第一話:戦え、戦士たち(脚本)
〇駅前広場
にぎやかなまちに
モンスターが
あらわれた!
モンスターの
こうげき!
はかいこうせん!
たいへんだ!
がいろじゅが
どんどんかれていく!!
レジーナ「ふふ、いい子ね」
就活生「ば、化け物・・・!」
レジーナ「!!」
レジーナ「行きなさい」
就活生「うっ」
しゅうかつせいは
としをとってしまった!
しゅうかつせいは
たおれてしまった
しゅうかつせいの
からだから
『命の珠』がぬけていく!
レジーナ「なかなかいいエネルギー持ってるわね」
レジーナ「! 命の珠が・・・」
リュウタ
エイジ
ハナが
あらわれた!
倉石 龍太(リュウタ)「これは返してもらうぞ」
レジーナ「お前たち、 また私の邪魔をするのか!」
碧川瑛士(エイジ)「当然でしょ」
櫻井華(ハナ)「この街を好きにさせるものですか」
レジーナ「面倒な奴ら おいで、私のかわいい子たち」
たくさんの
モンスターが
あらわれた!
碧川瑛士(エイジ)「げ、なんだこいつら!」
レジーナ「こいつらの相手をしなさい 私は今手に入れた分を持ち帰るから」
櫻井華(ハナ)「にがさないわよ!」
ハナの
まえに
モンスターが!
櫻井華(ハナ)「邪魔よ!」
レジーナ「じゃあね」
レジーナは
にげだした!
碧川瑛士(エイジ)「ピンク!」
碧川瑛士(エイジ)「ヤッ!」
櫻井華(ハナ)「ありがとう、ブルー」
倉石 龍太(リュウタ)「ここは俺達に任せてあいつを」
櫻井華(ハナ)「わかったわ!」
碧川瑛士(エイジ)「よろしくねぇ♪」
〇公園通り
公園通り
赤根武瑠(タケル)「はぁ・・・今日の面接も手応えナシか」
〇面接会場
面接官「もっと自分で考えて、 自分の言葉で回答するようにしなさい」
面接官「君たちは マニュアルを読んでいるだけですね」
〇公園通り
赤根武瑠(タケル)「自分の言葉ってなんだよぉ」
赤根武瑠(タケル)「そんなの・・・ あるわけないじゃん やりたいことでもないのに」
けいたいの
アラームが
なった
赤根武瑠(タケル)「ヤバイ、次の会場行かなきゃ」
〇駅前広場
まちじゅうの
がいろじゅが
かれている!
赤根武瑠(タケル)「な、なんだこれ!」
こいぬ「わんわん」
こいぬが
あらわれた!
赤根武瑠(タケル)「あっ」
赤根武瑠(タケル)「よしよし、大丈夫か?」
赤根武瑠(タケル)「震えてる・・・何があったんだ?」
こいぬ「わん!わん!」
赤根武瑠(タケル)「よしよし よくわかんないけど、ここは危なそうだ 俺と一緒に逃げような」
こいぬ「わん!」
タケルと
こいぬは
ならんで
あるきだした!
こいぬ「うー、わんわん!」
赤根武瑠(タケル)「え、どうした急に?」
うしろから
モンスターが
あらわれた!
赤根武瑠(タケル)「うわあっ!」
タケルは
こいぬを
だきしめて
モンスターに
せをむけた!
そのとき
モンスター「!?」
モンスターが
しょうめつした!
赤根武瑠(タケル)「・・・・・・・・・」
赤根武瑠(タケル)「・・・あれ?」
赤根武瑠(タケル)「あれ 今ここにモンスターみたいなのが・・・」
『戦士の証』が
あらわれた!
赤根武瑠(タケル)「なんだ、これ・・・?」
赤根武瑠(タケル)「暖かい」
〇駅前広場
櫻井華(ハナ)「ハァハァ・・・見失っちゃった・・・?」
櫻井華(ハナ)「あなた、どうしてこんなところに」
櫻井華(ハナ)「危ないわよ、早く逃げないと」
赤根武瑠(タケル)「あ、うん・・・」
こいぬ「わん」
櫻井華(ハナ)「あら、可愛い」
櫻井華(ハナ)「よしよし」
こいぬ「!! う~わんわん!」
櫻井華(ハナ)「なによ、急に」
ハナの
うしろに
レジーナが
あらわれた!
櫻井華(ハナ)「!! しまった!」
レジーナ「油断したわね」
レジーナの
こうげき!
赤根武瑠(タケル)「逃げて!」
タケルが
ハナを
たすけた!
レジーナの
こうげきは
はずれた!
レジーナ「チッ」
赤根武瑠(タケル)「は、早く逃げて!」
櫻井華(ハナ)「何言ってるの あなたこそ早く逃げなさい!」
赤根武瑠(タケル)「い、嫌だ! 女の子を放っていけるわけが ないだろ!!」
櫻井華(ハナ)「!!」
レジーナ「あら、素敵なナイトじゃない?」
赤根武瑠(タケル)「・・・・・・・・・」
櫻井華(ハナ)「・・・・・・・・・」
レジーナ「それじゃ あなたから奪ってあげましょうか、その命」
レジーナの
こうげき!
赤根武瑠(タケル)「!!」
そのとき
ふしぎなことが
おこった!
タケルは
せんしに
へんしんした!
レジーナ「なに?」
赤根武瑠(タケル)「あれ、俺生きてる・・・?」
櫻井華(ハナ)「あなた、その姿・・・」
赤根武瑠(タケル)「え?」
赤根武瑠(タケル)「ああ!なんだこれ!?」
レジーナ「ばかな・・・戦士が増えたというの?」
櫻井華(ハナ)「無事なのね」
赤根武瑠(タケル)「は、はいなんともないです」
レジーナ「認めないわよこんなの!」
レジーナの
こうげき!
櫻井華(ハナ)「させない!」
ハナの
こうげき!
おたがいの
こうげきは
うちけしあった!
こいぬ「がう!」
こいぬの
こうげき!
レジーナ「キャッ」
レジーナから
がいろじゅの
『命の珠』が
こぼれた!
レジーナ「あ、命の珠が」
櫻井華(ハナ)「返してもらうわよ」
レジーナ「くっ」
倉石 龍太(リュウタ)「待て!」
碧川瑛士(エイジ)「おまたせー!」
レジーナ「ちっ、追い付かれたか・・・ 仕方ないわね」
レジーナは
にげだした!
碧川瑛士(エイジ)「あ、卑怯だぞ!」
倉石 龍太(リュウタ)「ピンク、ケガはないか?」
櫻井華(ハナ)「ええ、私は」
赤根武瑠(タケル)「・・・・・・・・・」
倉石 龍太(リュウタ)「! お前、そのカッコ」
赤根武瑠(タケル)「あ、あの」
碧川瑛士(エイジ)「あれ? まだオレたちの仲間っていたの?」
櫻井華(ハナ)「私だって知らないわ」
櫻井華(ハナ)「ねえあなた、 どうしてその姿に変身できたの? いつから? どうやって変身したの? どこまで知ってるの?」
赤根武瑠(タケル)「す、すすすすみません、 何も知りません!」
櫻井華(ハナ)「何も知らないってどういうこと?」
赤根武瑠(タケル)(うう、視線が痛い)
こいぬ「くぅん?」
〇研究所の中
葉隠自然研究所
葉隠拓郎(ハガクレ)「やぁ お疲れ様、みんな」
櫻井華(ハナ)「ただいま 叔父様」
倉石 龍太(リュウタ)「ただいま戻りました」
碧川瑛士(エイジ)「今日も 余裕だったよん」
赤根武瑠(タケル)「お・・・ お邪魔します」
葉隠拓郎(ハガクレ)「ん? 君は?」
櫻井華(ハナ)「彼、戦士の証が 目覚めたようなの」
葉隠拓郎(ハガクレ)「ああ、そうなんだ」
赤根武瑠(タケル)「え、えっと すみません 俺にもわかるように説明を・・・」
櫻井華(ハナ)「あなた、名前は?」
赤根武瑠(タケル)「赤根タケルです」
櫻井華(ハナ)「わかったわ ・・・タケル」
赤根武瑠(タケル)「は、はい」
赤根武瑠(タケル)「!?」
碧川瑛士(エイジ)「わぁお、 乱暴な壁ドン」
櫻井華(ハナ)「変身の力を手に入れたからには そして 私たちの正体を見たからには・・・」
櫻井華(ハナ)「これから一緒に 戦ってもらうわよ」
赤根武瑠(タケル)「え・・・」
赤根武瑠(タケル)「ええっ!?」
〇ポップ
赤根武瑠少年「俺、大きくなったら 正義のヒーローになるんだ!」
赤根武瑠(タケル)「俺がなりたかったもの やりたかったこと・・・」
赤根武瑠(タケル)「自分のこと 見つけたかもしれない」
地の文が昔のゲームの戦闘シーンの表記のようで、懐かしく感じました。物語の設定も展開も楽しく、読んでいてワクワクしてきますね!
こんばんは!
Twitterでお見かけしていてやっと読みにこれて凄く嬉しいです🙌
就活という現実から一気にバトル物へ!レンジャーのメンバーも気になるところです!
レジーナ可愛かったです😂💕🙌
明るい感じで楽しいお話でしたー!