そろそろだぞ」
夏木藍衣「あ、来るわよ!」
夏木智也「翼!藍衣!久しぶりだなぁ!」
夏木さくら「すっかり大きくなったわね」
夏木藍衣「うん!会いたかった!」
夏木翼「僕もだよ!」
夏木智也「そういえば、お前のじいちゃんとばあちゃんは?」
夏木藍衣「家で待ってるわよ」
夏木翼「荷物はどうしたの?」
夏木智也「引っ越し屋に頼んである。俺はイギリスで仕事してた。さくら、お前だってパート勤務だったもんな」
夏木さくら「フィッシュアンドチップスを売ってたわ。白身魚のフライとポテトフライの組み合わせよ」
夏木藍衣「でもこうして日本に帰ってこれてよかったわね」
夏木翼「藍衣が小さい頃に転勤になったもんね」
夏木さくら「翼が高校を卒業して警察学校に入ったのと同時期だったもんね」
夏木智也「そんなお前が警察官とは、凄いものだよ」
夏木翼「家に向かおう。話はそれからだ」
  4人は、電車で家に向かった。

〇昔ながらの一軒家
夏木藍衣「ただいまー!」
夏木智也「帰ったよー!」
夏木さくら「ただいま帰りました、義母さん、義父さん」
夏木佳子「智也!すっかり成長したわね」
夏木昭雄「お前、すっかり変わったな」
夏木智也「まあね」
夏木藍衣「こうして6人家族にまた戻れてよかった!」
  その日の夜、一同は藍衣と翼の両親のイギリスでの話を聞いて盛り上がった。
夏木藍衣「愛奈お姉様もメッセージ送ったそうよ」
夏木智也「愛奈も頑張ってるようだね」
夏木さくら「愛奈からのプレゼントも楽しみね、藍衣」

〇教室
  そして、藍衣の誕生日になった。
榎木麻衣「えー、皆さん、今日は夏木藍衣さんの誕生日です!」
  ハッピーバースデー!!
夏木藍衣「ありがとうございます!」
榎木麻衣「この封筒の中には、クラスのみんなで書いたメッセージカードが入ってますよ!」
江口充「これは僕から!」
夏木藍衣「フォトフレームね。ありがとう!」
春野桃子「これは私からよ、藍衣ちゃん!」
夏木藍衣「スポーツタオルね!ありがとう!」
大久保樹「俺からはこれを!」
夏木藍衣「ペンダントね。ありがとう!お出かけの時につけてみるわ」
秋月萌黄「これは、私と私の家族で選んだ映画の鑑賞チケットよ!」
夏木藍衣「家族6人分ね!ありがとう!夏休みとかに行ってみるわ!」
冬元茜音「これは、あこと一緒に選んだ猫の絵本よ」
夏木藍衣「ありがとう!」
春野桃子(喜んでくれてよかったわ)

〇昔ながらの一軒家
  その夜、夏木家では。
夏木翼「それじゃあ、改めまして、せーの!」
  ハッピーバースデー、藍衣!
夏木智也「プレゼントも気に入ってくれたかい?」
夏木さくら「帰国が決まって、イギリスで買ってきたのよ」
夏木藍衣「ヘアアクセね!ありがとう!」
夏木翼「僕は、料理でいっぱいもてなすよ。明日の歓迎会でもいっぱい料理を振舞う予定だよ!友達も来るんだし」
夏木藍衣「うん!ケーキに、ピザに、お寿司に....!こんなにいっぱいの御馳走に囲まれた、最高の誕生日よ!」
夏木さくら「藍衣もいっぱい友達ができたわね!」
夏木昭雄「料理のうまい孫がいて、幸せだな」
夏木佳子「そうね」

〇昔ながらの一軒家
  そして、歓迎会の日になった。
春野桃子「こんにちはー!」
夏木藍衣「いらっしゃい!」
夏木翼「よく来たね!今日は、バーベキューで思いっきり楽しもうじゃないか」
大久保樹「こんにちはー!」
山下俊樹「おじゃましまーす!」
秋月萌黄「こんにちはー!」
冬元茜音「こんにちは!」
夏木藍衣「みんないらっしゃい!」
夏木智也「藍衣もいっぱい友達ができたもんだな」
夏木さくら「本当ね。翼も結構友達連れてきたの、覚えてるわ」
夏木藍衣(今はまだ大丈夫ね)
  食材を持ち寄ったバーベキューは、大盛況だった!
大久保樹「うっひゃ~!このソーセージ美味しいぜ!」
山下俊樹「このトウモロコシも美味しいや!」
春野桃子「うん!バーベキューの醍醐味、フランクフルトも焼きそばも美味しいわね!」
  その時だった!
メランコリー「お前たちの楽しい時間もこれで終わりだ!」
ダークプリンセス「これから恐怖と悲しみのショーが始まるの」
春野桃子「やっぱり来たのね!」
ダークプリンセス「いかにも。私はダークプリンセス。クライ様の忠誠なる部下」
メランコリー「この俺、メランコリーともども、お前たちを倒してやる!」
「出でよ、ディザスター!」
「ディザスター!!!!」
「とりつくのだ!」
「うわーっ!」
夏木藍衣「お父さん、お母さん!」
「ディザスター!」
  パニックに陥る一同!!
春野桃子「楽しいパーティーを邪魔するなんて許せない!みんな、変身しましょう!」
「オッケー!」
春野桃子「ミラクルマジカルチェーンジ!」
「ミラクルマジカルチェーンジ!」
チアフルスマイル「チアフルスマイル、可愛く登場!」
チアフルシック「チアフルシック、可憐に登場!」
チアフルポップ「チアフルポップ、元気に登場!」
チアフルエレガント「チアフルエレガント、美しく登場!」
「私達、ミラクルマジカルガール!」
チアフルスマイル「みんなの笑顔と幸せ、守ってみせる!」
ダークプリンセス「お出ましね。やっちゃいなさい!」
メランコリー「今日がお前たちの最期だ!」
「ディザスター!!!!」
チアフルスマイル「はぁーっ!!」
「それっ!!」
チアフルエレガント「受けてみなさい!」
  しかし、歯が立たなかった。
チアフルスマイル「嘘!?効かないの?」
「みんな、大丈夫?」
チアフルスマイル「ダークプリンセスとメランコリーが現れたの!」
ファイン「ダークプリンセスとメランコリー?」
ジョイン「間違いないわ!ハートフル様とデライト様よ!」
ファイン「本当だわ!確かに!」
「ハートフル様、デライト様!私達ですよ!思い出してください!」
ダークプリンセス「無駄だ。私は、クライ様に忠誠を誓うダークプリンセス。私に指図するものは、消えてもらう!」
メランコリー「私に指図は不要だ!消えろ!」
チアフルスマイル「わー!」
チアフルエレガント「嘘でしょう!?」
チアフルポップ「私達の攻撃が通じないなんて!」
チアフルシック「一体どうしたらいいの?」
  ダークプリンセスとメランコリーの前に歯が立たないミラクルマジカルガール。果たして、彼らの運命やいかに。

次のエピソード:お願い、届いて!私たちの想い!

コメント

  • 今までみたいに一筋縄では行かないようですね。
    負けるな、ミラクルマジカルガール達!

  • 大丈夫、私は信じてる。ミラクルマジカルガールはきっとみんなを笑顔にしてくれるって。

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